アベ・アサド・マリキ・テロ政権 ~日本人も放射能 ”空爆” を受け続けている | ☆Dancing the Dream ☆

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ここしばらく、
「シリア日本人人質事件」について検証を行った
フリージャーナリストたちによる会合の記録や、
直に現地に足を踏み入れその目で見て来たジャーナリストたちが
行ってきた仕事に目を通していました。

もう一度、彼らが危険な現場から得てきた貴重な情報を見直し、
これらを無にしないようにしなければと思います。

国民自らが真実の情報を手放すように、政府が仕掛けた
フリージャーナリストの"自己責任論"などという罠に、
易々と嵌るなら、日本国民は、
真珠の価値を解さない豚と言われても仕方ありません。

昨年2014年9月末から米軍がシリア空爆を開始、
一年後、今年9月末からついにロシアがシリアに空爆を開始し、
大国の軍事介入に、新たな緊張感、
巨大な戦争の足音の地響きを感じずにはいられません。

日本のリベラルな人々は、
米軍が行ってきたイラク戦争を批判していますし、
小泉政権が誤った米軍のイラク戦争への自衛隊派遣、
そして、米ネオコンの完全なる傀儡となり、
集団的自衛権を成立させた安倍政権を批判しています。
しかし、奇妙なことに、ある種、同じ反米的な視点から、
日本では、アサド政権を甘受し支援する傾向があるようです。

フリージャーナリストたちの多くは、
この点に、唖然とし、頭を抱えているようです。
このような見解は、根本問題を完全に見誤っているということでしょう。

机上で膨大な情報から分析を試みるどんなアナリストも、
レアな第一情報を切り刻み、煮詰めて
酷いシチューにしてしまうことがあるのでしょう。
そこに生きる者達の姿も匂いも命の気配も消し去ってしまう。

イラクもシリアも、
他国のそれぞれの思惑から、政府側、反政府側に支援を受け、
火に油を注がれ、代理戦争を行っている状態なのだと言われます。
そもそもイラク、シリアの独裁政権は、少数派でした。
フセインはイラクの少数派スンニ派であり、
アサドはシリアの少数派アラウィ―(シーア派系)。
なぜでしょう?

第1次大戦で、オスマントルコはドイツと組み、
イギリスとフランスとの戦争に敗れ、帝国は崩壊。
第1次大戦後、戦勝国の英仏がオスマントルコを分割。
イギリスは、イラク、ヨルダン、パレスチナ。
フランスはシリア、レバノンを統治しましたが、
統治国は、植民地国を手放すときに、わざと少数派に軍事力を与えて
権力を奪わせ、独立国となって出来上がった政権が
不安定なものとなるのを望んだのです。
かつての植民地国が脅威とならないように。

火種を備えられ、自動的に少数派がテロの火蓋が開き、燃え盛る混乱。
その隙に、イラク戦争で米軍の標的となったアルカイダがISとして台頭し
油田を押さえるなど実利を追求して席巻して行きました。
しかし、残虐を演出し注目を集めるISよりも、
国民が恐れているのは、政府なのです。
イラクの問題は、フセイン政権の後のマリキ政権、
シリアの問題は、アサド政権。
根本問題は、腐敗し切った政権によって無辜の国民が虐殺されていること、
彼らが国際社会から見捨てられているということなのですね。

これは、日本で起こっていることと似てはいないでしょうか。
現政権のみならず日本政府の重要ポストを占めてきたのは、
山口県・長州出身者ですが、これは、日本の長州下級武士
テロによってなした明治維新からの閨閥です。
その背後にはイギリス覇権戦略がありました。

いまや、日本は311福島の原発事故により、
放射能汚染された国になってしまいました。
原発も国を超えた利権構造の一角です。
そして、私たちは、イラクやシリアと同じように、
目に見えない放射能の空爆を浴び続けている(←必見)のでしょう。
にもかかわらず、2015年8月から九州電力・川内原発は再稼働しました。
また、沖縄の辺野古では、海上保安庁、機動隊という警察機関が、
講義運動を行う人々を実力行使によって弾圧(←必見)しています。

