当教室では初歩フェーズを卒業(こちら)したメンバーには、最低限のルール(※)は設けていますが、自分で練習メニューを決めてもらっています。
※各自のレベルに応じた問題の中からしか選べない。(暗算認定ランクやS1グランプリなど)
それは自分で納得して選んだ練習の方が楽しく頑張れて、結果上達が速くなるからです。
過去記事:ルート選びは大切です
ですが、完全にお任せしているわけではありません。
教室からお勧めの練習メニューを説明した上で自分で決めてもらっています。
お勧めの練習メニューは授業前の休憩時間やメンバー用サイトの個別アドバイスなどにおいて伝えています。
過去記事:こうやって上手になってもらいます!~上達と授業の流れ~
お勧めの練習メニューは各自の状況に応じますので様々です。
ですが、原則として共通する部分もあります。
例えば以下の様なものです。
過去記事:そろばんは得意だけど暗算が苦手
過去記事:かけ算の始め時は?
過去記事:間違いが多い場合への対応
こういったことは授業中に繰り返し話しています。
ですが、案外伝わっていません(^^;
過去記事:アドバイスを聞いてくれるのはどのくらい?
そのため、保護者の方にも知って頂き、必要に応じてフォローして頂きたいと思い、ブログにも書いています。
そして、そういったものは他にもあります。
その1つが各試合(※)に向けた練習メニューの選び方です。
※S1 CUP、S1グランプリ、S1マスターズ
これらの試合は1ヶ月かけて行われます。
そのため、1ヶ月間のどの時期かによってお勧めの練習メニューは変化します。
a)試合開始直後(最初の1週間くらい)
出場している試合の点数を一通り揃えることをお勧めしています。
例えばS1 CUPであれば、そろばん2回、S1 CUP暗算2回(※)になります。
まずは一発で出せる現在の力の確認を行い、その上でこの先1ヶ月の目標を改めて考える材料にします。
また、終盤に体調不良などで欠席が続いて記録が揃わないという事態を防ぐ目的もあります。
※加減算の暗算認定ランク:ジュニア2(J2)まで認定を受けていない場合は、S1 CUP暗算ではなく、暗算認定ランクの問題をやってもらいます。
b)2週目~締切1週間前
各自の状況に応じた地力を上げるための練習をお勧めしています。
例えばそろばんを弾く力がまだまだ足りないメンバーにはそろばん中心の練習を勧めます。
暗算の練習は試合用の問題ではなく、各自のレベルにあった問題をたくさん練習できる暗算認定ランク中心の練習を勧めます。(こちら)
また、かけ算やわり算に新たに取り組む場合はこのタイミングをお勧めしています。
c)締切前1週間
各試合の記録を1点でも伸ばせるように、各試合の問題中心の練習をお勧めしています。
もちろん、これは原則的なものであり、場合によっては異なることをお勧めする場合もあります。
例えば各試合の卒業が目前の場合、bの時期でも試合の練習中心を勧めることがあります。
例えば間違いが多すぎる場合には、abcの時期に関係なく、時間計測をせずに1問ずつしっかり正解できるようにする練習を勧めます。
せっかく一生懸命がんばっていても、良い練習をしなければ中々上手になれません。
良い練習をするためにも、お勧めをしっかりと理解して練習メニューを選んでもらいたいと思います♪
過去記事:ベクトルを意識しよう!~上手になるために~