雪國 | 想い出づくり。

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生田衣梨奈推し/ドラマ・歌謡曲/落語・演芸

先日の日曜日は大阪府高槻市、割烹旅館亀屋での亀屋寄席「雲助  ひとり舞台」


人間国宝・五街道雲助師匠の独演会は久々。

お座敷での高座、ワタクシ最前では無いが演者との距離がかなり近い座布団席。

マクラで「国宝も飽きてきた」とおっしゃる雲助師匠は沢田研二と同い年で、歌詞が出てこないと嘆くジュリーのネットニュースを見て、いたく共感したそうで。



「勘定板」五街道雲助
「明烏五街道雲助
~仲入り~
「鰍沢」五街道雲助

「鰍沢」はネタ出し。
国宝認定後のインタビューでよく「了見だけはアウトローで」とおっしゃる雲助師匠、演目も「勘定板」のウ○コに「明烏」の遊郭と、まさしくアウトロー。枯れてない。
表情豊かな師匠、「明烏」では登場人物のリアルな描写、特に札付きの悪二人、翌朝の甘納豆のくだりなど滑稽で可笑しい。
一転して「鰍沢」はシリアスで重厚、雪中でのスリリングな展開。
そしてラストは鳴り物入りで芝居調、何か格調高い。
まだまだ現役を感じさせる国宝でありました。

計一時間半、濃密な高座。
以上、ワタクシ今年初の落語会でした_