12月議会 本日開会 所信と提案理由 | 南砺市長 田中幹夫(Mikio Tanaka) ちょっと一息!

南砺市長 田中幹夫(Mikio Tanaka) ちょっと一息!

      日々の想い、活動を書き込みます。

本日10時開会の南砺市議会12月定例会の本会議において提案理由説明にあわせまして所信も述べさせていただきました。

原文を載せさせていただきます。少し長くなりますが。。。。。

 

 

 

 

提案理由の説明

(平成28年12月定例会)

 

はじめに

 本日ここに、12月定例会を開会いたしましたところ、議員各位には年末何かとご多忙の折にもかかわらずご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。

 

 皆様には、この度の南砺市議会議員選挙において

激戦を勝ち抜かれ、ご当選されましたこと、改めてお祝いを申し上げます。また、先日の臨時会において、

議長、副議長の選挙をはじめ、各委員会の構成、組合議会議員の選挙などを無事終えられまして、誠におめでとうございます。ご勇退されました川邊前議長には、この1年間、今後の南砺市の喫緊の課題解決に向けた「南砺幸せなまちづくり創生総合戦略」の策定をはじめ、私ども行政に対して大所高所からのご指導を賜り、心から敬意と感謝を表する次第であります。

向川前副議長をはじめ、役員の皆様におかれましても、円滑な市政運営、議会運営にご尽力いただき、厚くお礼申し上げます。

 

また、新しく就任されました才川議長、長井副議長をはじめ、役員の皆様には益々のご活躍をご祈念申し上げますとともに、南砺市の抱える課題について、市民の皆様との対話を重ねつつ、議会の皆様と協議しながら解決に向けて邁進してまいりたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 

 先月22日未明に福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生し、東北3県で震度5を観測しました。南砺市においても震度2を観測したところであります。その影響で仙台港には140センチメートルの津波が到達しました。その後も余震が続き、

1万4,000人が避難され、各地で17名が重軽傷を負われました。幸いにも甚大な被害には至りませんでしたが、被災された方々にはお見舞いを申し上げます。時を同じくして、20日に富山県と石川県合同の原子力防災訓練が行われたところです。石川県内で発生した震度6強の地震で、北陸電力志賀原発の全電力が

喪失し、放射性物質が外部に放出されたとの想定での訓練でした。氷見市から約300人が、能越自動車等を利用して南砺市福野体育館へ避難されました。関係機関相互の初動体制の再確認、的確な情報伝達、地域の住民同士の助け合いなど課題も見出されたところであり、今後も常日頃からの防災意識の向上に努めてまいりたいと思います。

 

 さて、待ち望んだ知らせが飛び込んでまいりました。12月1日、午前2時2分、「城端神明宮祭の曳山行事」を含む、全国18府県33件の「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録が決定いたしました。文化の多様性や人類の創造性を証明し、保護措置があるという基準に合致するとされたものです。

同日、城端曳山会館で登録記念行事が開催され、昨日は、県内で同じく登録された、高岡市の「高岡御車山祭の御車山行事」、魚津市の「魚津のたてもん行事」との合同祝賀行事が執り行われたところです。南砺市では、世界文化遺産の五箇山合掌造り集落と合わせて、ユネスコ3大遺産事業として、2つ目の世界的な評価を得た遺産となりました。今後は外国人観光客の誘客や、伝統的な技能伝承を引き継ぐ、担い手の育成を図っていかなくてはなりません。何世代にもわたって受け継がれてきた重みをあらためて認識したところであり、今後とも、南砺のすばらしい歴史、文化を子ども達に伝えてまいります。

 

 提案理由の説明に入ります前に、私の3期目の市政運営に当たり、まちづくりに対する所信の一端を申し上げ、議員の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 私は、このたびの南砺市長選挙におきまして、市民の皆様の大きなご支援とご理解を賜り、2期連続の

無投票当選をさせて頂きました。

 

 この3期目は、幸せなまちづくりと次の世代のためのサードステージとして、引き続き「住民幸福度」と「住民満足度」の向上を追求するとともに、「安心感・満足感・信頼感」を感じていただける市政に邁進してまいります。おごることなく、また、初心を忘れることなく、再度大好きなふるさと「南砺市」のために

働ける喜びと幸せを感じるとともに、5万1,000人の南砺市民の暮らしを守るという重大な責務を負っていることを日々実感し、改めて身が引き締まる思いであります。

 

