地域まるごと支え合いの仕組みづくり | 南砺市長 田中幹夫(Mikio Tanaka) ちょっと一息!

南砺市長 田中幹夫(Mikio Tanaka) ちょっと一息!

      日々の想い、活動を書き込みます。

旧井波高校跡地に平成23年度から計画をしていた施設が本日竣工した。
富山県立南砺総合高等学校井波高等学校が長い歴史に幕を閉じたのが平成24年3月31日。
 当初は旧校舎を利用した施設整備を考えていたが、耐震化や公共施設としての制約が多く、県で取り壊して頂き新築で「南砺市地域包括ケアの拠点」とし整備を目指してきたもの。
 井波市民病院と訪問看護センターと連携し、高齢化が進む南砺しにおいての急性期医療から在宅医療・介護と新たに子育て、障がい者福祉も含めた(地域包括ケアシステム:国際的には「地域を基盤とするケア(community-baced care))を目指すものだ。

南砺市地域包括ケアセンターの目的は
「保健・介護・医療・及び福祉が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を総合的に推進していくこと」
健康づくりの推進はもとより、地域包括ケアが目指す「介護・リハビリテーション」「医療・看護」「保健・予防」の一体的な提供が可能となる総合的な拠点を整備することで南砺市の「地域包括ケア」をより一層推進させるもの。

さらに市民が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるためには、社会活動や学習活動を通じて心の豊かさや生きがいの充足の機会が必要とされている。センター内には「富山国際学園南砺サテライト」と連携することにより、地域づくり・地域向上を目指す「地域支え合いを啓発する拠点」としても大きな役割を果たしていく。

「地域包括ケアの構築」は「地域づくり」。「他人事」になりがちな「地域づくり」を地域住民が「我が事」として主体的に取り組んでいただく仕組みを作りたい。

センターは1月4日から地域包括ケア部 医療課、地域包括ケア課、地域包括ケアセンター、福祉課、井波保健センターの機能を集約し、さらに市民協働部 南砺で暮らしません課などをの連携も含めて、地域づくりの取り組みを支援し、公的な福祉サービスへのつなぎを含めた「丸ごと」の総合相談支援の体制整備の役割の担う、市民の皆様に開かれた施設として発展させていきます。

 

 竣工式では施工者の皆さんへの感謝状を事前に贈呈させて頂き、県知事代理、才川議長、山辺県議県議から祝辞を頂き、第二部として南砺市政策参与の富山大学総合診療部の山城教授から記念講演に。
先生とともに8年間取り組んできた南砺型地域包括ケアシステムと今後の取り組みについて詳しく、分かりやすくお話をいただきました。

南砺の医療崩壊から始まった市民への講座。

講座から「講座と議論、行動に」

これまでの山城先生と南砺市が取り組んできた地域包括医療ケアは南砺型となり全国に発信されるまでになりました。このような取り組みがフォシリテーションの技法としてまちづくり手法として紹介もされてます。

今後は南砺市として地域マネジメントとして取り組んでまいります。

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