チョット一服…  月夜のお散歩 ー 「お父さん、お月様は壊れちゃったの?」 | 不登校・登校拒否・登校しぶり、別室登校・保健室登校、通信制高校、ひきこもり、カウンセリング

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先週末、先妻と住んでいる次女が泊まりがけで遊びに来てくれました。

宿題と高校受験のための勉強をするのが目的でしたが、休憩時間

には、妻と次女と私の三人で一緒に結構ゲームも楽しみました。



また、次女と二人で近所を散歩もしましたが、その途中、次女が

「お父さん、うちが小さいときに良くお姉ちゃんと三人で夜道を散歩

したよね。とっても楽しかったね~」
と懐かしそうに話しました。



幼かった娘たちとの夜道の散歩は、とても幸せな思い出です。

あの頃を想いだしながら、しばし物思いに耽ってみました。





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 ー  月夜のお散歩   ー





まだ幼い娘たちと一緒に住んでいた頃

娘たちと近くの夜道を散歩するのが

何よりも楽しみだった。




仕事から帰宅して夕食をした後は

幼い二人の娘と一緒にお風呂に入り

急いで服を着てから

家の玄関前に集合!




小さいライトを

二人の小さな手に持たせて

いざ、お決まりの夜の散歩道へ。




周りはまだ畑があったり

竹藪があったりして

虫の音が聞こえてる

自然豊かな散歩道




「アレ?何の虫?」

と立ちどまってきく次女に

「○○ちゃん、コオロギだよ!」

とお姉ちゃんらしく答える長女。



いやいや、あれは鈴虫だよ…

そう思っても声には出せず

苦笑いを見せないようにして

二人の楽しそうな会話を聞いていた。




平らですこし広めの道に出ると

「○○ちゃん、走るよ!」

と長女が声をかけた。



「ウン!」とせいいっぱい声を張り上げて

まだ覚束ない足をふらつかせながら

次女がいっしょうけんめい走り出す…




周りが開けた畑に出ると

東の彼方にはキレイな三日月

優しい金色の光で輝いていた。




月に見とれていた私の手を

長女と次女が両方から小さな手で握り

月光と闇が織りなす神秘的な光景を

しばし親子三人で見入ってしまった…




三日月を見ながら、次女がきいた。

「お父さん、お月様は壊れちゃったの?」




私:   ううん。どうしてそう思うの?

次女: だって、まん丸いお月様がいなくなっちゃった。
     細いお月様しかいないよ。可愛そうだよ。

私:   ○○ちゃん、お月様はね、壊れていないよ。
     いつもまん丸だよ」

次女:  じゃあ、どうして細く見えるの?

私;   お日様が当たっている部分だけが見えてね、
     残りの部分が見えていないだけだよ。
     満月になると、またまん丸く見えるから大丈夫だよ。

次女: じゃあ、やっぱりお月様はまん丸なんだね!
      見えていないだけだね。
      壊れていないで、よかった~




ほっとして嬉しそうな次女を抱き上げ

「お姉ちゃん、そろそろ帰ろうか」と声をかけて

三人でもと来た道をゆっくりと引き返した。




今宵の夢の中で

満月のお月様に浮かぶウサギたちと

次女は楽しく遊ぶことができるだろうか…




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皆様もお忙しいとは思いますが、皆さんも夏休み中に、

お子さんと楽しい思い出をたくさんつくることができるといいですね。





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