前回は、「経営者的視点」で考えることが自分をより成長させることができ、
さらには、
いつどうなるか分からない人生において、複数の選択肢を持つことは心の余裕度もあるので、さらに人生を豊かにするものでもあると書いた。
今回は、
「経営者的視点」も持つとは具体的にどういうことなのか?
について考えてみたい。
「経営者的視点」も持つとは具体的にどういうことなのか?
について考えてみたい。
■経営者と経営者的視点
経営者とは、組織の経営について責任も持つ人のことである。
つまり、会社や団体などの組織において、その組織の掲げる目的を達成するために、適正な利益を出しながら組織を運営していくこと対して責任を負っている。
関わる人全員にとって、その活動が価値あるものである必要もある。
(これはキレイ事ではないですよ。組織を長期的に運営していくためには欠かせないことだからです)
だから、経営者は常に真剣勝負の場面が連続して発生する環境に身を置き、その状況下で最適な判断を下すことを繰り返している。
それ故に、一般の人とは異なる経験を日々積んでいるからこそより成長出来ると僕は考えている。
今回は「経営者的視点」である。
「経営者」ではなく、「的視点」が付いている。
つまり実際には経営者でなくても、経営者が置かれている環境を擬似的に自分を置いて考えてみるだけで、いろいろな思考の訓練が出来るわけである。
そして、実際には経営者ではないので組織運営の結果に責任を負うわけではなく、いくらでもシミュレーションしてみることが出来る。
■考え方ひとつで全てが変わる
「自分が経営者だったらどう判断するか?」
これを自問自答し答えが出たら、実際の経営者との判断と比べてみる。
同じか?あるいは、違うのか?
これはどちらであっても良いのだが、それよりも、なぜそのように考えたのかという理由のほうががとても大事である。
なぜなら、思考プロセスは自分の中の資産として、どのような状況においても繰り返し使用することができるが、
状況が違えば結果が変わるのは当然なので、結果だけを学んでも全く意味がないのである。
自分の中にどれだけの資産(知識、思考、スキルなど)を築けるかで、今後のグローバル時代を生きていけるかがどうかが決まってくるだろう。
表面的な肩書きなんて僕は要らない。
自分の力で生きていけるようになるには、それなりの努力も必要なのだ。
(でも、産まれたときは僕たち皆んな同じだったはずだ)
だからと言って新しく特別なことをする必要はなく、考え方ひとつでいくらでも学びは得られるということをぜひとも分かって欲しい。
経営者でなければやってはいけない理由は一切ない。
考え方ひとつで作り出せるこの恵まれた環境を、ただ捨てるのはとてももったいないと思う。