昨日、1月19日に劇団エリザベスの4月公演の顔合わせがありまして・・・。 | 演出家・プログラマー 深寅芥のブログ 

演出家・プログラマー 深寅芥のブログ 

演出・俳優 深寅芥のブログです。本名は千葉伸吾と申します。
株式会社ネリム 代表取締役

実は昨日1月19日に劇団エリザベスの4月公演の顔合わせがありまして、
3時間程度ですが、ちょっとしたWS・稽古を実施してきました。

相変わらず、美女ばかりの現場になりそうで、主宰のエリー君に感謝感謝なのですが、
遠方より奥さんが見守っていらっしゃるので、遠方より真鍋君を紹介させて頂きました笑

さて、本題に入りたいと思います。
これは、4月公演に参加される方々へのメッセージです。

敢えて、タイトルを書かせてもらうと。

「ペーパードライバーで構わない」です。

さて、ペーパードライバーってわかりますか?
「免許を持っているのに、車を所持していなく、長い間車に乗ってない方々」です。

恐らく、東京ではかなりの数の方がいると思います。
東京で車を所持、維持するのはお金がかかりますし、
交通網が発達しているので、日常において、車がなくても、移動できるから、車の運転がご無沙汰になっている方は多いかと思います。
ですが、地方では車がないと生活が大変です。

なので、車の運転に関しては、首都圏より地方の方が有利だったりします。

で、なんでこの話をしているかというと、
昨日「舞台出るの久しぶりなんで、怖いです・・・。」という方が複数いらっしゃいました。

ええ、大変わかります。
私も、若干ペーパードライバー気味なんで。
車を所持していないからです。

なので、劇ドリのディナーショーや舞台の仕込みの時とかトラックやワンボックスを運転したりするんですけど、めちゃびびりながら運転してます。

特に、レンタカーなんて、傷をつけてしまったら、損害賠償を請求されるので、
もう、死ぬ気で運転しているわけです。

で、言いたいことは「誰だって、久しぶりの運転は怖い」なんですよ。
特に車の場合、「死と隣り合わせ」ですから・・・。

久しぶりに「舞台」に上がる事。
きっとこれも同じように恐怖でしょう。

ですが、安心してください。車と違って、事故っても死にませんから。
先ず出演者の皆さんにお伝えしたい事はこの事です。

そして、次に大切なことは、「車の免許を習得した時のように向かう事」
つまり
「教習所」のつもりで稽古に臨んでください。

車の免許の習得まで1か月位かかったかと思います。
つまらない講習を受けたり、怖い教官に耐えたりしたかと思います。

なぜ、つまらない講習や怖い教官に耐えられる事ができたと思います??

それは、「免許をとって運転できたら、絶対楽しい!」って誰に言われるまでもなく、確信を持っていたからです。
「絶対車の免許取れたら楽しい、だから今は辛くても我慢する」

18歳以上の良い大人が我慢する理由ってこれしかありません。
辛くても我慢できるのは、楽しい事が確信を持って待っていると信じているからです。

で、車の運転と同じように、「舞台に上がっている、演技をしている自分を”今”、想像してみてください。」
台本がないから想像できないなんて、思わなくていいんです。
「こうやって楽しく私は演技しているんだ」って本番まで毎日、イメージしてみてください。
だけど、ここで失敗やとちり、せりふを忘れたとかを想像してはいけません。
車の運転と同じです。車の運転の失敗ばかりをイメージすると、マジで事故る確率が高くなります。

つまり、「上手に運転している自分」をイメージする事が大切なんです。
それが一番大切です。

芝居が下手な人って、失敗しているイメージばかりを想像しているんです。
だから上手になれないんです。ネガティブをイメージすると、ネガティブが実現しちゃいます。
逆にポジティブをイメージするとポジティブが実現します。

これをセルフイメージ、またはセルフコントロールと言ったりします。

演技は極論、想像力が必要です。
そして、大切なのはより良いイメージを想像する事です。

数か月先に、キラキラしている自分を想像してみてください。
先ずは、それが演出家 深寅芥からの最初のお願いです。

※追伸、車の免許持っていない方、理解できないと思います。ごめんなさい。
わからなかったら、スキー、スノボに例えても構いません。

「転んでも、成功をイメージして滑りきれ!」
これが僕からのメッセージです。