ミトコンドリアを増やす | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

これまでOCNのブログ「頭医者のつぶやき」に掲載していたものです。
アクセス数の多かったものを、ここに再度掲載させて頂きます。


 以前には「ミトコンドリアを活性化する9つの習慣」で記事にしましたが、「ミトコンドリアを増やす」に関しては、日本医科大学教授の太田成男先生がネット上の随所で述べておられ、これらを”重複した形で”抜粋させて頂くことにします。


■ミトコンドリアを効果的に増やすには


 毎日の生活習慣や運動時でミトコンドリアを増やすにはコツがあります。例えば、ミトコンドリアは持久力を司る筋肉に多く含まれると分かっていますから、筋肉痛にならない運動を行うことです。


<背筋を1分間伸ばす>


 先ずは、背筋を1分でもピンと伸ばす習慣をつけることです。実はミトコンドリアは筋肉の中でも姿勢を保つ為の筋肉、特に背筋と太ももの筋肉に多く含まれています。背筋を伸ばすには背中の筋肉を意識して使い続けることが必要で、とても持久力を伴う動作です。いつでもどこでも出来ますし、見た目も若々しくなります。


<毎日1分片足立ちをする>


 また、毎日1分ほど片足立ちをするのもお勧めです。例えば体重60kgの人が普段両足で立つことで30kgずつ支えているとすれば、片足立ちしている間、足にはその倍の負荷が加わります。普段両足で支える体を1分ずつ片足で支えることで負荷を与え、バランス感覚も鍛えることが出来ます。


<短時間で効果的な有酸素運動>


 有酸素運動の前に汗が出る強めの運動をプラスすることでミトコンドリアを増やし、ダイエット効果も上げることが出来ます。有酸素運動とは、ウオーキング、ジョギング、エアロビクスなど、「酸素を使って脂肪を燃やす」運動すべてを指します。しかし、通常の有酸素運動では体が脂肪燃焼を始める「有酸素」状態になるまでに30分かかるとされ、30分以上続けないと効果が無く、効率が悪いのも事実です。また、ウオーキング程度ではミトコンドリアを増やす効果はありません。そこで、初めに汗がどっと出るような強めの運動を行い、「エネルギーの枯渇状態」を作り出すことですぐに有酸素運動の状態に入るようにします。具体的には、

①.30秒ほど小走りする ②.1分ほど脈が整うまで歩く ③.また30秒ほど小走りする

 これを最初に繰り返すだけでミトコンドリアを増やす効果が劇的に高まります。ダンベルで少し汗ばむくらいの準備運動をしてからウオーキングやジョギングを行うのも同じような効果があります。


<古来伝わる不自然な動き>


 ヨガや太極拳もゆっくりとした動作を繰り返しながら、ミトコンドリアを増やす運動と言えます。また、古くから伝わる日本舞踊の動きも実に効果的です。動作がゆっくりであるほど姿勢を保つ事は難しくなり、様々な筋肉を使うことが求められるからです。ともあれ、普段の生活で背筋を伸ばした「美しい」姿勢を習慣化することから始めてみてください。


<寒中稽古、サウナ後の水風呂>


 寒い所で運動することもミトコンドリアを増やす効果があることが分かっています。寒さを感じることによって体は「エネルギーが必要だ」と感じ、ミトコンドリアを増やそうとします。剣道や柔道などの武芸では古くから寒中稽古が行われてきました。1週間ほど続けると運動後は体が歩かぽかぽかしてきます。これはミトコンドリアが活性化している為です。

 寒い所での運動は骨が折れるということでしたら、「サウナでたっぷり汗をかいた後に水風呂に入る」ことでも同様の効果が望めます。ただ、冬場に体が冷えるのは風邪の原因にもなるので十分に注意してください。


■お腹をすかせて若くなる「週末断食」のすすめ


 一昨年発表された論文で、自由に食べ物を食べさせた猿とカロリーを70%に抑えた猿との二つの群に分け、20年間比較した研究がありました。カロリー制限した猿は、そうでない群に比べ、生活習慣病や老年病で亡くなる数が1/3程度で、しわや白髪が少なく、目の輝きも違っていたといいます。猿は人間と最も近い動物ですので、カロリーを抑えると若々しく長寿になると考えられます。

