曲作りにおいて、
押さえておきたいポイント。
◯曲の “ 切り口 ” はハッキリさせる。
◯曲の “ 売り ” がある
“ 切り口 ”というのは、着眼や発想の仕方、
ということです。
“ 切り口 ” をハッキリさせる、ということで、
その曲の“ 売り ”も出てきます。
自分の音楽の個性を出すことも大切ですが、
自分のオリジナリティは
ある程度、自然に出てきますが、
“ 切り口 ” を考える場合は、
むしろ、どういった曲にするかという
工夫が必要になってきます。
そこに意識をフォーカスする必要があります。
それには、今までどれだけの良質な音楽を聴いてきて、
無意識に蓄積されたアイディアがあるか、
ということになります。
“ 無意識に蓄積された曲のアイディア ” を
“ 意識的にオモテに出す作業 ” をする。
ということですね。
少し難しくなってきましたね。
なぜ “ 切り口 ” が大事かと言うと、
メロディはド~ドの1オクターブ、12音
の組み合わせで作られます。
メロディの組み合わせは限られています。
既に50年以上も歌ものが作られている中で
出尽くした、という言い方は少しネガティブな
印象を与えますが、
大体のパターンは出揃っています。
特に日本人の琴線に触れるメロディは
ある程度、予想がつきます。
そういった背景の中で、曲の “ 切り口 ” によって、
同じメロディでも違った印象の曲に聴こえます。
“ 別の切り口 ” を模索することで、
まだまだ別の曲が生まれる可能性がある
ということです。
これは時代が流れていく中で常に
意識していく必要があります。
曲の “ 切り口 ” はその曲が作られる
すべてに要素によって決定します。
歌詞、メロディ、リズム、コード、アレンジ、
楽器の音色、歌い方、声質、楽器構成、
曲の構成、個性的なギター等々、、、、
もっとあるでしょう。
合わせ技もあるので、表現は無数に存在します。
例えば、、、
歌詞を東北弁にして、
リズムは「チッ・チーチ」なジャジーで、
ベースもジャズっぽく、1拍ずつの生ベース。
曲の構成はAメロBメロの繰り返し、
歌い手は小学生。
みたいな、
あくまでも極端に例を出しました(笑)
“ 切り口 ”を連呼しましたが、
曲の個性、クセ、方向性、オリジナリティ、
と言い換える事も出来ます。
その中で、自分ならではの“ 切り口 ”
によって、オリジナリティのある曲になります。
枠を決めたり、何かを限定していくことで、
ユニークな楽曲に仕上がります。
曲という枠を越えるなら、
アーティストのユニークな衣装や演出なども、
ある意味にオリジナリティとう名の“ 切り口 ”
ですね。
曲を作る時にまず “ 切り口 ” から
入ってみてはいかがですか?
今日も~~
Enjoy your Life & Music!!
【本日の逸曲】
“ 切り口 ” を越えた個性爆発のデヴィッドボウイ。
曲もポップでいい。この曲が入っているアルバム「ジギースターダスト」はホント良く聴いた。