こんばんわぁ~。
三連休の最後の夜ですが、みなさん楽しい連休を過ごせましたか?
この前も三連休だったし 先週は三日しか仕事しなかった人も
多かったんじゃないかなぁ~ なんて思ってたんだけど、、
働くのって週のうち三日ぐらいがちょうど良い・・・ですよねぇ??
音楽もいっぱい聴けるし^^
今日紹介させていただきたいのは、この人です!
ドナルド・フェイゲン!!(Donald Fagen)
(Donald Fagen)
もちろん、曲も歌もすごーく良いのですが、彼のベーシストの選び方が
おもしろいのもあって ちょっと前からブログに書きたいなぁ、、
と、思っていたんですが、
前にもお話ししたように 自分は引越しのときにCDを売ってしまったので
細かいデータが無いのです、、
紹介したい彼のアルバムには、マーカス・ミラー、ウィル・リー、
エイブラハム・ラボリエル、チャック・レイニー、アンソニー・ジャクソン
と5人の超一流のベーシストが参加していて
誰がどの曲を弾いているのかは大体フレーズを聴いてわかっ・・・でも、
ブログで書く以上 もし、間違ったら・・って思うと
だんだんそれも自信が無くなってきちゃってwww
以前「自分達の演奏を紹介~」でピアノを弾いてくれている友人なら
必ずこのアルバムを持っているはずと思い、調べてもらいました。
それで 送られて来たのがこれ↓
「クレジットをスキャンしました。切れてるけどごめんね。」って
送られて・・・??
ええええええええええ、、切れてるって、曲名が切れてるでしょ!!
って、
これじゃ、ミュージシャンはわかっても このミュージシャンは
どの曲に入ってるか けっきょくわからないよおおお!!
うぅぅぅぅぅ・・・;;
しょうがないから、歌詞だけは出ているので、ようつべで拙い英語力を駆使して
一曲づつ探して聴きながら 聞き取れる単語を歌詞と照らし合せて調べたよ・・・
時間かかったぁ^^;
でも、もしよかったら拡大して見て下さいね、一流のスタジオ・ミュージシャン
が、興味深く配置されていますよ。(ありがとmy friend)
とまぁ、話はそれてしまいましたが、紹介したいアルバムはこれです!
(ドナルド・フェイゲン「ナイトフライ The Nightfly)
ドナルド・フェイゲンを語る上で、絶対に触れておかないといけない
のが、スティーリー・ダン(Steely Dan)の存在ですよね。
スティーリー・ダンは 最初の頃マイケル・マクドナルドとかいたけど、、
結局残ったのはドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーなので、
二人のグループと言っても良いと思います。
素晴らしいアルバムを何枚か出したあと 「ガウチョ」というアルバムを
最後に活動休止していましたが、最近はまた復活していますね。
どんな曲を作っていたかと、、癖のある曲!
ちょっと難解・・・でも聴きやすくて、また聴きたくなる
っていうのが、自分の最初の印象でした。
あるサイトでは フェイゲンのコード進行を細かく説明していたり
しているので、きっと難しい事をやっているんでしょうねw
自分もフェイゲンの曲を演奏すると あっ、次のコードはこれなのかぁー
って、一風変っていて、わくわくします。(ジャズぽいのかなぁ)
(「THE ROYAL SCAM」のジャケットはビルが怪獣になってたりします)
取りあえず聴いてみるのが一番だと思いますので、黒いジャケットのAjaから
タイトルナンバーの「Aja」をライブで、、、
8:54秒ありますから覚悟して聴いて下さいw
好き嫌いはあると思いますが、とっても練られた曲である事は
わかってもらえる気もするのですが、、
自分的にこのライブ観ていて思ったのは、、
この曲のドラムはやっぱりスティーブ・ガッドじゃないとなぁ~
(スタジオ盤はDrはガッドが叩いていて とてもカッコ良いです)
って、思ったのと、「カッち」ってガッドがスティックをぶつけちゃう
音を冗談でも再現してくれるぐらいの洒落っ気があっても・・・って
思っちゃいました、、
次は フェイゲンの「ナイトフライ」の中から2曲ほど、、
最初は「New Frontier」
PVでは 核シェルターの中で男女が軽くパーティみたいな感じですが
旧ソ連が核のボタンを押す場面がアニメで描かれていたりしますので
