【レビュー】崩壊3rdというソシャゲについて | 決して屈しないで生きていく

決して屈しないで生きていく

趣味、世間話のことなどを書きます。
以前はポケモンをけっこーガチでやってましたがUSUMを最後に引退しました。
twitterのアカウントあります @iamparasect2430

 

みなさんこんにちはニヤリ

 

今回は、私がプレーしている「崩壊3rd」というゲームについて紹介したいと思います。

 

 

 

【崩壊3rdというゲームについて】

 

 

中国のmiHoYoという会社が出しているスマホ向けアクションゲームです。登場人物の9割が女性でここらへんはまあよくあるソシャゲって感じですねえー

 

 

【良いところ】

 

 

miHoYoっていう会社の技術力はすさまじく、3Dモデリングに関して非常に優秀な能力を持った社員がたくさんいるという噂を聞いたことがあります。実際のところ、3Dモデリングの美麗さとアクションの爽快感は半端ではなく、冗談抜きでApp Storeにあるゲームの中でも1番ヌルヌル動いてるまでありますびっくり

 

また、運営の方々がキャラ一人一人を大切に扱ってることがよくわかります。崩壊3rdはプレイアブルのキャラの数は60体くらいいるのですが、それは1人の人間に性能が違う複数のバトルスーツによってかさ増ししているからです。

(例えば、カレン・カスラナというキャラクターには聖儀装・今様、黒羽の夜想曲、原罪の狩人という3種類のバトルスーツがあります)

そのせいか、プレイアブルキャラ60体に対してそれをなしている人間の数は12人しかいません。崩壊3rdの公式Twitterアカウントではキャラクターの誕生日の日を盛大に祝っている画像をアップしたりなど、好感度は高いですウインク

さらに、この12人のキャラの声優は揃いも揃って有名声優さんが担当しているという超絶クオリティーです(代表的なところだと、雷電芽衣:沢城みゆきさん、八重桜:佐倉綾音さん、テレサ・アポカリプス:田村ゆかりさんなどです)。

 

次に戦闘システムのお話です。

基本的に一つのクエストに三人一組のスリーマンセルの分隊で出撃します。戦闘の際は画面上の攻撃ボタン、回避ボタンなどを駆使して敵を倒していきます。また、適宜キャラを交代することで戦闘を有利に進めることもできます。攻撃ゴリ押しだけでは簡単にはクリアできないのがこのゲームの奥が深いところです。

 

ストーリーモード、チャレンジモードのような複数のコンテンツがあり様々な遊び方をすることができます。ストーリーモードのショートアニメはまさにmiHoYoの技術力の結晶という感じで必見です。

 

 

 

 

【悪いところ】

 

ソシャゲを語る上で切っても切り離せないのが「ガチャ」です。このゲームにももちろんあります。

 

このゲームのガチャは主に

 

①強いキャラを引くためのガチャ

②キャラに付ける装備品を引くためのガチャ

 

の2種類あります。

①のガチャはまあソシャゲによくあるようなやつで、特定のレアキャラがいわゆるピックアップされて出やすくなるというやつです。とはいっても、ピックアップのレアキャラの排出確率は「1.5%」。途方もない数字です。しかし、①のガチャには天井があり、①のガチャをたくさん引いてればそのうちレアキャラが確実に手に入るというシステムがあります。

 

厄介なのが②のガチャです。

 

その前に、「キャラの装備品」についての話をしましょう。

 

良いところで書きましたが、このゲームは1つのクエストに三人一組のスリーマンセルで出撃すると書きましたね。その際、キャラに

①武器

②聖痕

というものを付けます。

聖痕というのは、キャラにつけることで能力を発揮するパークみたいなものです。

この聖痕が厄介で、1種類の聖痕にはさらにT(Top)、C(Center)、B(Bottom)の3つの部位があります。

また、聖痕には「セットスキル」というものが存在します。セットスキルとは、TCBのうち、2つもしくは3つの部位を同時につけることで発揮する別の能力のことです。初期に実装された聖痕はこのセットスキルがあまり強くないものが多く、そのためキメラ装備(TCBに別の種類の聖痕を付ける装備)というものがみられました。しかし、ここ最近の聖痕は、セットスキルがとんでもなく強かったり、単体では無能力だけどセットで真価を発揮する、という聖痕が露骨に増えました。