南砺市が誕生して12年が経過いたしました。「さきがけて 緑の里から 世界へ」という南砺市の将来

都市像の実現に向けて、豊かな自然環境、伝統に育まれた文化など豊富で多彩な地域資源を活かしながら、市民と行政が話し合い、手を携え、協働のまちづくりにより、現在改訂中ではありますが、後期基本計画を着実に進めてまいりたいと考えております。

 

次の世代のためのまちづくりの基盤となるのは、

健全な行財政運営と、市民主体の「総動」です。行財政運営につきましては、合併算定替に伴う普通交付税の減額や、人口減少等による市税減収が見込まれる中、公共施設再編計画の着実な実施により支出を抑え、

中長期的な財政シミュレーションを見極めながら、

子育て、教育、福祉やインフラ整備、施設の長寿命化を進めてまいります。中でも、懸案の統合庁舎は、

これまで市議会、自治振興会、地域審議会、市民の

皆様のご意見を伺ったところであります。市民サービスの向上、危機管理体制の一元化とスピード化、無駄の排除など、総合的な観点から「初期投資を抑えた

庁舎」の信念を貫き、できれば本年度中にある程度の方向性を見い出したいと考えております。2病院改革につきましても、市の財政負担の軽減のため、経営

改善は急務と考えており、「人事と設備、予算の一元化」を図り、運営の効率化に向けて、数年以内の経営統合を目指したいと考えております。

「総動」につきましては、南砺市まちづくり基本

条例の前文にあるとおり、「生まれてきてよかった」「住んでいてよかった」「これからも住み続けたい」と思えるまちづくりのため、行政をより身近に感じていただけるよう、地域包括ケアや地域内分権制度をはじめとした、住民自治のカタチを皆さんで取り組める仕組みづくりを進めてまいります。

 

今後、どのようなタイプのまちづくりを進めるのか、整った基盤のうえにその政策の基礎づくりが大切です。基礎づくりの基本的な方針は、「小さな循環による地域デザイン」を理念に、地域にある資源を活かす政策に取り組んでまいります。南砺市は、自然環境、歴史、文化、産業、エネルギー資源など、豊かな地域資源に恵まれていることを今一度考え、農林業の再生と製造業・商工観光業などとの連携を強化し、付加価値の

高いものづくりに取り組むことで、「ヒト、モノ、カネ」を地域内で循環させる仕組みづくりを行ってまいります。

 

そして具体的に政策を推進するため、基礎の上に4つの柱を位置付けております。

第1に、平成22年度に文化庁から評価を頂いた「芸術文化創造都市」です。利賀の演劇やスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド、国際木彫刻キャンプなど世界に

発信する文化と、五箇山民謡、曳き山まつりなど伝統文化を脈々と引き継ぎながら、子供たちの情操心を

育み、観光面でも発信できる仕組みをつくってまいります。

 

第2は、全国に先駆けて「地域包括医療ケア部」を設置し、年内に完成する、地域包括ケアセンターを

拠点とした地域包括ケアの取り組みです。南砺型地域包括ケアシステムは全国のモデルとなり、今後も

家族・地域・医療・介護専門職の連携のもと、子育て、生活困窮者、災害時の対応など、地域ぐるみの体制づくりを進めてまいります。

 

第3に、クリエイティブビレッジ構想です。桜ヶ池にクリエイタープラザ「桜クリエ」を整備し、伝統的クリエイターと現代的クリエイターが同じ空間に居住することで、新しい創造空間が創出されることを期待しています。そのことが、空き店舗や空き家を活用した起業家支援として、市内全域へ波及していくような施策に取り組みます。

 

第4に、南砺型ネウボラとして、切れ目のない

健やか子育てと、教育支援です。すべての小中学校の耐震化を完了し、現在は大規模改修や長寿命化工事に着手しております。過疎地域など深刻化する少子化に対応して、小中一貫の義務教育学校の導入についても課題を洗い出し、方向性を見い出したいと考えております。保育園につきましては、統合整備が終わり、

延長保育をはじめとした保育サービスの充実に努めているところです。子育てに関しては、ご家族と市との連携が図れる支援アプリを活用いただくことで妊娠、出産、育児、子育てへと切れ目のない支援に繋がるものと確信しております。

 