 しかし、実際に20年もの間、3割もカロリーを減らし続けるのは至難の業です。その後、研究は進み、総カロリーを減らすよりもミトコンドリアを増やし長寿遺伝子のスイッチをオンにすることが大切なこと、そしてミトコンドリアを増やすには、空腹感が最も重要であることも分かってきました。

 更なる実験の結果、20年間カロリーを7割に抑え続けるのと、週2日、30%のカロリーにすることでは同じ効果があることが分かりました。カロリー制限に捉われるとストレスに繋がりますが、毎日食事制限をしなくても、時々空腹感を味わう「プチ週末断食」をお勧めします。空腹になると体はもっとエネルギーを作らなければと認識してミトコンドリアを増やし、エネルギーを作ろうとするのです。

 難しく考える必要はありません。平日は普段通りの食事を摂り、週末の1~2日だけ3割程度のカロリーにすれば良いのです。例えば朝は野菜ジュース、昼はざるそばなどの軽食、軽めの夕食にする程度で十分です。経験者の方はいずれも体調が良くなったと言います。但し、回復期が肝心ですから、回復期にはいきなり普通の食事をせずに徐々に普通の食事レベルに戻していくようにして下さい。

 私はこれまで30年以上ミトコンドリアの研究に携わってきましたが、近年検査方法の進歩によってこれまで想像の域に過ぎなかった仮説が次々に実証されるようになってきました。それでもミトコンドリアにはまだまだ多くの謎が沢山残されています。

 私達は、他の動物に比べてずば抜けて高い活性酸素を除去する能力、傷ついた遺伝子を修復する能力があり、みな生きている限り、いくつになっても「若くなる為の機能」が備わっています。この本来備わった「若くなる為の機能」を存分に活用し、生命の根源であるミトコンドリアを増やせば、私達の体は簡単に10年は若くなることが出来ます。

 背筋を伸ばす、片足立ちを行う。この二つを習慣化するだけで1週間で体の調子が変わってくることを実感できるでしょう。先ずは、ほんの少しの努力でミトコンドリアを増やす習慣をつけることから始めてみてください。


ミトコンドリアを増やす方法

ミトコンドリアを増やす方法 GAIA - 楽天ブログからの抜粋です。

どうすればミトコンドリアが増やせるか。太田教授は 次の方法を提言する。


1 ややきつめの有酸素運動 


  有酸素運動とは、酸素を使って脂肪を燃やす運動でランニングなどである。

2 寒さを感じること

  寒さを感じると、体は「エネルギーが必要だ」と判断し、ミトコンドリアをふやそうとする。

  マウスの実験では、12度の水に10分間つかっていると、ミトコンドリアがふえることがわかっているという。

  よくテレビでロシアなどで寒中水泳などが放送されたり、サウナのあと冷水につかるというのも、人類が体験のなかで体にいいとわかって行っているのかもしれない。

3 ミトコンドリアを増やすのには 空腹感が最も大事だという。

 太田教授は週に1,2度のプチ断食をすすめる。

 たとえば 朝は野菜ジュース、昼はザルそばなどの軽食、夜も軽めの食事というのを週1,2度くみこむ 

 また食事には早食いは禁物だといわれる

4 ほかに背筋をのばすこと、片足立ちも有功だという

 ミトコンドリアは筋肉のなかに多く含まれ、姿勢を保つための筋肉、背筋と太ももの筋肉に多く含まれているという。
 年をとると転倒しやすくなり、大きなケガにもなりかねないが、これもミトコンドリアの減少が影響しているのだろうか。
 日常的に美しい姿勢で暮すことが、ミトコンドリアを持続的に増やすことに役立つそうだ。

 以前、ある方にこのミトコンドリアを増やす方法を話した

 寒さを感じる、空腹を感じる、持続的有酸素運動、姿勢を正す

するとその方は「まるで禅僧のような生活ですね」と言われた

確かに!!