安倍政権は、本質的にイラクのマリキや、シリアのアサドと同じ
テロ政権ではないでしょうか。
「テロに屈しない」という言葉は、
国民がこのテロ政権に向かって言うべき台詞です。


*「緊急集会:後藤健二さんらのシリア人質事件を受けて今考える
 ~私たちは中東の平和にどう貢献できるのか~」2015年2月6日(金)
*シンポジウム「なぜジャーナリストは戦場へ向かうのか」
 一般財団法人 山本美香記念財団2015年2月17日(火)


これらの集会で、フリージャーナリストたちはこう言いました。

志葉玲氏: 
「よく貧困がテロを生む。と言うが、不平等がテロを生むのだ。
 どこかの国はどこかの国の人を殺しても罪に問われない。
 どこかの国はどこかの国の人を殺すとテロリストと呼ばれる。
 不平等ではないか!」

安田純平氏:
「後藤氏は明確にアサド政権の空爆によって人々が死んでいると言っていたが、
 (TV番組は)全部カットした。
 メディアは、後藤氏が取材した中でも、子どもや女性のシーンのみを使用して、
 一般論にすり替え、問題の焦点をぼかした。
 これは、後藤氏への大変な侮辱だ。」

ISとメディア(シオニスト)はアサドを覆い隠す格好ですが、
ISは2013年からイラクで台頭し、
ISが出現する以前の2012年の番組では、
TVはアサド政権の弾圧を伝えています。↓

2012年4月20日 金曜夜10:00~10:50 
NHK BS1 「ワールドWAVEトゥナイト」
キャスター傍田賢治
*『ワールドWave』は、2011年4月から2014年3月までNHK BS1で放送されていた国際ニュース番組


後藤氏が取材したのはトルコ国境側からですが、
安田純平氏は、同時期、
シリア国内に潜入し、
自由シリア軍と寝食を共にし、
アサド政権の国民に対する暴虐の限り、
その生々しいシリア情勢を伝えています。

因みに、現在、安田純平氏を拘束しているのは、
ISではなく、アルヌスラ
であると思われます。
常岡氏のルポによると、アルヌスラは、
もとはISと同じ組織で現在は袂を分かった関係で、
こちらは礼儀正しく市民を助ける評判の良い反政府勢力、とのこと。
即刻、殺害ということはなさそうです。ひとまず。

シリア内戦に関して、ペン(文章による記事)もふくめ、
これまで最も秀逸なドキュメントになったと思う。
今後もこれを越える内容の取材をすることはむずかしいだろう。
情報が錯綜する事態では、良質な第一次情報が重要である。
安田さんの今回の取材は、この点で非常に貴重な仕事だったと思う。
                           (2012年8月 高世 仁)


安田氏に2012年のシリア潜入取材です。
ぜひご覧ください。

*************
2012-08-11
TBS「報道特集」第二特集 安田純平が見たシリア内戦
「日本人ジャーナリスト単独取材 
 シリア戦場と化した街」

プロデューサー:高世 仁


http://www.veoh.com/watch/v36031278zYa4MyM6 (動画アリ)

以下【全文字起こし】をしてみました。(▼タイトルはブログ主による挿入)

▼安田純平がシリア国内に潜入
世界がオリンピック(*ロンドンオリンピック)で湧いている今も
深刻な内戦が続くシリアでは、犠牲者が増え続けています。
しかし、国際社会は、シリアへの対応をめぐる思惑の違いから
有効な対策を打ち出せていません。

今回、政府軍との戦闘が連日続く反政府勢力の支配地域に
日本人ジャーナリストが入りました。
銃声が止むことのない、最も危険な場所からの報告です。

廃墟と化した街、7月下旬、シリア中部の街タルビサに
日本人ジャーナリストが入った。
シリアのアサド政権と闘う反政府武装組織・自由シリア軍の
支配下にあるこの地区は、政府軍からの攻撃にさらされる
最も危険な場所でもある。
6月末から7月末にかけての5週間、ジャーナリスト安田純平は、
反政府勢力から取材の許可を得て、隣国レバノンからシリアに入った。
シリア政府から見れば密入国だ。

