本日ふたつ目の記事になります。「双子の魂 シンクロと感情」を先にお読みくださいませ。

 

先日の「薬物依存」の記事で、薬物に限らずどんな依存にも根底には欠乏感がある、ということを書きました。ツインソウルという言葉にしがみつくのも、やはり欠乏感からでしょう。欠乏感は恐れを引き起こします。

 

愛に満たされていないという欠乏感を、やっと見つけた相手で埋めようとすると、次にはその人を失う恐れを感じる。一度出逢ったら二度と離れない、もともとひとつの魂だからというツインソウル神話を信じることで、上手くいかない相手のことも、運命の相手ならば必ず一緒になれる、必ず結婚できる……と保証される。

 

そのために「ツインソウル」という言葉や概念にしがみつく人が、もしかしたら増えているのかもしれませんね。今回のコメントの嵐で、ツインソウルについての発信にはそういう問題も内在しているのだなあ、と改めて考えることとなりました。

 

どうしてもツインソウルでありたい、ツインソウルと結ばれたい、そういう人をターゲットにした商法が世の中にはある、ということは納得できます。ツインソウル鑑定だとか、ツインとの統合を促すことをうたったセミナーだとか、物を売るケースもあるかもしれませんね。

 

私個人的には、そうした商法に対して肯定も否定もしない立場です。占い師や霊能者と一緒で、玉石混同だと思っています。つまり、本当にきちんと宇宙の叡智につながり、人を導けるリーダー素質の在る方もいるだろうし、なんの知識も能力もないのに、ツインで悩む人をターゲットに口八丁手八丁で高額の請求をする人もいる、ということで、大切なのはそれを見分ける力かなと思うのです。

 

悪意があって金儲けする人もいるかもしれないけれど、善意から自分が人を救えるのだと心から信じて、浅い知識でカウンセリングやらセミナーやらを行うケースもあって、後者ほうが多数派という印象を受けます。医者などと違って資格を求められない職業だけに、やろうと思えばだれでも始めらますからね。ツインブログを少しサーフするだけで、セミナー類の本当に多いことに驚かされました。

 

しかしながら、ここにも波動の法則が当てはまると思います。自分の波動に見合った場所に引き寄せられていく、ということです。だからまずは、自分の状態をしっかり見つめて、他人に依存しない姿勢が大事かなと思うのです。

 

彼は戻ってきますか? 結婚できますか? というだけで終わらないのがツインソウルです。ふたりには地球上で果たすべき使命があるからこそ、出逢っています。それは、他人から教えられることではありません。きちんと自分と向き合った末に、はっきりとわかるときがきます。

 

そして私が強く感じるのは、ツインソウルはそもそもその使命を果たすことを選んで生まれて来ているし、出逢っているわけで、最終試験に向けて相当な体験をこれまでに積んできた強固な魂である、ということ。そう簡単に他人に依存して、低い波動域から出られない状態にはならない、といういことです。

 

鑑定やらセミナーを参考程度にするならともかく、生活すべてを巻き込むくらいどっぷり依存していく人たちは、そもそもツインソウルに出逢った魂とは思えません。だけど鑑定では「ツインソウルです」と言い切られ、余計に泥沼にはまっていく、というシナリオは充分想像できます。しかし、こればかりは誰かが何かをして止められることではありません。

 

悪徳商法を世の中からなくしたい。そう願う人は大勢いらっしゃることでしょう。だけど、実体のよくわからない商法は、今に始まったことでなく、ずっとずっと昔からいろんな形で存在しています。残念ながらそれを作り上げているのも、私たち人間の概念、観念なんです。悩み苦しむ人がいれば、それを助けようとする人もいるし、利用する人もいます。エネルギーのやり取りで、そういう形が出来上がってしまう、ということです。

 

ツインソウルに限らず、病気だとか家庭環境だとか、悩みや弱みに付け込んで上手い話で金儲けする人は、いつの世の中にもいるものです。そういう人を根絶やしする、というより、そういう人に出合わない自分になるほうが大事かなと、私は考えてます。つまり、前にも書いたように、波動を上げることで、出会う人、起こる出来事などが変わり、見える世界が変わってくる、ということですね。

 

逆に言えば、悪徳商法に引っかからないまでも、そういう商法が嫌というほど目に付くとか、それにはまっていってしまう人が気になって仕方ないというのであれば、それは自分がそういう波動にいるから、だと思うのです。

 

自分の現実、見える世界を作っているのは、すべて自分の持つ概念である、ということに立ち返ると、根本的な問題は他人ではなく、自分にあることに気付くでしょう。

 

自分と向き合う方法、エネルギーワークなどを、私が繰り返し書いているのは、そのためです。

 

With Love xoxoxo

May