ルシア・ベルリン(Lucia Berlin)という作家
書店で何気なくタイトルが気に入って写真の文庫本を購入。
最初の短編「エンジェル・コインランドリー店」を読んで、これは只者ではない作家に出会ったと感じた。
私は読むのが遅いので24話の短編を時間をかけて読破。
何か今までにない読後の余韻があり、すぐに別の作品も読みたくなった。
インスタにこの写真をアップしたら、すぐにアメリカの友人から、
この作家は今アメリカでとても注目されていると書き込みがあった。
少し調べてみると、ルシア・ベルリンという作家はもう亡くなっていて、
生前は熱狂的なファンはいたもののそんなに評価はされてなかったそうだ。
生い立ちから生き方まで、小説と同じ位濃厚な人生を送った女性のようだ。
その経験を明るくユーモアを交えて文章に書いているとおもうのだか、
どの文章にも人への愛と優しさが感じられてホッとする。
★2020年 本屋大賞 翻訳小説部門第2位
★第1回 Twitter文学賞 海外編 第1位
という評価をすでにえているみたいで、私がどうこういうより再評価はもうされているようだ。
とはいえ、この本に出会えてほんとに良かった。
私の仲では、フィッツジェラルドを読んだ後の気持ちにも近いものを感じる作家だった。