江戸川乱歩は明治27年に生まれ、昭和40年71才で没した。
今年、生誕120年の記念すべき年を迎えています。
ここ池袋の旧邸は、昭和9年、彼が40才の時に転居してきて、
没年までの31年間をここで過ごしました。
それまで東京での乱歩の住まいは26カ所に及ぶそうですから、
いかにここが終の棲家として気に入っていたかが分ります。
応接間
応接間の左側面には、暖炉が設けられている。
応接間の右側面には、愛用の机と椅子が並べられている。
引っ越してきたばかりの頃の間取り図
写真が展示されていた。
庭で家族と団らんする様子。
上の団らんの写真と同じ角度で撮ってみました。
奥に見えるのが2階建ての土蔵です。
『幻影城』と呼ばれる土蔵を裏手から見る。
土蔵の中には入れなかったのですが、蔵書は2万冊を超えていたそうです。
これらの蔵書は、現在、何か所かに分散して所蔵されています。
一通りの見学を終え、門の付近から建物、庭へのアプローチを振り返ってみる。
「怪人20面相」や「少年探偵団」の作品は読んだ記憶が無いのですが、
当時の流行推理小説がどんなものだったのか、
一度目を通して見たいと思う今回の訪問でした。