ホーチミンさんに会いに | 中国茶のある暮らし茶杯の底から空を見上げる

中国茶のある暮らし茶杯の底から空を見上げる

美味しいが1番!をモットーに、京王線上北沢で中国茶教室を主宰しています。雲華ungeと申します。お茶のこと、大好きな天津市のこと、家のこと、少しベトナムのことなど書いています。

ハノイ2日目。朝ごはんの前にホーチミン廟でホーチミンさんに会ってこようと言うことで、7時過ぎには街中にいました。
ホーチミンさんはこの中で冷凍安置されているのです。
私は天安門広場で毛沢東さんにも会ったことがあります。ホーチミンさんも同じ状態で安置されているとは、今回初めて知りました。

ホーチミン廟を横目に広大な広場を進んでみました。
ホーチミン廟前の広場はバーディン広場といって、ホーチミンさんが独立宣言を読み上げた場所なのだそうです。

今度行ったときには予習して行かなくては。当時のことを思い浮かべて歩けたら感動もあるでしょう。

今度、と言うのは、また行かなければならないからです。今回ホーチミンさんには会えなかったのです。

ホーチミン廟はいつでも解放されているわけではないのですね。旅行だったらバッチリ調べていくのですが、ふらりと行ってしまいました。

ベトナム人の団体に混じってオープン前からホーチミン博物館入り口で並び、ホーチミン廟が閉ざされているとは知らずテクテク中を歩きました。

美しく手入れの行き届いた園内。

奥に見える黄色いのはフランス領時代の1906年に建てられた現大統領府です。

さらに進むと見えてくるホーチミンさんがしばらく暮らした「ホーチミンさんの家」は、当時を偲ぶことができてとても見応えありました。
ソビエト連邦製の時計や自動車がとても素敵でしたが、このとき既に汗だくだくで思考がぼんやりし始めていた私が思ったことは、ホーチミンさんはクーラーの無いなか平気だったんだろうか、なんて事ばかりでした。

池の向こうに見えるのがホーチミンさんの家です。洗練された平屋建てが何棟か集まっている感じが少し四合院ぽかったり。などと言ってはいけないのでしょうが。
マングローブの根っこに似ているこのニョキニョキ。うっかり触って柔らかかったら気持ち悪くて立ち直れなさそうです。
この木の名前は何なのでしょうか。いつか名前もちゃんと覚えたいと思います。

勝手に入植して先の大統領府のようなフランス式の建物をドカドカと建築していったフランス人は、この気候と母国では見られない植物のなか、何を思って暮らしていたのだろう、と想像してしまいます。
雑草も無い不自然なまでに綺麗に手入れされた庭。デング病対策で蚊も駆除されていますので、人体にはあまり良くないと思います。でもとっても綺麗。
ホーチミンさんに会えるホーチミン廟まで、園内ゆっくりお散歩も楽しいものです。

ホーチミン廟がいつなら開いているのか、結局よくわからないままでしたが、会えないと分かったらもうサッサと退散することにしました。
何といっても暑くて…。
次はもっと涼しいときに、ボーチミンさんに会いに行きたいと思います。

暑さで忘れていましたが、朝ごはんがまだでした。バテそうなところ、ドライバーのツイさんが迎えにきてくれて、クーラーのきいた車でフォーを食べに出発しました。