今日の記事は色々ぶっちゃけますので、話半分で読んでいただければと思います。時間をかけて真剣に悩んでクロス選びをしてももちろんいいので、そこはぜひ「そーゆー考え方もあるのね」程度に読んでください。
 
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数日後、ドサッとクロスのカットサンプルが届いたら、本腰を入れて検討していきます。
 
まずはベースクロスから・・・なんですが、まあぶっちゃけ、ベースクロスなんてどれ選んだって一緒ですニヤニヤ
 
サンプルを見比べていると違いばかりに気がいきますが、どれかに決めて貼ってしまったら(そもそも比較の対象がないので)他のクロスとの違いなんてわかりません。てか、他に候補だったクロスのことなんて思い出せませんよ多分ニヒヒ
 
まあ、気楽に選びましょう。
 
「やっぱり・・・」と引っかかることがあったり、アクセントクロスと合わないと思ったら、ベースクロスはいくらでも選び直せます。
既製品の白いドアとか選んだら、ドアの白に合わせて選び直しかもしれないですしね。
まあ、家づくりは後戻りできない一本道じゃないんですよ奥さん!
 
けだし名言ニヤニヤイマイイコトイッタッタワー
 
 
 
 
と、まあベースクロスはほどほどに、アクセントクロス選びにこそ時間をかけていきましょう!
 
アクセントクロスに使うような、色や柄、テクスチャのあるクロスは、サンプル帳の小さな見本で見た時と、カットサンプルで見た時で印象が変わることがあります。
手元でパッパッとめくりながら、これは好き、これは思ったのと違う、というふうに、粗々で選り分けましょう。
 
これはいいな、と思ったクロスは、マスキングテープなどをつかって、実際に壁に貼り出してみます。
テーブルの上で、水平においてみていた時と、垂直面に貼った時では大きく印象が異なることが少なくありません。
気に入ったクロスを、色々貼り出して見てみましょう。
妻が選んだ「ティファニーブルー」をイメージしたクロス。リビングの壁に貼り出して毎日眺めては、どれにするか悩んでいました。
 
さらに、晴れた日と曇りの日でも印象が変わることがありますし、日中の見えと、照明の光に照らされる夜の見えかたが違う場合もあります。
違う日、違う時間帯に何度か見てみて、候補を絞り込んでいきましょう。
 
 
どの部屋のどの壁にどのクロスを使うのか、も、合わせて少しずつ考えていきます。
 
何かの正面になる壁、変化をつけたい場所、華やかさや落ち着きを演出したい場所、そういう場所をピックアップして、目的に合ったアクセントクロスをあてがっていきます。
 
部屋ごとに変えてもいいですし、統一感を出すために、ある場所で使ったアクセントクロスを、他の場所でも繰り返し使う、という方法もあります。
なんなら、アクセントクロスは使わない、というのも立派なデザインです。
決まりもルールもありません。自由に選んで自由に使って良いと思います。
 
そうはいってもどう決めたらいいかわからない自分のセンスだと綺麗にならなそう、などと不安に感じるなら、そこはプロに頼りましょう(そのためにプロがいるんですから)。
 
ここまでに集めたクロスのサンプルを持って、建築士さんやコーディネーターさんに相談すればいいと思います。
「このクロスの雰囲気好きなんですけど、どこかに使えませんか?」
「落ち着いた雰囲気にしたいんと思ってクロスを選んでみたんですが、どれがいいと思いますか?」
など、なんでも気楽に相談してみましょう。
 
私たち建築士も、まったく手がかりがない状態から提案するよりも、「このお施主さんはこういう雰囲気が好きなのか」という手かがりがあったほうが、お話もしやすいですし、提案も作りやすくなります。 
 
もし「IC」として1回の打ち合わせで「決めてください!」と言われるハウスメーカーならなおさら、事前に候補を見つけておいたり、いろんなクロスを見ておくだけでも、随分スムーズに、納得感をもって進められるようになると思いますよウインク