お坊さんで長命で高齢でも元気な方が多いのも、ミトコンドリアを増やす方法を日常生活や修業のなかに組み込まれておられるからかもしれない。


○「お母さん、ほら左足で立つとぐらつくんだよ
右足だと大丈夫なんだけど。左右のバランスが失われている。
老化かねえ」

というと 朝の忙しいときに そんなこと言わないで と おこられてしまった。

「壮快」2011年5月号の150ページに日本医科大学の太田成男教授が

ミトコンドリアを増やす方法の一つ

「背すじを伸ばす、片足立ちをする」

というのがあって、

「座っているときも、立っているときも、背すじをピンと伸ばすようにしましょう。

というのは、ミトコンドリアは、筋肉の中に多く含まれているのですが、姿勢を保つための筋肉、ことに背筋(はいきん)と太ももの筋肉に、ミトコンドリアがたくさん含まれているからです。

 そこで、日ごろから背すじを伸ばすように注意してください。

・・・

 また、片足立ちも有効です。

片方の足を一分ずつ、片足立ちをすることで、ふだんより倍の負荷を、体に与えることができます。
同時にバランス感覚も鍛えられます。
曲げているほうの足を持って、行うといいでしょう。」
そうあったので、さっそく朝、やってみたら、どうも左足で一分間安定して立っていられないのにきづいて、冒頭の会話になった次第である。
「立っているときも、『頭から糸でつられているようなイメージ』で背中の筋肉をピンと伸ばします。
こうして、日常的に美しい姿勢で暮すことが、ミトコンドリアを持続的にふやすことに役立つと考えてください。」
朝、駅へ行く途中、背筋を伸ばす、頭から糸でつられているような感覚を意識すると
スタスタと歩くスピードも自然とあがっていくようである。

なるほどと思った。

第1集で「オードリー・ヘップバーンが愛した詩」をあげた
そのなかに一つのフレーズがあって、意味がわかりにくかったのだが、上述を踏まえれば
美しい姿勢というものが わかるような気がする。

こういうフレーズである。

For poise, walk with the knowledge you'll never walk alone

こんなふうに邦訳されている

美しい身のこなしのためには、決して一人で歩むことがないと知ること。

 この点は、体の歪み(ストレートネック)の是正させる効果もあります。

○「壮快」2011年5月号154ページに新潟大学の安保(あぽ)徹教授が
「ミトコンドリアの働きが落ちると免疫力が低下!ガンや糖尿病を招くと新判明」
を寄稿され、太田教授とは違って免疫のほうから述べられている。

私たちの細胞には解糖系とミトコンドリア系の2つのエネルギー創出の機能を持つ
解糖系 は食事から得た栄養を酵素を使わずにエネルギーにかえる
即効性に優れるが、一度に作り出せるエネルギーは多くない

ミトコンドリア系は、糖以外にもたんぱく質、脂肪も使って一度に大量のエネルギーを作り持久力を支える
ミトコンドリアは、心臓、脳、肝臓などの細胞に多いのは、持久力を最も要求する部位だからだ。

この両者の調和が大事で、子どもは解糖系優位で成長し、細胞の老化が進む高齢期はミトコンドリア系優位で生きるのが自然だ。
ストレスは交感神経を緊張させて、血流を抑制する。

その結果、低酵素・低体温に陥ると、ミトコンドリアの機能も低下する。
半面、低酵素・低体温は解糖系を働かせるには有利な体調であり、
解糖系はエネルギーとともに疲労物質の乳酸を産む。

 ストレスで身心が疲労するのも、ミトコンドリア機能低下のエネルギー不足と乳酸の蓄積が原因です。
これが続くと糖尿病を発症する。さらにミトコンドリアの機能抑制が集中的に続くと免疫力が低下し発ガンする。
私たちの祖先は、地球に酸素の少ない時代から解糖系でエネルギーを作っていた単細胞だった。
その後大気中に増えた酸素をストレスに感じ、当時酸素を使って呼吸していた細菌(ミトコンドリア)を自らの体内に住まわせて酸素の処理をさせた。
その際に「母体となる細胞はミトコンドリアにエネルギーを作ってもらう。だから細胞は必要以上分裂しない」という約束した。
この約束に反して分裂しては増殖するのがガン細胞だ。
ガン細胞は低酵素・低体温という危機的状況を自ら乗り越えようとする細胞の先祖返りの現象で、環境を変えない限り、何度でも再発をくり返す。

