渡鹿野島で働くマリンのブログ

16歳の時に渡鹿野島に連れて来られて、風俗のお仕事をしてるマリンです。

2008年で20歳になりました。

島から出たい。出たいけど、マリンには他に、行く場所がありません。

渡鹿野島での色んな事を書いていきます。

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慣れたけどね・・・

島に来る男の人は、マリンを見て「もっと若い子日本人いないの?」って言います。20歳じゃ、もう若くないから嫌なんだって。

「残ってる中でこれが一番若いんだよ」ってオバサンが説明すると、「じゃあこれでいいか」って、渋々マリンを選びます。たまに「こんなのなら他でもっと安く買える!」と怒る男の人もいます。


渡鹿野島には、日本人で10代の女の子は少ないみたいです。日本人の女の子自体少ないです。

渡鹿野島に来る男の人は、外国人の女の子を目当てに来る人が多いから、マリンみたいな日本人の女の子は、「外国人じゃ嫌、日本人がいい」って男の人の為にいるみたいです。


この間、二人連れの男の人が来て、Aさんは外国人の女の子を、もう一人のBさんは私を選びました。Bさんは初めて渡鹿野島に来たみたいで、日本人の女の子が少なくてビックリしたみたいです。それで、余ってる日本人の女の子が私しかいなかったから、私を選んだみたいなんだけど・・・部屋に行ってから、すごい悪口を言われました。


Bさん 「日本人は可愛い子いないね、みんなオバサンでがっかりした」

マリン 「ごめんなさい」

Bさん 「謝られても嬉しくないよ、これじゃあボッタクリだ」

マリン 「・・・」

Bさん 「そんな顔で、そんなちっちゃいオッパイでも金になってるの?」

マリン 「来てくれる人はいます」←芳野さんの事

Bさん 「へー、その男はどっかの社長さんとか?偉い人?」

マリン 「社長さんみたいだけど、あんまり知らないです」

Bさん 「風俗嬢にペラペラ素性を話す客なんかいないか」

マリン 「・・・」

Bさん 「渡鹿野島って、一番若い子はいくつなの?」

マリン 「外国人の子なら10代の女の子もいるみたいです」

Bさん 「12歳とか、そのくらいもいる?」

マリン 「分からない」

Bさん 「どうせオッパイちっちゃい子を買うなら、もっと若いのが良かったな」

マリン 「少しお金は掛かっちゃうかも知れないけど、変えてもらいますか?」

Bさん 「えっ?12歳くらいの子いるの?」

マリン 「聞いてみないと分からない」

Bさん 「面倒だからいいや、今日はマリンでいいよ」


こんな話をしてて、マリンはずっとイライラ・・・むかっ

この後、Bさんはいきなりマリンを押し倒して、強引にしてきました・・・。

すごい痛かったのに、「さっさと濡らせよ」って言いながら何回も・・・。

マリンはずっと、芳野さんの事を考えてました。

芳野さんなら、もっと優しくしてくれるのに・・・って。

マリンの好きな人

マリンには好きな人がいます。

たまに会いに来てくれる、芳野さんです。


芳野さんは東京の人で、1ヶ月に1回くらい会いに来てくれる人です。

マリンと芳野さんは、会ってもお互いの話をしません。

いつも短い時間しか一緒にいれないし、二人の会話は他の人も聞いてるからです。


一番最初に会った日、芳野さんが「マリンを東京に連れて行ってあげたい」って言ってくれた時、後から島の人に、「島の外に連れて行くのは誘拐」って怒られたみたいで、それからは何も言えなくなっちゃったみたいです。



でも、マリンも芳野さんも携帯を持ってて、時々メールをしてます。

電話だと、同じ部屋の女の子たちに聞かれてチクられるから、メールだけです。

芳野さんはメールで、「いつかマリンと一緒に暮らしたい」って言ってくれます。

マリンもいつか島から出て、芳野さんと一緒に暮らしたいです。

毎日とは言わなくても、もっとたくさん、芳野さんに会いたい。声が聞きたい。


マリンは島で待ってる事しか出来ないから、結ばれる事はないのかな・・・。

はじめまして、マリンです

渡鹿野島で働くマリン、20歳です。

マリンは16歳の時にアキヨおばさんに連れられて、渡鹿野島に来ました。

アキヨおばさんはマリンを島に置くと、そのまま帰ってしまい、それから一度も会ってません。


マリンは自分の本当の名前を知りませんでした。

島に来た時、アキヨおばさんに、「今日からはマリンって名前になるんだよ」って言われて、本当の名前は忘れるように、これから知り合う男の人には「マリン」って名前しか教えちゃいけないと言われました。


マリンの両親は、生まれた時からいません。

色んな人の家を転々として、15歳の時にアキヨおばさんの家に住む事になって、それから16歳になって、渡鹿野島に連れて来られました。



マリンは、男の人を楽しませる仕事をしてます。

一緒にお酒を飲んだり、ゲームをしたり、マッサージをしたり。

あまり楽しい仕事じゃないけど、渡鹿野島には同じ仕事をしてる女の子が多いです。


嫌な人にたくさん出逢うけど、いい人にもたくさん出逢います。

そんなマリンの日記です。