これがどういうことかというと、「3部位全部引くまでガチャ回してね」という運営からのメッセージということです。

無課金で入手できる武器、聖痕もあるにはあるのですが、ガチャ産との格差は大きく、正直言ってお話にならないレベルです。これをキャラ3人分、全てガチャが必要となるとけっこー途方もないような水晶(ガチャ回すのに必要なやつ)が必要です。

 

 

しかも、3人分とは言いましたが、モードによっては9人同時に装備を用意しなければいけないこともあります。また、他のプレイヤーと協力して行うマルチクエストでは、他のプレイヤーとキャラ被り不可なうえ、5個くらいのステージを連続で攻略していく際に1度使ったキャラはその後のステージでは使用不可になります。

 

ここまでの話を踏まえると、崩壊3rdの全コンテンツを満足して遊ぶためには、

 

キャラを10人くらい、キャラに適切なガチャ産聖痕とガチャ産武器を人数分

 

が必要です笑い泣き

 

よって、崩壊3rdは強くなるまでの敷居が非常に高いですムキー

 

 

そして、さらに凶悪なのが、②の装備ガチャには確定枠がありません

 

 

大事なのでもう一度言います。確定枠がありませんガーン

 

 

つまり、10連で水晶消費して武器も聖痕何にも出ないということが確率上何連続でも起こりうるのです。

 

ちなみに、私は30連連続レア武器レア聖痕なしというのが3回あります。

 

10連回すのに2800水晶必要で、課金なしだと1ヶ月で3000水晶溜まればいい方なので、30連レアなしというのがどれだけ痛すぎる損失かわかっていただけますでしょうか(泣)

 

 

ちなみに、崩壊3rdには、中国版(こっちが本家)もあるのですが、こっちには装備ガチャ10連に確定枠があります真顔

 

詳しくは、「崩壊3rd おま国」とググっていただけるともっと詳しい話が載ってると思いますニヤリ

 

これが、崩壊3rdが崩壊3rdたりうる所以であり、そして崩壊3rdのメイン収入源が確定枠なしの闇ガチャで沼らせることであり、このゲームがいまだにゴリゴリのおま国ゲーであるという所以なのです(´・ω・`)

 

 

【悪いところ続き~人権キャラ~】

 

他のゲームとかでもよくある話ですが、崩壊3rdにも人権キャラ(このキャラもってないとこのコンテンツは厳しいでーす乙ー)みたいなのがあります。代表的なものだけ紹介します。

 

 

神恩頌歌(テレサ・アポカリプス)

 

 

割と初期に実装されたキャラだけど、いまだに色あせないというかむしろ強化されてるまである崩壊3rdにおける文句なしの人権サポートキャラ

崩壊3rdの概念に「物理ダメージ」と「元素ダメージ」というものがあります。それぞれの特徴として、

 

物理・・・相手のエリートモンスター(強い敵)のシールドによってダメージが減衰してしまう。確率で「会心」が発動しその際はダメージ2倍。

元素・・・シールド無視でダメージを与えられる。会心は発生しない。

 

という感じです。

 

この神恩頌歌というキャラは、あらゆる攻撃手段で相手の物理防御力を下げることができるので、物理アタッカーをエリートモンスターがたくさん出てくる高難易度クエストに使う際にはほぼほぼサポーターとして分隊に入ってきます。能力の性質上、強い物理アタッカーが出れば出るほどこのキャラも相対的に強化されるようなものなので、文句なしの人権です。それでありながらガチャ限定初期Sランクレアキャラです。人権とは()

 

 