ガンも糖尿病も、低酵素・低体温体調からの脱却こそが治癒の道です。

生活のリズムを整え、ストレスの軽減を図り、体を温め、血流を促進させて、ミトコンドリアが快適に働く体内環境を整えましょう。

★太田教授は、寒冷、空腹の生命体に危機的状況を作ることがミトコンドリアの活性化をはかるとさせるのに対し、安保教授はストレスを軽減し体を温めよとされる。

 そんな違いを意識されてか安保教授は

「健康な人なら寒冷刺激を与えてミトコンドリアを鍛え、活性化を促す方法もありますが、
病気を癒すのは入浴や湯たんぽなどによる心地よい温熱刺激です。
加えて、ときどき深呼吸して新鮮な酸素をミトコンドリアに送り届けましょう」
 生物の永い細胞の歴史を思わせる論述であった。

☆五日市剛さんは毎年12月に1か月断食されている。

そのブログで ミトコンドリア に触れられている。
最近、『ミトコンドリア』の話題をよく耳にします。
ミトコンドリアは、我々の(遺伝子核のある)細胞の中で、分裂増殖したり死滅したりしている独立した生命体のようなもの。
日々のエネルギーを作り出すほか、老化の原因となる活性酸素を抑える働きをする、なくてはならない存在です。
だから、ミトコンドリアが元気に活動しているかどうかで、我々が若々しく活動的にいられるかどうかが決まります。
そのミトコンドリアは、摂取するカロリーを制限すると増強されるそうです。
ですから、人は少食になればなるほど、ミトコンドリアは増えたりパワーアップして、少ない栄養素で効率よくエネルギーを生産する仕組みになっているようです。
毎年断食する僕にも、その恩恵はあるのでしょうか。
ある番組で、ミトコンドリアを増強する方法について紹介されていました。どの程度効果があるかはわかりませんが:


1 週に2日、摂取カロリーを30%にする。すなわち週末プチ断食をする。
2 サウナの後に水風呂に入る。
3 寒中水泳をする。
4 空腹時に運動する。
5 持久力のある筋肉を増やす。
6 ストレスや緊張を解いてリラックスする。
7 タウリン、リコピン、スルフォラファンのような活性酸素を抑制する物質を摂る。

というものです。
ここでも断食という言葉が出てきました。


『プチ断食』
『サウナ後の水風呂』
『寒中水泳』
『空腹時の運動』

という言葉をながめていると、いずれもからだがエネルギー不足の危機を感じる状態が想像されます。
その危機感がミトコンドリアの数を増やし、からだを維持するためのエネルギーを確保しようとすることにつながるのでしょうか。
ということは、やはり冬こそダイエットに最適なのかもしれませんね。
ダイエットどころか、老化防止にもなる。

(2013年1月26日08時44分 読売新聞)

太田式とは


太田成男先生は、福島県出身の生物学者で、日本医科大学大学院教授で、日本ミトコンドリア学会理事長、日本CellDeath学会理事長、水素研究会理事長などを務め、ミトコンドリア研究の第一人者としても知られています。

人間は60兆個の細胞から成り立っており、その細胞の一つ一つに数百から数千ものミトコンドリアが存在します。
ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーを作り出し、若さや元気の源になっています。
このミトコンドリアの一部が異常をきたし、機能低下する事で起こるのがミトコンドリア病です。片頭痛も、ある意味ではミトコンドリア病の一種と考えられます。
主にエネルギー需要の高い脳や心臓、骨格筋などで症状が出ますが、すべてのミトコンドリアが一様に異常な訳ではなく、様々な症状が出ます。
ミトコンドリア病は1980年代に報告され、平成21年に厚生労働省の特定疾患に認定されました。
国内の認定患者は1000人以下ですが、ヨーロッパにはその20倍以上の患者がいる事を考慮すると、 潜在的には数万人はいると考えられます。

ミトコンドリアは、糖と脂肪と酸素からエネルギーを生成する働きを持っています。
健康な人と不健康な人の違いはミトコンドリアの量にあります。
女性が長生きなのはミトコンドリアの量が多いからです。
人間には白筋と赤筋の二つの筋肉があります。
男性には瞬発力を担う白筋が多く、女性には体を支える赤筋が多いです。
ミトコンドリアは赤筋に多く含まれている事が分かっています。
しかも、女性ホルモンにはミトコンドリアを増やす働きがあります。