安田は、2004年イラクで取材中に武装集団に拘束された。
当時、イラクには、外務省の退避勧告が出ていたため、
解放後、彼の取材行為は批判を浴びだ。
現在、シリアにも、外務省の退避勧告が出ているが、
あまり報道されていない反政府側の姿を取材したい、と
単身シリアに入った。

▼アサド政権vs抵抗する民衆
安田が訪れたタルビサは、反政府側の自由シリア軍が支配しているが、
街を通る高速道路の南半分は、政府側が支配しているため、
政府軍がそこをと通って進行してくる。

安田のカメラのわずか200メートル先で、
政府軍の戦車が砲撃を繰り返していた。
政府軍のヘリコプターによる空爆も頻繁に行われている。
これに対し反政府組織・自由シリア軍は、限られた武器で、
政府軍の進行を食い止めている。
街には、連日銃声が絶えない。

チュニジア、エジプトで起きたアラブの春をきっかけに、
シリアで紛争が起きて1年半。
人権団体によると、これまでに死者は20000人に登るとされる。

親子2代40年余り続くアサド政権の政府軍と、
自動小銃などで戦う自由シリア軍との軍事力の差は歴然としている。
だが、先月18日、首都ダマスカスでアサド大統領の側近の国防大臣や、
義理の兄が暗殺された。
さらに、今月6日にはヒジャブ首相が政権から離反し、
反政府側に加わると表明。
戦闘は、第二の都市、アレッポにも拡大し、
アサド体制を脅かしている。

国連とアラブ連盟の特使としてアナン前国連事務総長が
双方に戦闘の即時停止などを求めてきたが、
アナン「シリアの人々が誠実な行動を必要としているのに、
国連安保理では、批判の応酬や中傷ばかりが続いている。」
アナン氏は、今月末で特使を辞任する意向を表明。
国際社会は有効な手を打てていない。

これは、最近インターネット上に流れた映像だ。
反政府組織自由シリア軍の兵士が、
アサド政府側の民兵を壁の前に並べ射殺する映像だとされている。

▼自由シリア軍兵士は普通の人々
その自由シリア軍の拠点を安田は訪ねた。
死と隣り合わせの兵士たち。
しかし、安田が見たのは思いもよらぬ彼らの姿だった。

内戦が続くシリア。
中部の街タルビサは反政府組織・自由シリア軍が
連日、アサド政府軍と戦いを続ける最も危険な場所だ。
ジャーナリスト安田純平は、自由シリア軍の案内で、
彼らの拠点に入った。
「お前はここに死ぬためにやって来たのか?」
彼らは日本からジャーナリストが来たことに驚いた様子だった。
死と隣り合わせのはずだが、意外にも彼らの表情は明るい。
片言のアラビア語ですぐに打ち解けた。
安田「前の仕事は?」
  「俺たち?」「こいつはレストランでパイ生地を作っていたんだ」
  「こいつは羊飼いだ」
政府軍から寝返った離反兵も多い。
彼らが燃やしているのは、政府軍にいた時の身分証明書だ。
安田「あなたも離反兵?」
  「そうです」
  「なぜ離反したの?」
  「アサド政権が腐敗しているからだよ
   老若男女問わず殺す。もうすぐ政権は倒れると信じているよ」

自由シリア軍は地区ごとに部隊を作って戦闘を続けている。
トルコにあるシリア人難民キャンプに指令本部はあるが、
実際は各地区に分かれたグループがゆるやかに連携している。
それぞれが自由シリア軍を名乗り、現場の判断で戦っているのが実態だ。

シリアは20歳からおよそ二年間徴兵されるので、
皆銃の扱いには慣れている。
中にはサウジアラビアなど出稼ぎ先から戻ってきて
戦闘に加わっている兵士もいる。
写真の少年が手にしているのは、反政府側が掲げている旗だ。
五週間の滞在中、反政府勢力の家庭や部隊の拠点で
寝食をともにし安田は取材を続けた。