本当は詞の内容とか深いのかもですね(英語わからないです)
それと ニューフロンティアとはケネディ大統領が提唱した
「ニューフロンティア政策」のことなのかなぁ~とも思います。
ベースは以前に紹介させてもらったエイブラハム・ラボリエルです。
とても良いノリで気持ち良いです、指定されているとは思いますが
休符も効果的で弾いてみたくなります。
では「New Frontier」聴いてみてくださいね^^
凄くフェイゲンらしいPVかなぁーって思うんですが、
どうでしょ・・・
そして最後は 今回一番紹介したかった「I.G.Y」です。
自分もそうでしたが I.G.Y.??ってなに?ですよね。
「International Geophysical Year」の頭文字で1957年~1958年に行われた
国際地球観測年のことです。
(今度は 国際地球観測年??ですよねww)
歌詞はこの時に示された私たちが進むはずである 科学と共に切り開く
明るい未来の世界がこんな風に歌われています。
♪私たちの未来は明るい
海の下をグラファイトで作られた列車に乗って
たった90分でニューヨークからパリに着く
1976年までにはうまくいってる、すべてOKなのさ
なんて素晴らしい世界になるんだろう
自由になるのは、なんて喜ばしいのだろう♪
ってな、感じの歌詞がつづくわけですが、
このアルバムが発表された1982年にドナルド・フェイゲンは
「1976年はとっくに過ぎて今は1982年、私たちが進むハズであった
未来はどこにあるって言うんだい?
私たちは 素晴らしい世界を作れたのかい?
本当に自由になれたのかい?」
っと、逆説で皮肉を込めて歌っているのだと思います。
ベースはアンソニー・ジャクソンです。
この頃はフォデラじゃなく、ジャズベだと思うのですが
歯切れの良いベースが良いですよ、、当たり前ですが、上手いです。
では「I.G.Y」聴いてみてください^^/
とまぁ~お洒落な曲だと思うのですが・・・
ドナルド・フェイゲンのどのアルバムも 超一流のスタジオミュージシャン
を揃えていますから そういった意味でも聴いていて飽きないです。
でも ただ良いプレーヤーだから参加させている分けでは無いですよね。
ベースに限っても5人も使うのは たぶん完全主義者のフェイゲンの
中では なんらかの意図があるはずです。
例えば マーカスはこのアルバムの中では一切スラップはやっていません
マーカスが参加している3曲は たぶんフレットレスです。
ウィル・リーは明るいジャズぽい曲を弾いています。
それが上手くはまっているんです。
なんだろう・・・この曲にはこのミュージシャンみたいな考えのもとで
配置しているように思います。
(もしかしたら なんにも考えて無かったりして^^;)
でも 彼のベースのアイドルはスティーリー・ダンの時から参加している
チャック・レイニーなんでしょうね。
(Chuck Rainey)
今回は癖のある どこかレトロな雰囲気のドナルド・フェイゲンを
紹介させていただきました。
気に入ってくれる人がいてくれたら とっても嬉しいです^^
そして「I.G.Y」を聴いていて思いました。
1982年の時点でフェイゲンは、、、
「あの時想像したような世界に今はなっているかい?」と歌ったのですが、
それから30年経った現在はどうなんでしょう・・・
最先端の科学を集結させて作られ、クリーンで効率的で夢のエネルギーと
されてきた原発は 一回の地震で多くの人の夢を奪い、
ちっぽけな日本に何十年も住めない土地をつくってしまったわけで・・・
っと思うと、、
ある意味 フェイゲンの「I.G.Y」が色褪せないのもしょうがないかも、、
と思ってしまいます。
でも、人は夢が無いと生きていけないし 未来は私たちの手に委ねられて
いるのも事実ですよね^^
また10年、20年の歳月が流れた時に今よりは少しでも良い世界に
なっていればいいなぁ~と思うし
フェイゲンがこの曲に込めた真意は より良い未来の為の皮肉だった
のでは・・・なんて思いながら、
今回はこの辺で失礼させていただきます。
ここまでお付き合い 本当にありがとうございました。
いきなり寒くなって来たので みなさんも風邪など引かないよう
気を付けてくださいね。
それでは、次回もよろしくお願いします。
ではでは・・・