双生の彼岸花(ゼーレ・フェレライ)

 

 

現環境で文句なしの最強物理キャラです。

従来まで、崩壊3rdのキャラには「生物・異能・機械」の3タイプが存在していました。この3タイプは

 

生物→異能→機械→生物→・・・

 

の3すくみの関係があり、有利タイプにはダメージが通りやすくなります

 

しかしながら、この双生の彼岸花、というかゼーレ・フェレライというキャラはその3すくみのどれにも属さない第4のタイプ「量子」タイプに属します。量子タイプは、既存の3タイプには有利不利が無いものの、量子タイプの敵にはダメージが通りやすいという特徴があります。

 

話を戻しましょう。この双生の彼岸花の特徴は、2つのフォルムを切り替えながら戦うことで非常に高い物理火力を出し続けられることです。

 

このキャラが実装される前にいた幻海の蝶(ゼーレ・フェレライ)というキャラは、

 

①量子タイプゆえ、特別得意な敵がいるわけではない

②集団戦では非常に高い火力を出せるが、1対1の戦闘は苦手

 

という2点でバランスをとっていたのですが、双生の彼岸花はフォルムを切り替えることで集団戦だろうが1対1だろうがとんでも火力をだすことができます

 

よって、現在の崩壊3rdは物理アタッカーを選択する際は

 

「どんなクエストでも双生の彼岸花でよくね?ていうか、双生の彼岸花使わないの舐めプじゃね?」

 

というタイプ無視してごり押しできてしまう無法地帯な状態です。完全に運営が調整をミスってしまったキャラです。

 

さらにこキャラのタチの悪いところは、このキャラ専用と言ってもいいレア武器とレア聖痕を装備してかつ前述の神恩頌歌と一緒のパーティーで使わないとだいぶ弱体化してしまうということです。

 

まさに金の亡者ともいうべきキャラですね。運営の集金体質がひしひしとわかる新規キャラです。

 

当然のようにこのキャラもガチャ限定初期ランクSレアキャラです。武器も聖痕もガチャ産です。聖痕は3セットで使わないと弱いです。このキャラ+装備一式そろえるとなるとおそらく5万円はくだらないでしょう。しかし、高難易度コンテンツの上位プレイヤーのパーティーはフル装備双生の彼岸花+神恩頌歌ばっかりです。人権とは()

 

 

理の律者(ブローニャ・ザイチク)

 

 

現環境最強元素アタッカーの一角

 

あらゆる攻撃でとんでも氷元素ダメージを出せる元素主体のパーティーを使うならこのキャラを採用しない理由が必要というキャラです。

 

このキャラもここ最近の実装キャラの例にもれず、装備への要求度が高いです。まず、モチーフのほぼ専用の武器が必須。ないとう〇ちと言っても過言ではないほど大幅に弱体化します。モチーフ聖痕はなくてもいけなくはないですが、セットで装備するとしないとでは火力があり得ないほど違ってきます

 

 

【悪いところ続き~インフレ~】

 

ソシャゲにインフレはつきものですが、もちろんこのゲームにもあります。しかも、ほかのゲームとは違う意味で悪質なインフレです。

 

以前、崩壊3rdは「初期に実装されたキャラがいまだに使えるくらいインフレが遅い」

と言われていましたが、それも懐かしい話です。このゲームは2017年の2月にリリースされましたが、ここ最近、2019年の夏あたりからすさまじいインフレが一気に押し寄せました。代表的なキャラを中心に、miHoYoのいやらしいインフレ回避の方法についてお話します。

 

 

 

御神装・勿忘

 

 

バージョン1.8(?)くらいで実装されたキャラです。瞬間的に超高火力の氷元素ダメージをだすことができ初期の環境で最強の名を欲しいがままにした元祖最強キャラです。当時は、あらゆるクエストが勿忘でオッケーという状況でした。

 

しかし、栄枯盛衰、それも長くは続きませんでした

 