▼自由シリア軍の資金も武器も乏しい
戦闘や死が日常にある現実。
状況が酷い街ほど、安田は歓迎された。
自由シリア軍が政府軍から奪ったという戦車も見せてくれた。
先月、アレッポ近郊の政府軍の基地を攻撃した際にも
こうした戦車が使われたと言う。
この対空機関砲も政府軍から奪ったものだと兵士は説明した。
「これはロシア製だよ」
「この玉で罪のない市民が打たれてたんだ」
運ばれてきた14.5ミリの重機関銃は、
政府軍内部の人間に金を渡し横流ししてもらったものだと言う。
「この武器は元々アサド政府軍のものだ
 お金を出して横流ししてもらったんだ
 こっちは、イラクから調達したものだよ」
政府軍から奪う他、お金で横流ししてもらう、
あるいは、イラクなど外国の武器商人から提供を受けるというのが
主な武器の調達手段だ。
外国政府からの武器の提供は取材では確認できなかった。
「この玉は、アサド政府軍から買ったものなんだ
 おれたちは、政府軍から銃を買って
 その銃で政府軍を撃っているんだ
 1発2ドルで買えるんだ」
武器を集める資金は、出稼ぎをしているシリア人からの送金に加え、
周辺国でシリア人が経営する商社からも提供される。
隣国で商社を経営するシリア人:
「昨年末から1000万シリアポンド(1200万円)を提供しています
 資金に加えて銃や爆弾インターネットなど必要なものは
 全て提供しています
 自分たちを守るためにも市民を助けることにしました」

▼共に助けあう自治
自由シリア軍の一大拠点の街ラスタンを安田は訪ねた。
人口およそ8万人。
今年1月にいち早く反政府勢力が町全体を開放した。
安田が訪ねた時には、すでに自治が始まっていた。

並べられた野菜は自由シリア軍が提供したものだ。
案内されたのは、食料などの配給施設。
内戦で街の外から食料が入ってこないため、
野菜に加え、コメや油、粉ミルクなどを必要とする家庭に
無料で配っていると言う。
こうした市民生活を管轄する自治組織もできていた。
「市民の財産を守るため、
 私たちは新しく法律を作りました」
閉鎖中の小学校は警察署になっていた。
自治は進みつつある。

しかし、ラスタンでも政府軍のヘリコプターからの空爆が
連日続いている。
安田「毎日のようにシリア政府軍による砲撃が行われています
   近所の住民が地下のある民家に避難してきています」
砲撃と隣り合わせの日常だ。

自治組織が運営するパン工場を案内された。
元々は政府が運営していたと言う。
昼間は空爆の危険があるため、パンの製造は夜中に行われていた。
「空爆が怖いので夜中にしか働けない。
 天井が空爆で壊れたけど、それでも働くよ」

▼アサドが市民のささやかな自治を粉々にする
この街では、政府によってガスなどのインフラも止められた他、
医薬品も入ってこない。
街の人が並んで買い求めるのがガスだ。

政府側の村へ運搬途中のガスボンベを
自由シリア軍が襲撃し買い取ったうえで
市民に売っているのだと言う。
「アサドのせいで何も入ってこない
 ガスを運ぶトラックは4か月で1台しか来なかったよ」

砲撃により送電線が切れるため、
停電も頻繁に起こる。
停電が起きた際、安田が撮影した街の写真。
奥に見える政府の施設以外は、灯りひとつ点いていない。

政府は、反政府勢力による自治を認めておらず、
政府軍は連日激しい攻撃を行っている。
安田が映像を撮影していたこの民家も
翌日訪れると爆撃を受け住民が死亡していた。
「見てくれ、これがアサド政権がやっていることだよ」

▼各地の自由シリア軍は連携して助け合う
この日もある民家が爆撃された。
がれきの下敷きとなったのは、この家に住む女性だ。
「運べ!運べ!」
女性が救助され、一命をとりとめたが、
このような光景は、毎日のように繰り返されていく。

反政府側が支配している街だが、
川の向こうにある総合病院は政府軍に占拠され使えない。
このため、負傷者は臨時に作られた地下の病院に運ばれていく。
安田「シリア政府軍によるヘリの攻撃によって
   死傷者が出ています」

