私撰関西名所図絵:神戸うろこの家 | スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

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画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。


また、神戸北野の異人館街に戻ってきました。

今日は異人館街でも最も山の手の「うろこの家」に

向かっています。

以前ご紹介した”おらんだ坂”をふうふう言って登りました。

いや~昔の人は脚力があったんだな~


Pうろこの家1
うろこの家・うろこ美術館
1905年(明治38年)外国人向けの高級借家として建築された。
外壁の天然スレート石の形状が魚のうろこに見えることから
この名前で親しまれている。左側の建物は現在美術館になっており
神戸出身の画家、堀江優氏の作品などが展示されている。


うろこの家アップ
うろこの家の名前の元になった
うろこ状の天然スレート石

その内部は当時の内装でドレスアップされています。

Pうろこの家3
パーラー(談話室)


Pうろこの家2
食 堂(テーブルセッティングもバッチリ!)

書斎
書 斎
*ごっこスーラもこんな書斎が欲しい・・・
(陰の声:また夢を見てるな・・・(v_v)


Pうろこの家4
美術館のエリア(西側タワーの内部)
*あ、この女性の方達は全く知らない観光客さんです。


タワーの内部からのモチーフがおもしろかったので

ちょっとスケッチしてみました。


skうろこの家1
スケッチ「うろこの家の西塔内より」 (水彩色鉛筆・F3)


P神戸遠望
うろこの家から見る神戸港方面
かなり高台です。明治のころは建物も少なく、入港してくる船が
よく見えただろうな。今日は天気があまりよくなく残念!


さて、ここまで来るのに疲れ果てているが、名所図絵を描く

という目的を忘れてはいけない。


老骨にむち打って
、油彩に仕上げた作品がこれ↓


うろこの家

私撰:関西名所図絵之内
うろこの家 (油彩・F8号)


(陰の声:おや、スケッチのタワーの内部の絵じゃないの?)


やはり、浮世絵ルーツの名所図絵としては

まず、どこの名所を描いたかのか、見た人にわかるのが大事だと

いう絵はがき的意識がある、イロモノ(自由作品)はその次だね。


絵はがきを馬鹿にしてはいけない

あの、パリの街を描いたユトリロも絵はがきを見て

名作を描いたという事実もある。

(陰の声:またわけのわからんこと言って開き直ったね (-_-#)


まあ、こんな日もあります、疲れていたし・・・

P北野観光客

帰り道の一こま
異人館街で街頭地図を見る観光客(全く知らない人)


神戸は観光客もかわいい子が多いな・・・

でも、疲れていたから声も掛けずにまっすぐ帰りました。

(陰の声:疲れていなければどうなんだ!)

まっすぐ帰りましたよ!

どうせ相手にされないし・・・(×_×)


神戸には北野異人館街以外にも、港のハーバーランドも

旧居留地や中華街などモチーフになる場所はいっぱいある。

また、ぜひ描きに来たいと思っています。




   
     (私撰:関西名所図絵之内「うろこの家」・了)