しかもできるだけボリュームを上げて。
では、
JAZZ不滅の名盤『KIND OF BLUE』より「Blue In Green」です!
念のためパーソネルをご紹介。
・マイルス・デイビス(トランペット)
・ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)
・ビル・エヴァンス(ピアノ)
・ポール・チェンバース(ベース)
・ジミー・コブ(ドラムス)
どうですか~!この豪華なメンツによる緊張感たっぷりな演奏は
出だしのエヴァンスの、慎重に慎重に指を置いていくかのようなピアノの音色。
そこから、いきなり切り込んでくるマイルスのミュート・トランペット
金属的だけど滑らかで温かいこのペットの音色!これってマイルスにしか出せない味なんだろうなぁ~。
しばしのピアノソロの後、今度はコルトレーンの登場!
この人のテナーも独特。“豊潤”という言葉が合う、深みのあるサウンドに惚れ惚れします
再びマイルスのソロからエヴァンスの今度は伸び伸びとしたソロ、そしてそのまま静かに消え入るようにチェンバースのアルコ弾きベースが・・・
五つの楽器が鳴り響くこの演奏には、何故か「静寂」という言葉がピッタリくるこの不思議さ
ここには派手な展開もポップなメロディーも、ましてや共感を呼ぶ歌詞なんかもありません。
しかし、この5人の男たちによって生み出された“音空間”には、何ものにも代えがたいJAZZの、そして音楽そのものの本質があるように僕は思います
ちなみにこれ、1959年(昭和34年!)の録音です。
古かろうが新しかろうが、「良いものは良い」という事の見本のような作品ですね。
それにしても、前回の「プリキュア」からのこの落差
我ながら呆れますよ、ほんと・・・
でも、どんなジャンルだろうが「良いものは良い」という事です。
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