治療にあたるのはボランティアの医者だが、
政府軍のスナイパーに狙われる危険があるとの理由で
顔の撮影は固く禁じられた。
医者「心配するな」(泣き叫ぶ女性)
隣に運ばれてきたのは、女性の子供だ。
しかし、この場所では応急処置しか施せない。
怪我の程度が重い患者は、隣国トルコやレバノンまで運ぶしかないと言う。
運ばれてきたときには、すでに死亡しているというケースも多い。
(埋葬するシーン)
この街ラスタンでは、およそ400人が命を落としたという。

そして、安田が取材で訪れたばかりの街の中心部が爆撃された。
野菜をおいていたあの市場。
無料で市民に配られる食料を保管していた施設も爆撃を受けた。

ラスタンでは、およそ住民の8割が街を離れて行ったという。
肩を組んで一緒に写真に収まった自由シリア軍の部隊長が
亡くなったという知らせが、シリアを出た直後の安田に届いた。

国債社会が手をこまねく中、
シリアの状況は悪化の一途を辿っている。

*****
▼スタジオ
Q:どのようにシリアに入って、どういったルートで取材をされたのですか?
安田:シリア政府からのビザが出ませんので、
   レバノンで反体制派に接触しまして、
   正規でないところを歩いて国境を超え、
   彼らの車で、リレーして街から街まで運んでもらう
   という具合なんですけれども、高速道路が通っているんですが、
   ほぼ政府軍が支配していますので、
   脇道を様子を見ながら行くということで、
   上空に(政府軍の)ヘリがいるとダメだし、
   (政府軍による)チェックポイントが急にできたりとか、
   民兵がいたりするともう移動できないので、
   移動待ちで2日3日何もできないというのがざらであるという状況でした。
   帰りが、ここ(タルヒサ付近)が政府軍に封鎖されまして、やむをえず
   (レバノンではなく)トルコに密入国して
   帰ってきたという具合になります。

Q:自由シリア軍というのは、どうも一枚岩ではないんじゃないか
  という印象があるんですけどどうなんでしょうか?      
安田:(自由シリア軍は)街ごとに部隊を作っていまして
   タルビサとラスタンでも一応別のグループなんですけれども、
   重症患者を運ぶ際、グループ、グループがリレーして運んでいる、
   タルビサの重症患者と一緒に移動したが、  
   町ごとのグループが連携していていることからも、
   彼らはゆるやかな連携体制ができていると思います。

Q:それにしても何故政府軍がここまで徹底して
  街を破壊しているんだと思いますか?
安田:反政府側の見方としては、
   街を徹底的に破壊して人が住めなくすることによって、
   人を追い出し、そこに民兵を送り込んで支配をしたいんだ、
   ということを言っています。

Q:衣食住というのはどういった様子なんでしょうか?
安田:農村部は安定していますので、農作物は入ってくるということ、
   あとは保存食の缶詰を食べ、
   ガスは卵焼きを焼く程度にして節約をしています。
   合宿をしているので、彼らと寝食を共にします。

Q:彼らはどうやって情報を取っているのですか?

安田:衛星放送で海外のニュースを相当見ていますので、
   非常に情勢は詳しいです。
   あとインターネットですね。メディアセンターを作っていて、
   彼ら自身が撮影して発信しています。
   若いので朝までチャットをして昼まで寝ている
   というような生活をしています。

Q:現地で取材していて希望とか出口のようなものが見えましたか?
安田:ここまで犠牲者が出てしまうと、
   なかなか和平というのは難しいと思いますし、
   軍事的に解決するというのは難しいと思います。

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高遠菜穂子さんの人道支援の仲間となった
イラク人の友人は、かつて米軍と闘った兵士。
彼の友人も米軍に殺された。

彼は武器を取って戦うことは、負の連鎖だという
高遠さんの意見に猛烈に反発していた。

しかし、高遠さんと共に、
病院を駆け回えう、人道支援を通じて

人を助けるためには、
 両手を開けておかなければいけないね
」と言った。

つまり、銃を持っていては、人を助けられないと。