肝付左兵衛尉「天正元年正月六日末吉住吉原ニテ戦死ス」
肝付三河入道竹友「天正元年正月六日住吉原戦死今其墓アリ」
肝付伊勢守兼清「天文年中姶良地頭」
肝付刑部少輔
肝付加賀守兼吉「加賀入道文安カ孫ナリ文安ハ応仁ノ比肝付代官トナリテ忠節無二ノ者ナリト云天文年中恒吉地頭」
※「文安」は人名ではなく元号の間違いで、兼吉の祖父・加賀入道は文安から応仁期の人物。
肝付治部左衛門尉兼名「覚兼日記天正三年名前見得タリ兼吉カ弟ナリ省釣 公ニ叛ク時兼名廻城ヲ襲ンコトヲイフ省釣悦テ佩刀ヲ与フ兼名即三百余ヲ卒シテ夜ニ乗シテ廻城ヲ襲取リ自ラ其城ヲ守ル廻地頭ナリ」
※「兼名」という諱は他に「兼石」と書かれたりするが、恐らくは「兼右(かねすけ)」の誤字誤認と思われる。
肝付武蔵介兼堅「弘治二年ヨリ鹿屋地頭」
肝付越前守「元亀三年廻市成境ニテ戦死」
薬丸出雲守兼将入道孤雲斎「省釣カ家老也覚兼日記天正三年十二月名前見得タリ」
薬丸弾正少弼兼持「孤雲カ子也内ノ浦地頭」
検見崎常陸守兼泰「串良地頭元亀ノ比」
伊集院三河入道竹圃「大崎地頭天正元年正月六日住吉原戦死」
新納下野入道永侃「安芸守忠氏入道永看 志布志地頭」
「忠氏恒吉城主叛(二)新納氏(一)属(二)本田氏(一)又叛シテ省釣ニ属ス天正四年十月朔日伊東氏ト戦テ死于飫肥南郷」
※()内の数字は返り点
安楽下総守
安楽備前守「牛根地頭」
渡辺隠岐守「松山地頭」
岸良蔵人佐兼直「永禄年中大姶良地頭ナリ」
岸良将監「元亀三年正月十九日隅州小村ニ戦死ス」
安楽刑部少輔兼□「永禄中市成地頭」
川越丹後守家実「永禄中高隈地頭 元亀中百引地頭」
福崎和泉守重張「於牛根城戦死此人ハ伊地知方トモアリ」
竹田山城入道笑我「天正三年十二月廿七日肝付ノ使ナリ覚兼日記」
鹿屋周防介兼豊「鹿屋領主ナリ弘治二年八月十七日与北郷於日州国合原合戦嫡子采女兼任一所ニ戦死」
町田左近将監「肝付省釣ニ与党イタシ其後御内応申上候処露顕イタシ自害ス母妻子迄モ死罪ニ被行ノ由天正十二年六月廿九日覚兼日記ニ見ヘタリ母ハ覚兼母方ノ伯母ナリトアリ」