曲の構成はいろいろ、流れが大切なのだ。 | 作曲家・田村信二のブログ

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引き続き、曲作りにおいて、

押さえておきたいポイントになります。

 


◯基本的には1コーラスでいい


これは便宜上というか、コンペに限ってです。


ただ、1コーラスで曲の良さを伝えないと


いけないということですね。


まあ、ここは軽く流しましょう。


構成

◯構成がわかりやすく、聞きやすい。


曲の構成もいろいろあります。


現在において、基本的なものだと、



[ イントローAメローBメローサビーチュートロー


2Aメロー2Bメロー2サビー間奏ー3サビーアウトロ ]



といったものでしょう。


イントロ、チュートロ、アウトロといった呼び方


は、僕が気に入っていて、使っているだけで、


人によって様々です。


アウトロはエンディングともよく言いますね。



コンペで提出する時は1コーラスで


OKの場合がほとんどです。



[ イントローAメローBメローサビーエンディング ]


・イントロ(8小節)Aメロ(8~16小節)。

   16小節だと、A、A'という分け方です。

・Bメロ(8~16小節)16小節は少しかもです。

・サビ(8~16小節)

・エンディングは(4~8小節)


これはあくまでも、典型的な一例で、


初心者の人が参考にする場合、と考えて下さい。


典型的なものは他にたくさんありますし、


典型的じゃないパターンもたくさんあります。



かつては AメローBメロ(サビ)というのが


主流な時代もありました。



童謡や唱歌など、シンプルなものから、


時代が経つにつれて、


どんどん複雑になってきています。



同じだと飽きてくる、


同じだとつまらない、進歩がない、


革新的ではない、という理由でしょうか。



「モモクロ」などのアイドルは、


そういった実験的なことを、


どんどんしていくタイプのグループですね。


曲中でテンポや拍、ジャンルを変えたりもします。



猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」/ももいろクローバーZZ

逆にAKE48はマス(大衆)を意識した


曲作り、構成になっている気がします。


どこかで聴いた事のあるような、と言われますが、


構成に限らず、メロディもより多くの人の琴線に


触れようとすると、当然そうなります。



ラブラドール・レトリバー / AKB48 / AKB48

そのギリギリのところでの  “ せめぎ合い ” 


とも言えます。



まあ、どちらがいいかは別として、


シンプルな構成の方が、


曲の流れ、ストーリーが見えやすいという意味で、


コンペには、おススメというと捉え方をして下さい。


ただアイドル以外のアーティストは逆に、


かなり典型的な構成が多いです。



目指すところとしては、予定調和と裏切りの


バランスだと思っています。


安心して聴けながら、たまにおぉ~ビックリした!


と両方ほしいですね。


流れもあると思います。


そういった意味で構成は大事です。


ドラマ、映画や小説、恋愛などなど、


すべてに当てはまります。


このあたりの、ヒントがたくさんありそうですね。



では、今日も~~



Enjoy  your Life & Music!! 



【本日の逸曲】


Madonna / Material Girl Material Girl

この頃のマドンナはポップで好きです。