皆様、「年収中央値」をご存知でしょうか?
個々の年収データをすべて足し合わて割る、いわゆる「平均値」は、よくTVでも使用され目にする機会も多いと思います。
それとは別で、「年収データを高い順、または低い順に並べたときの真ん中の値」 例えば、100人に年収を聞いた際に、年収順位がちょうど真ん中の人、つまり50位の人の年収が「中央値」ということになります。
100位の最下位は貧しく→50位は真ん中(中央値)→1位は一番裕福な金持ちとなり、平均年収とこの中央値の差が大きいほど貧富の格差が広がっていると考えられます。
友人に以下のサイトを教えてもらい、調べてみました。
『 World Population Review 』
https://worldpopulationreview.com/countries/median-income-by-country/
英語版しかないので、
最初の部分を英訳ソフトしたものをつけておきます。
国別の中央値収入2020
国の収入の中央値は、国の収入分布の真ん中にある数です。
つまり、国の成人の居住者の半分はこの数よりも高い可処分所得を持っているのに対し、残りの半分はこの数を下回る可処分所得を持っています。
この記事では、世界中の収入の中央値を探ります。
これらの数値は、購買力平価(PPP)を使用して、為替レートの変動を排除し、最も正確なデータを提供します。
これをいくつかの国を訳して出しておきましょう。
日本の 1世帯収入の:$33,822
一人当たりの収入の中央値:$ 10,840
2020年の人口:126,476,461
韓国の 1世帯収入:$ 40,861
一人当たり所得の中央値: $ 11,950
人口2020:51,269,185
米国の 1世帯収入:$ 43,585
一人当たりの収入の中央値:$ 15,480
人口2020:331,002,651
ドイツの 1世帯収入:$ 33,333
一人当たり所得の中央値: $ 14,098
人口2020:83,783,942
イギリスの 1世帯収入:$ 31,617
一人当たり所得の中央値: $ 12,399
人口2020:67,886,011
フィンランドの 1世帯収入:$ 24,615
一人当たりの収入の中央値:$ 15,725
人口2020年:5,540,720
ロシアの 1世帯収入:$ 11,724
一人当たりの収入の中央値:$ 4,129
2020年の人口:145,934,462
下の方を見れば一目瞭然なのですが、中央値で見るとG7の中でも少ない方ですし、隣国の韓国より劣っています。
ちなみに、平成21年「総務省」の発表した平均所得金額も参考までに‥
平均年収はサイトや発表する省によってまちまちですが、下記のサイトが面白いと思うのでご参考までに・・
『 DUDA発表
平均年収ランキング 最新版【年齢別】』
https://doda.jp/guide/heikin/age/
過去のデータを見る限り、一部上場企業の平均給与はあまり大きく変わってませんが、各地方の平均入輿はじわじわ下がっている印象です。(明確な統計したデータがないので、各地域の個別データを様々比較しての内容です)
ちなみに、子供を大学へ行かそうとする人が必要と言われている平均年収は700万円ほど(この数字の根拠がよく解ってません)と言われてますので、この視点で見ても厳しいです。
また将来への貯金についても、この中央値以下になる方々だと国が言う貯蓄や投資をやるにしても、大変だろうと想像できます。
日本は文化や社会的な標準レベルが高く、水がどこでも飲めるし買い物も不便ではなく、物は豊富で物価も安い、控えめに見ても素晴らしい国です。
しかし、このような格差や年収が下がっている数値を見ると、将来への不安が増していきますね…。
今すぐ具体的な案があるわけではありませんが、20年ほど前は、どの企業もある程度皆同じラインでスタートさせ、そこから競争をさせる『日本型 社会民主主義』が7割を超える中流階級世代を生み出した時代が、今は通用しないのかもしれませんが懐かしいです。