もやしを車内販売で買う! | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

列車の車内販売で売られている品は、定番の品が目立つ。ビール、コーヒー等である。
定番の品とは、ホットコーヒー、ビールなどの良く売れる品だ。弁当、アイスも車内販売の定番の品だが、残念ながらJR東日本では基本的に今回のダイヤ改正で、取り扱いがなくなる。

ところが、世の中には、変わった品を車内販売で扱っている。全国でも、ここだけの車内販売を、本日利用してきた。
何を買ったかというと・・・
「もやし」だっ!

この「もやし」を買ったのは、青森県の弘前中央から大鰐を走る弘南鉄道だ。

弘南鉄道では、1月から3月の月曜火曜限定で、車内販売で特産品の「もやし」を販売する。
現在「大人の休日パス東日本北海道スペシャル」の期間であるが、2月末で北海道の車内販売が全廃されたため、北海道に向かう気もしない。ちょうど良いと思い、出かけることにした。
JR弘前駅から、道に迷って徒歩20分、弘南鉄道の弘前中央駅に着いた。
待合室の中は、ストーブがついていて、暑いくらいだ。
発車5分前になり、改札を通れるようになった。二両編成の電車に乗りこむ。
車内には「もやし」を販売する人がいた。「プロジェクトおおわに事業協同組合」の方だ。
そもそも、大鰐温泉を利用して、350年前から栽培されていた由緒正しい「もやし」らしい。お殿様にも献上されてきたとのこと。
 
その「もやし」を、350円払って購入した。
ビックリしたのは、大きさだ!
E5系「はやぶさ」のテーブルに載せたら、はみ出るくらいだ。
普通の「もやし」とは、全く違う品と言える。
調理法も違ってくるから、地元の有名店のシェフによるレシピもついている。
 
平日の昼間だけあって、2両編成の電車は約10人と空いていたが、私が1束買った以外にも2束が売れた。
地元では定評がある品だからだろう。
売り方も、素敵だ。
カゴにハッピで、伝統的な雰囲気を出している。
私が「もやし」の販売を知ったのは、地元新聞社などのネットニュースだ。
駅前で売るのではなく、車内で売るからこそ、マスコミも注目して、多くの人が知る機会になる。
ローカル線は、活用次第で大きな効果がある・・・なんてこと言うと、いすみ鉄道の鳥塚前社長の受け売りかな。