これら4つの柱を統括するのが、総合計画と南砺幸せなまちづくり創生総合戦略となります。総合計画につきましては、本市を取り巻く状況が策定当初から大きく変わってきました。人口減少や少子高齢化が地域経済縮小を加速させる負のスパイラルに陥っております。これらの課題を克服するため、総合戦略を策定したところであり、総合計画については、それとの整合性を図りつつ、計画期間を平成31年度までとする改定作業を進めているところです。また、とやま呉西圏域連携中枢都市圏として他市との連携を図りながら、広域的な事業展開により市民サービスの向上を図ってまいります。

 

将来の子や孫たちのために、今私たちがやるべき責任として、財政的に現在のサービスを提供することが大切であります。そのため、今後の30年を見通した時、公共施設の維持管理費の縮減や、財政の健全化を進める公共施設再編は、行政のスリム化を図るための身を切る改革であります。一方、総合戦略の推進は

未来への投資と位置づけ、それらは車の両輪のごとく推し進めなければなりません。それら事業効果を検証しながら、かつ各施策の着実な推進により、誇れるふるさと南砺を未来に繋いでいくことをお誓いいたします。

 

 

 

 それでは、提案いたしました議案について、提案理由とその概要を説明申し上げます。

 

平成28年度補正予算

 議案第114号から122号までは、一般会計、

特別会計5件及び企業会計3件について、補正予算を

調製し、議会の議決を求めるものであります。

 

 12月補正予算では、人件費の調整、補助事業等の採択による前倒し、事業の中間調整や緊急な修繕など、年度の終盤に向けて必要となった事業費を計上いたしました。

 

 議案第114号の一般会計補正予算(第5号)について、人件費以外の補正概要を申し上げます。

 

総務費では、現在進めております防災行政無線デジタル化工事において整備する無線機器に対して、平

行政センターの既存発電容量では電力が不足することから、非常用発電機の整備として2,285万円を計上するものです。また、平成25年度に交付された震災復興特別交付税について、事業費の変更分にかかる国への返還金として2,346万円を計上しております。

 

民生費では、消費税率を8パーセントに引き上げた影響を緩和することを目的として、所得の低い方に対して軽減税率の導入を行うまでの間、暫定的な措置として支給する臨時福祉給付金として1億520万円を、福野地域の工場跡地で整備される認定こども園改築補助金について、補助単価の改訂などによる増額分として417万円、その他過年度に交付された自立支援給付金等の実績に伴う国への返還金として1,489万円などを計上しております。

 

 衛生費では、墓石建立が不要となったことによる永代使用料の還付金など112万円を、福光斎場の非常用発電機部品交換に109万円を計上しております。

 

農林水産業費では、集落営農組織が経営基盤強化のために合併し、規模拡大やコストダウンを図るための農業機械等の整備に対する支援として952万円を、

集落営農組織が法人化した場合の支援として、2生産

組織へ合わせて80万円を、水田のフル活用の推進を図るために取り組まれる、輸出用米の生産を支援するために96万円を、それぞれ計上しております。また、県営土地改良費では、国の補正採択を受け前倒しで

事業の進捗が図られることから、県への負担金として2,531万円を、富山県西部森林組合に導入される高性能林業機械の整備補助金として2,439万円を計上しております。

 

商工費では、福野地域において新たに空き店舗対策支援事業の申請があり、空き店舗の解消と商店街の

賑わいが期待されることから、店舗改装補助金として300万円を、また本年度の企業立地奨励金の対象事業者が確定したことから、その増額分として544万円を計上し、これら2件の財源には地方創生推進基金を充当することとしております。株式会社井波木彫りの里に対しては、今後の継続的な安定した経営基盤確立のため、長期貸付金として4,000万円を、観光・宿泊

施設においては、強風や落雷による被害の修繕、経年劣化による設備更新など各施設管理費に663万円を

計上しております。

 

土木費では、城端サービスエリアにスマートインターチェンジの設置を国へ求める際の検討資料として必要な、ハイウェイオアシス周辺の交通量調査や、クリエイタープラザをはじめとした関連施設との整備効果の調査経費として785万円を、10月の暴風被害の

修繕をはじめ、道路維持修繕費に450万円を計上しております。なお、道路事業全般の事業の進捗を図るため、道路新設改良費と都市計画街路費との間で、事業費ベースで5,000万円の組み替えを行っております。住宅管理費においては、今後見込まれる入居の需要に対応するため、空き部屋となっている居室について、集中的に改装を行うため350万円を計上しております。