食べ過ぎるとミトコンドリアは、栄養が体に行き渡っているため、怠け始めるそうです。
ミトコンドリアが働いてくれないと、 体に入ってくる糖や脂肪はエネルギーに変換されにくくなってしまいます。
ミトコンドリアは、食事から摂取した栄養をエネルギーに変えてくれるからです。
余った糖は血液に流れ込み、分解されていない脂肪は細胞に蓄積し始め、肥満へと繋がります。
ミトコンドリアはエネルギーを作り出す時に酸素を必要としますが、
この酸素が活性酸素に変化して老化に繋がります。

ミトコンドリアを増やすには、空腹が最も重要です。
ミトコンドリアは、エネルギーが不足している時や、もっとエネルギーの需要が必要な時に活性化して増殖します。
空腹になると、体はもっとエネルギーを作らなければと認識してミトコンドリアを増やし、
エネルギーを作ろうとするのです。


ミトコンドリアを増やす生活術


 座った時も立った時も背筋を伸ばす。
 ヨガや社交ダンスを習ってみる。
 寒い場所で運動をする。
 有酸素運動の前に短いダッシュをする。
 マグロトレーニングを行う。
 サウナに入った後に水風呂に入る。
 野菜は緑、赤、黄を食べる。
 週末断食をする。


女性が長生きなのはミトコンドリアのおかげ&ミトコンドリアを増やす方法|教科書にのせたい!


TBSテレビの「教科書にのせたい!」で寿命の鍵はミトコンドリアが握っていたについて放送されました。紹介していたのは日本ミトコンドリア学会理事長で日本医科大学大学院教授の太田成男先生です。

ミトコンドリアは細胞の中で食べ物から取り入れた糖と脂肪と酸素を使いエネルギーを作り出し、そのおかげで人間は生きています。健康な人とそうでない人のミトコンドリアの量は違うのです。女性が長生きなのはミトコンドリアが多いからです。

人間には白筋と赤筋の2つの筋肉があります。男性には瞬発力をになう白筋が多く、女性には体を支える赤筋が多いです。ミトコンドリアは赤筋に多く含まれていることが判明しました。しかも、女性ホルモンにはミトコンドリアを増やす働きがあります。

[ミトコンドリアを増やす方法]


1、プチ断食のすすめ


摂取カロリーを抑えたサルと自由に食べさせたサルでは同じ年齢でもカロリー制限をしたサルの方が若々しく寿命も長かったのです。調べてみるとカロリー制限をしたサルは体内のミトコンドリアの量が多かったのだそうです。

2、社交ダンス


社交ダンスは姿勢をピンとして行わなければいけません。姿勢を維持する筋肉にミトコンドリアは多く含まれています。社交ダンスを3分くらい続けるとミトコンドリアが増えるそうです。

3、食べ物


ミトコンドリアを増やす食べ物はニラ・にんにく・トマト・するめ・ブロッコリーの新芽だそう。ミトコンドリアが活動すると細胞を傷つける活性酸素を排出します。そのためミトコンドリア自身が減ってしまうのです。ニラ・にんにく・トマト・するめ・ブロッコリーの新芽は抗酸化作用があったり、ミトコンドリアの増殖に効果的なのです。


では、ミトコンドリアを増やすにはどうしたら良いのでしょうか?


