知る人ぞ知る沖田浩之のデビュー曲『E気持ち』は1981年3月21日発売された。
この曲を初めて聴いた時は、正直、ぶっ飛んだ。
GOLDEN J-POP/THE BEST 沖田浩之/沖田浩之
- 沖田浩之と云えば、3年B組金八先生の松浦悟役のイメージが強かったので、
- ABC ABC あー E気持ち~
- と歌ってる姿を観た時はズッコケそうになった。
もう一つズッコケたのは阿木耀子作詞、筒美京平作曲だった事だ。二人とも歌謡界の大家だ。もう完全にヒット曲路線に乗っている。沖田浩之も期待の新人だった。
沖田浩之と云えば、矢張り、3年B組金八先生第2シリーズの印象が強い。
直江喜一が演じた加藤優とは名コンビだった。再放送で何度も観た事がある。
直江喜一は味のある役者だと思ったのだが、加藤優以降はパッとせず、後に引退。ウッチャンナンチャンやとんねるずの番組に金八コント的な感じで、加藤優役として出ていたのをうっすら覚えている。金八から大分経った後、映画「のぞみウイッチーズ」に地味な脇役として出ていたのを観て、一寸がっかりした記憶がある。
話を沖田浩之に戻して…
私が沖田浩之の歌をよく耳にしていたのは、ラジオ番組だった。
最初に聴いたのは、『タモリの週刊ダイナマイク』だった。この番組では第一曲目に、一寸お馬鹿な歌詞の曲が選曲されていた。
其の後、電気グルーブのオールナイトニッポンで一寸話題になり、そして、ナインティナインのオールナイトニッポンでも話題になった。いずれも、「おバ歌謡」的な扱いだった。
其の後、沖田浩之は
『はみだしチャンピオン』 (1981年8月26日)をリリース。
この曲も一寸ズッコケソングだ。
阿木燿子作詞、筒美京平作編曲である。阿木燿子はこの曲の前年(1980)に、郷ひろみの『How many いい顔』 を作詞している。何か狙ってる?路線変更を試みたのだろうか?
そして、極めつけは、
『お前にマラリア』 (1983年8月25日)
この曲は売野雅勇作詞、鈴木キサブロー作曲。こちらも歌謡界の重鎮だ。
沖田浩之は、1999年3月27日自宅で首吊り自殺。享年36歳でした。
何故ゆえに自殺!?と、ショックだった。
葬儀で、あの加藤優こと直江喜一が自殺した沖田浩之を「バカヤローだ」と怒りを顕にしていたのが印象的だった。
『E気持ち』 BY 沖田浩之
踊りも歌詞も凄過ぎます ノリノリです
踊りは竹の子族仕込みでしょうか?