先日、とある方から、このブログにコメント(相談)をいただく。

その方も、資格認定試験の二次試験にて「生活科」を選択したのだが、その対策はどうだったか、というもの。

 

ううむ、どうだったかな、と思いながら、通称「黄色い掲示板」の、当時の記事をさかのぼってみる。

すると、3年前の春、成績開示が届いたタイミングで、こんな書き込みをしていたので、そのまま張り付けよう。

 

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<第2次試験> 論述(生活)70点

-2次に関して-
75点ぐらいは固くとれているつもりでいたのですが、実際には70点。問1で、思いのほか点を稼げていなかったのかーと想像しています。


2次対策として、学習指導要領解説以外では…
○「生活科事典」(東京書籍)
○「小学校図解生活科101の活動・教材 」(東京書籍)
○「小学校学習指導要領の解説と展開_生活編」(教育出版)
・「生活科資料_飼育と栽培」(小学館)
・「新任教師のしごと_生活科_授業の基礎基本」(小学館)
このあたりを参考にしました。
でも結局は、指導要領を精読しておくことがいちばんですよね。ある意味、現役の教員に負けないくらいの意識で、把握に努めました。

 

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(はりつけ終わり)

最後の一文がひどく生意気ですが、まぁ当時こんなこと書いていた。

 

 

一次、二次かかわらず、生活科って、独特の難しさがある教科です。

書き込みのなかにも、

「生活科事典」(東京書籍)
「生活科資料_飼育と栽培」(小学館)
という書籍を記録したとおり、動物の飼育や植物の栽培といった、より実務的(!?)な知識を問われる面があります。

古い例ですが、例えば平成19年度の2次試験では、

『種から植物を育てる際、苗が込み合ってきたら間引きをする必要がある。その場合、間引く苗の選び方を三つ挙げなさい。』

という出題があります。

そういった出題にも、可能な限りは対応したい。勉強の幅のつかみどころが広すぎて困りますが、それは仕方ない、「最低限これだけはした」と言える程度の準備は、精神衛生的にもしておきたいですね。

私の場合、10行ほど上に記した2冊が、その「最低限」に該当します。

いささか昭和めいた体裁ながら、シンプルでわかりやすい「生活科資料_飼育と栽培」(小学館)

 

 

をベースにして、わからないことがあったりしたときの辞書代りのような感じで、逐一「生活科事典」(東京書籍)を参照していました。

 

生活科事典 生活科事典
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(後者はたまたま熊谷市立図書館にあったので、借りて対応。ラッキー。)

 

 

でもしかし、合格当時のわたしも記しているように、やっぱり一番にすべきは、「指導要領解説」の内容の把握です。

平たく考えて、そこが完璧に近ければ、一次試験だって二次試験だって、きっと50%はいけるのかな、と。

ご存じと思いますが、さいわい、生活科は、「総則」以下他の教科に比べても、比較的「指導要領解説」は薄いですよね(本の体裁として)。

かつ、記してある内容も、その教科の性質上、難解なことはきわめて少ない。

なので、優先順位として「指導要領解説」と心中することを、第1に考えていいのではないか。

 

ちなみに、ではわたしがどうやって心中したかですが、「指導要領解説」を精読して、そこから自分なりに約50問の設問を考えて、いつでも答えられるよう、把握に努めていました。

 

コメントをくださったまりぬんさん、こんな感じでいかがですか。

 

 

追記)

まりぬんさん、

『種から植物を育てる際、苗が込み合ってきたら間引きをする必要がある。その場合、間引く苗の選び方を三つ挙げなさい。』

への回答、いまならどう書きますか。

あとで、「コメント」欄に、ぼくなりの回答をアップしておきます。