以下、毎日の生活習慣や運動によってミトコンドリアを増やすためのコツを、簡単に記します。


① 背筋を一分間でもピンと伸ばす習慣をつける

→ ミトコンドリアは、持久力を司る筋肉に多く含まれているため、持久力を伴う動作が非常に有効。

② 毎日、一分間程度片足立ちをする

→ 普段両足で支える体を一分間ずつ片足で支えることで負荷を与え、同時に、バランス感覚も鍛える。

③ 有酸素運動を行う前に、汗が出る様な強めの運動をプラスする

→ 汗がどっと出る様な強めの運動により“エネルギーの枯渇状態”を作り出すことが効果的。

④ 寒中稽古やサウナ後の水風呂

→ 寒さを感じることにより、体が「エネルギーが必要だ」と感じ、ミトコンドリアを増やそうとする。

⑤ カロリー摂取量を少し抑えてみる

→ 空腹感を味わうことで、体が「エネルギーを作らねば」と感じ、ミトコンドリアを増やそうとする。

先ずは、背筋を伸ばすこと(①)と、片足立ちを行うこと(②)を、習慣化してみようと思います。


皆さんも、もしご興味がございましたら、是非、お試し下さい。


カロリー制限でミトコンドリアを増やす


カロリー制限には細胞内のミトコンドリアを増やして活性化する効果があるといいます。

健康で若々しく長生きするためには、この「ミトコンドリア」が元気であることが重要ともいわれますから、この面から見ても、カロリー制限は健康効果が高いと考えられます。


●ミトコンドリア


ミトコンドリアは細胞内で、エネルギー源を作る仕事を担っています。

私たちが食物から取り入れた糖分や脂肪などの栄養素と、呼吸で取り入れた酸素を利用して、効率的にエネルギー源である「ATP」を作りだします。筋肉に特に多く存在しているようです。
お年寄りと若者のミトコンドリアを比べてみると、お年寄りの方がその量も少なく、機能も低下しているといいます。
私たちのすべての活動は「ATP」から放出されるエネルギーが元になってます。ミトコンドリアが活発に働いていて、しかも量が多いことが元気の秘訣ともいえるわけですね。
そして、その鍵を握るのが「AMPキナーゼ」という酵素。AMPキナーゼはATPをコントロールしているといわれます。
いつでも、体内のATP量をチェックしていて、少なくなればATP生産量を増やすように働きかけるようです。
ATPが不足しているということはエネルギー不足ということ。なので、脂肪の蓄積よりも、ブドウ糖を細胞内のミトコンドリアに運んで、より多くのATPを作るようにしていきます。
それと同時に、ATP生産工場であるミトコンドリア自体の量を増やすようにも働きかけるといいます。


●カロリー制限でミトコンドリアも増える


カロリー制限でもミトコンドリアが増えるようです。カロリー制限をして摂取カロリーが減ると、当然、その材料であるブドウ糖(グルコース)の外部からの供給が一時的に減ってATP生産量も減ってきます。
すると、それを感知したAMPキナーゼが活性化。この働きにより、先ほどのようにミトコンドリアを活性化させたり、量を増やしたりしていきます。
また、カロリー制限をしていると無駄にたまった脂肪も分解されていきます。脂肪細胞にたまっていた中性脂肪が少なくなっていくわけです。
脂肪細胞は、ただ単に脂肪をため込むだけのものではなく、それ自身が生理活性物質を分泌しています。脂肪細胞に脂肪がたまりすぎてぶくぶくになっているときは悪玉物質、脂肪がたまっていないときは善玉物質が分泌されるようになっているんです。
そして、善玉物質の1つに「アディポネクチン」というのがありますが、これがAMPキナーゼを活性化する働きも持っているといいます。
こうみると、適度なカロリー制限をすることは、二重にも三重にもいい効果が得られると考えられます。
そういえば、女優の黒木瞳さんも、以前、笑っていいともに出演されていたときに、美しさの秘訣をタモリさんに聞かれて、「腹八分目とミトコンドリアを増やすこと」というのを言われていたと思います。
適度なカロリー制限「腹八分」をして、結果ミトコンドリアが活性化し増えてもいる。その結果が、今の黒木さんの若々しさ、美しさにつながっているのかもしれません。
あの美しさをみれば、非常に説得力のある意見ですよね。
以上のように、ミトコンドリアを増やす方法が、ネット上では各種掲載されております。以上は極く一例にすぎません。さらに検索されて、一番適切な方法を取り入れて下さい。


 これとは別に、ミトコンドリアを弱らせ、その働きを減弱させるものがあります。

 この点は、後藤日出夫先生の著書「お医者さんにも読ませたい片頭痛の治し方」(健康ジャーナル社)をご覧下さい。詳細に記載されています。


 以上これまで述べて参りましたことは、日常生活を送る上での注意点だけですべて解決できることばかりです。お金はかかりません。このような日々の積み重ねを行うことによって、片頭痛は改善されます。トリプタン製剤が、片頭痛を治すものではありません。あくまでも、レスキュウ的なものであり、一時凌ぎの治療法でしかないことを理解する必要があります。