柴田淳:「今、たすいちを観るべき10の理由」③ | 『たすいち』劇団ブログ

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東京を拠点とする劇団『たすいち』のブログです。日々、公演情報や稽古でのことを書いていきたいと思っております。

②よりの続きです!



【7】小劇場出身役者の活躍

 

「小劇場ってそもそもなに?」って方が大多数だと思います。

この言葉、実は多義的に使われるので、意外と説明するの面倒くさいんです。

要は小さい劇場でやってるんでしょ?というネガティブイメージがつきまとうので、

あんまりこの言葉は好きではありません。間違っちゃいないんですけど。

今は「小劇場」「小劇場系」というジャンルとして使われるのが一般的かなあと思います。

小劇場には基本的にスポンサーがいないので、

演出家や役者が好きなように表現出来ることが一番の魅力だと思います。

 

その中で数々の名脇役を生んで来ました。

佐藤二朗さん、ムロツヨシさん、吉田羊さんなど、

第一線で活躍されている役者さんが小劇場でたくさんの舞台に立っています。

小劇場は、個性派俳優の登竜門として機能しています。

つまり、小劇場がなくなれば、イケメン・アイドルばっかりの、

メチャクチャつまらない芸能界になってしまいますよ!!!

そんなディストピア、僕は嫌です。

イケメン・アイドルだらけのドラマが嫌いなあなた!!

そうならないためにも、小劇場に足を運んでください!

 

【8】登竜門・たすいち

 

そんな小劇場の中でも、

一時期たすいちは「小劇場役者の登竜門」という蔑称が流れていました。

たすいちに出ている役者が当時の制作さんの紹介で、

もっと動員の多い舞台に出て、忙しくなり、たすいちに出なくなるという、

誰も悪くないけど、たすいちだけ有望な役者を失うという、

悲しい事件が数多くありました。

育てては掻っ攫われるという負のスパイラル。

逆に言えばネクストカマーの集まりとも言えます。

良く言えばね!

 

【9】出演者が全員たすいち経験者

 

今回の『ツヅキノキセキ』は、10周年記念公演ということもあり、

全員過去出演者という座組になっております。

普通の公演だと、たすいちの作風に慣れるという工程が、

どうしても必要になるのですが、今回そこがバッサリ省かれているので、

マイナスをゼロにする稽古時間の使い方がほぼありません。

看板女優、永渕沙弥はもちろん仕事をしてくれるのですが、

今回出演する劇団員の小太刀賢・中田暁良・中村桃子も、

たすいち節が浸透してきたなあと思います。

特に中田くんは若い時、あんなにスタイリッシュなお芝居してたのに、

今やもうコントみたいな姿勢が板についています。

 

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頼もしい出演陣と、プラスを更にプラスにするために日夜稽古しております。

 

【10】俺が出ている

 

結局そこなんですよね。

生意気ながら、自分が出演する団体・作品は選んで出演しております。

 

わたくしごとですが今月頭に結婚しまして、

年内はそれに向けて指輪代などを稼ぎ、

舞台の出演を控えようと思っていたのですが、

目崎がどうしてもというので出演することにしました。

 

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というわけで、『ツヅキノキセキ』チケットの予約お待ちしております!!

あなたの予約が指輪代になります!!

http://ticket.corich.jp/apply/87658/016/

 

 

柴田淳