アンティーク地球儀というと、みなさん、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
アンティーク、というと時代的には中世から18世紀くらいまでのイメージを持たれる方が多いかと思います。
今回ご紹介する地球儀は、アンティーク調カラーなのですが、構造は近代、産業革命以降を彷彿させます。
まあ、産業革命が始まったのも18世紀ですから、アンティークといえばアンティークなのでしょうか。
この地球儀、その名は「ル・コマンドール」といいます。
本体は本革を使用しています。
本革を使用した地球儀は他にもあるのですが、ル・コマンドールの特徴は、その台座とフレームにあります。
この地球儀の台座はアンティーク地球儀に多く採用されているウッドベースではなく、メタリックな雰囲気を感じますが、この台座、何からできていると思いいますか?
台座に加え、もう一つ特徴的なのは、地球儀本体を支えるフレームです。
地球儀においては、南半球の高緯度地方は、本体の下の方になり、どちらかというと見づらいのですが、ル・コマンドールの場合、フレームに簡単な機構が採用されており、フレームのレバーのようにヨッと引いてやると、地球儀本体が横向きになります。
こうすることにより、南半球の高緯度地方、南極大陸やアフリカ大陸、南アメリカ大陸の南側、このブログでも何度か出てきたドレーク海峡、マゼラン海峡、フエゴ島などの位置が確認しやすくなります。
ル・コマンドールの詳細仕様につきましては、ホームページでご確認いただければと思いいます。
台座が何で出来ているかも、記載してあります。
ちなみに台座は1個1個、手作りで造られます