氷元素ダメージが効きにくいモンスターが大量に追加されたことで、勿忘の通りが一気に悪くなったのです。

 

(だいぶ後の話ですが、理の律者の実装も痛手ではありました。御神装・勿忘は機械氷元素キャラ、理の律者もまた機械氷元素キャラと丸被りです)

 

そう、これがmiHoYoのインフレの回避の仕方

 

「環境と敵モンスターを調整して、露骨にトップのキャラを潰す」というやり方です。

 

崩壊3rdは結構単価が高いレートでガチャを回してもらってレアキャラを手に入れてもらうというゲームの性質上、キャラ自体のステータスを弱体化するというのはお金のやり取り的にタブーなので基本的にはしません。

そこで、調整をミスって環境一強キャラができてしまったときにmiHoYoがやるのがこの「露骨なメタ敵の追加」なのです。このいやらしい弱体化の煽りを受けたキャラがもう一人います。

 

 

空の律者(キアナ・カスラナ)

 

 

2018年の冬頃(?)に実装され、ストーリーのラスボスになりかけた、なるはずだったキャラ。のちにチートじみた能力をひっさげてプレイアブル化したキャラです。

 

遠距離物理攻撃という特殊な攻撃手段の持ち主で、律者状態に切り替わると一定時間超絶物理ダメージを叩き出すことができ、火力も当時のキャラの中では頭一つ抜けていました生物タイプでありながら、機械タイプに対してダメージがアップするというわけのわからない能力を持っており、当時は全クエスト空の律者でオッケーという状態でした。

 

さすがにこれはこのゲームもオワコンかなってくらい環境を支配していたのですが、それもmiHoYoの環境調整によって終わることになります。

 

「蟹」という遠距離物理ダメージを大幅にカットするというあまりに露骨すぎるメタ敵が追加されたのです。

 

また、前述の双生の彼岸花の実装も追い打ちをかけました。

律者でokが双生でokにすり替わっただけだったので、この調整は正直言って大失敗ですけどね。

 

 

 

ここまで書いてわかっていただけたと思いますが、

 

崩壊3rdのバランス調整の方法は、

 

「環境トップのキャラに合わせて敵をインフレさせる。キャラ自体の弱体化はしない」

 

というバカみたいなやり方をとっています。

 

 

超限武器

 

 

2019年の秋ごろに実装された、ここ最近のインフレの流れを決定づけた新要素です。

 

当時の崩壊3rdはあからさまにネタ切れ感が漂ってきており、課金の収入もやや落ち込んでいたと聞きます。そこで運営は集金要素を増やすためにインフレを加速させるべく追加したのがこの「超限」システムです。

 

従来の武器に比べるとぶっ壊れた能力をもっており、コンテンツによっては超限武器必須のステージもあるので単純にインフレが加速しました。

 

しかも、この超限武器、既存のガチャ産武器から製造するのですが、製造するにはめちゃくちゃ入手が大変な素材が大量に+製造のためのいけにえにガチャ産の武器が5個くらい必要というイかれたシステムで成り立っています。このシステム実装時はさすがに運営の頭を疑いましたね(笑)

 

 

 

 

【おわりに】

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

崩壊3rdはゲーム性自体は素晴らしいんですが、いかんせんバランス調整が下手で、だんだんくあるダメなソシャゲに成り下がってきた感はありますね。。。空の律者一式に10万円以上課金した人もいたり、リリース当初からプレーして合計50万円以上課金してる人もいるみたいで、こんなゲームに気の毒だなーって感じですね。。。

 

 

それよりも僕のオススメは2020年3月にmiHoYoからリリースが予定されている「原神」です!

 

 

Twitterで「ブレスオブザワイルドのパクリじゃん(笑)」と悪い意味で話題になりましたが、miHoYoの技術力をもってしてパクリというのはあまりにもおこがましいことです。オープンワールドRPGとのことなので、崩壊3rdの技術力と反省を生かしていいゲームに仕上げてほしいところです!

 

 

 

 

 

おしまい