中華SJCAM社とその製品(SJ4000 etc)について | 東京備忘録

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備忘録です。

またまたSJCAM社のアクションカメラの話題になるのですが、いろいろ調べていくうちに多くの方の疑問である点が明らかになってきました!

前回の記事を先に読んでいただけると話が分かりやすいかと思います。

簡単に言うと、GoProっぽい激安大人気の中華アクションカメラ、SJ4000等の製造元、販売会社に関してですが、中国ならではの模倣品とその製造元の詐欺まがいな悪質な企業が多すぎて、正規の詐欺でない企業が何かわからず、非常に複雑なことになっていました(頭の中が複雑??)

現在、正規品として世に出ているSJシリーズのカメラは、
・SJ4000
・SJ4000 WiFi
・SJ5000
・SJ5000 WiFi
・SJ5000 Plus
・M10
・M10 WiFi
あたりが主力ラインナップです。

ヤフオクやAliexpressでSJ4000と検索すると出てくるカメラの大半が悪質な模倣品です。オリジナルを購入したい場合は"SJCAM SJ4000 WIFI"などと、SJCAMというフレーズを入れて検索するだけでかなりフェイク品が弾けますので、そこから分けるのがいい方法です。

模倣品、といいますか、レプリカ、と呼ばれていますが、レプリカの製造会社は中国の深センを中心に数多く存在し数人規模の職場がほとんどです。
開発する余裕はないのでレプリカ製造を行いますが、綺麗事を言っていては商売になりませんので、製品名に"SJ4000"と入れるわけです。このおかげでわざわざ自社製品を宣伝する手間は省けます。

このような事情とレプリカ品の異常な価格設定のせいで正規品を見つけることが困難になりつつあります。

ヤフオク等で顕著なのが"EKOO"と書いてあるものや"Sunco"と書いてある製品で、この手のものはまだ分かりやすくていいのですが、本物に似せたもの、少し違うが知らない人が見ると本物に見えるものも多数存在するので注意が必要です。

この辺で今回の話題に移りますが、まず、SJCAM、というのは企業名ではなくブランド名です。
この辺は気づいている方もいるのではないでしょうか。

正規品の製造元は深センのHongfengCenturyTechnologyという中小企業、ただ一つだけです。

ネットで検索していると、www.sjcam.comというサイトとwww.sjcamhd.comというサイトを見つけ違いに困惑、どちらかが偽物かと疑う方もいるかもしれません。私もそう思ってました(笑)

上に書いたHongfengCenturyのホームページからは販売ページとしてwww.sjcamhd.comに誘導されるようになっています。

この辺の仕組みとしては、HongfengCenturyの直売サイトとしてwww.sjcamhd.comが存在します。

ではwww.sjcam.comは詐欺か??
そういうわけではないようです。

www.sjcam.comはVIOFOという、こちらも深センの卸売業者によって運営されています。
経営者を辿ると、あのfoxofferも運営しているという割と大きな企業です。

SJシリーズのファームウェアアップデートがwww.sjcamhd.comではなくwww.sjcam.comで公開される理由としては、VIOFOはHongfengCenturyTechnologyの提携先、という関係だからということだそうです。

つまり、VIOFOはHongfengCenturyの卸売の取引先だけでなくビジネスパートナーでもあるということ!

てっきり似たようで微妙に違うURLだったので詐欺か何かかと思いましたがどうやらそうではないようです

ちなみに2014/9以降に出荷されたHongfengCenturyの製品は正規品と判別するため、スクラッチタイプのホログラム正規品保証シールが外箱に貼り付けられてありますので、ご確認ください。

少ないとは思いますが、もし中華企業について気になっていた方がいらっしゃれば参考になればと思います!