「イクメン」という言葉は実に苦手でありますが。 | 演出家・プログラマー 深寅芥のブログ 

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演出・俳優 深寅芥のブログです。本名は千葉伸吾と申します。
株式会社ネリム 代表取締役

「イクメン」という言葉は実に苦手であります。

経産省と男女共同参画関係と厚生労働省のお役人と、大手広告代理店の政府担当者や雑誌社的な人と糸井重里っぽい人が、
「男性の育児を積極的に推進する為には、どんなネーミングがいいだろうね。
なんて、膝寄せ合って、話し合った結果生まれた言葉にしか聞こえなかったからです。

「こんにゃろめー、気持ち悪い名前つけんなよ。」と思いながら、
やっぱ、子供ができると、

「お父さんって何ができるんだろうな」なんて考えて、
出産前、出産、母子の退院まで付き添っていました。

そんで、結果、お父さんが新生児とお母さんにできる事は、どうやら、以下です。

○仕事
○役所回り
○オムツ替え
○お母さんと会話
○買い物
○ウィルスを持ち込まない

まぁ、まず最初になにに驚いたかというと、
新生児はどうやら3時間毎に母乳が必要になります。
赤ちゃんは3時間毎に泣いて、お腹がすいたよーと、お母さんに知らせます。
そして、お母さんは、赤ちゃんに母乳を与えます。

そして、それ以外に、オムツの交換もしなけれなりません。
これは勿論、ランダムです。

こうなると、お母さんは赤ちゃんと一緒に数か月は絶対過ごさなければなりません。
保育園やお婆ちゃんにあずけられる環境にいるなら別ですが、
このような状況では、お母さんは、お風呂にも買い物におちおちといけません。

特に人混みの多い、東京のような都会や、インフルエンザの流行っている場所では、赤ちゃんをおんぶして、スーパーなどいけないでしょう。
新生児を人混みの中に連れていくなんて怖くてできないです。

では、お父さんはどうか?
お父さんは、母乳があげれません。
なので、お母さんが楽になるような手伝いをするしかないわけです。
お母さんは家から外に出られませんから、外の情報も伝えるのも大切かと思います。

つまり、お母さんの用事をお父さんがしてあげるしかないと思ったんです。

なので、私のミッションは
○役所に行くこと。
となったわけです。

勉強になりました。
☆保険証の事。
☆育児手当の事。
☆保育園、幼稚園の事。

当然と言えば、当然なのですが、昼間の役所の窓口には殆ど、お母さんと赤ちゃんしかいません。
うちは「ふるさと出産」なので、東京に戻った私は、お母さんの代わりに、役所にいき、
手続きを着々と進めていくわけです。

僕がかなり自由な仕事なので、こういった事ができるのかとは思いますが、勉強になりました。

で、やはりそこで思った事は、こういう事です。

「行政が「イクメン」や女性の社会進出を推進するなら、土・日も役所の窓口開いて、お父さんが様々な手続きを申請させられるようにしとけよ。」です。

普通の会社員のお父さんは簡単には平日は動けません。

そして、「ふるさと出産」となると、出生してから、手続きには時間差があります。

こういったところが、「男性の育児参加と、女性の社会進出、少子化」対策が進まない原因なのになーと。強く思う次第です。

もっと、家庭に男性を参加させたいなら、「雇用の問題」にもなりますね。

つうか、良いお父さんになるなら、「平日、昼働いていないお父さん」の方が都合がよさそうです。