 

 教育費では、南砺幸せなまちづくり創生総合戦略にも位置づける、大学生の地方定着促進事業について、本年度の奨学金助成対象者が確定したことにより24万円を計上し、その財源にはUターン就職奨学基金からの繰入金を充当いたします。小中学校施設整備については、国の一般会計第2次補正において採択をいただき、井波小学校大規模改修第3期工事費に3億7,485万円、福光中部小学校長寿命化改修第1期工事費に

5億547万円を、井波中学校長寿命化改修第2期工事費に6億6,435万円を、それぞれ平成29年度からの

前倒しで予算化するものです。図書館管理費においては、福野図書館の照明器具をLED化に改修する経費として327万円を、文化財保護費には、今回城端神明宮祭の曳山行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念する広告料として54万円を、各社会教育施設管理費に設備改修費に1,733万円を計上いたしました。

 

 

今回の補正予算の財源は、国県補助金2億8,845万円、地方創生推進基金などからの繰入金868万円、

合併特例債など市債13億3,010万円、なおも不足する財源に前年度繰越金1億2,793万円を充て、調整いたしました。

 

 以上のことから、今回の補正総額は17億1,716万円となり、今年度の一般会計予算累計は、375億9,962万円となります。

 

 議案第115号の国民健康保険事業特別会計補正

予算(第3号)では、人件費の調整として156万円、介護納付金の減などにより29万円の減額を計上しました。これに対する歳入は、一般会計繰入金156万円、今年度の退職者療養給付費等交付金など72万円の

減額、前年度繰越金43万円で対応し、予算累計は62億7,603万円となりました。

 

 議案第116号の国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第2号)では、人件費の調整244万円のほか、南砺家庭・地域医療センターへの後期研修医派遣負担金666万円と事務職員派遣委託料243万円を計上し、予算累計は5億3,724万円となります。

 

 議案第117号の介護事業特別会計補正予算(第2号)では、人件費の調整849万円のほか、平デイサービスセンター排煙装置修繕等運営費として118万円を追加しており、予算累計は2億1,614万円となります。

 

議案第118号の訪問看護事業特別会計補正予算(第2号)は、人件費の調整538万円のほか、事故に伴う活動車両購入など165万円を計上し、予算累計は2億6,727万円となります。

 

 議案第119号の簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)では、人件費を調整し200万円を減額して、予算累計は5億7,090万円となります。

 

 議案第120号の病院事業会計補正予算(第2号)では、収益的支出において人件費を調整して2億3,286万円を減額し、また医師斡旋委託料の300万円減額と、病院改革プランの取り組みを促進するため、診療科・部門別の分析調査委託料として324万円を計上したことにより、予算累計62億6,910万円となります。

 

 議案第121号の水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的支出は人件費の調整のみ7万円で予算累計10億8,717万円に、資本的支出も人件費のみ55万円計上し、予算累計は3億7,961万円となります。

 

 議案第122号の下水道事業会計補正予算(第3号)も、収益的支出は人件費の調整のみ69万円で、予算累計30億3,610万円に、資本的支出も人件費のみ985万円を減額し、予算累計は27億2,042万円となります。

 

条例その他

 議案第123号の南砺市財産条例の制定につきましては、今後増加が予想される未利用公有財産を有効

活用し、もって市民サービスの向上につなげるため、

新たに公有財産の貸付規定、及び普通財産の譲与先に国等を追加する規定を設けた本条例を制定し、併せて既存の2条例を廃止するものであります。

 

議案第124号の南砺市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の制定につきましては、農業委員会等に関する法律の一部改正により、委員の公選制が廃止され、市長による選任委員

のみとなること、新たに農地利用最適化推進委員を

設けること、両委員の定数は条例で定めることが義務づけられたため、本条例を制定し、併せて既存の2条例を廃止するものであります。

 

議案第125号の南砺市行政手続における特定の

個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人の提供に関する条例の一部改正につきましては、国の個人情報保護委員会から、独自利用事務として認定されなかった賃貸住宅の管理に関する事務等を削除するものです。また、

日中一時支援事業において地方税関係情報の利用が

必要となったため、所要の改正を行うものであります。

 

議案第126号の南砺市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、人事院勧告を踏まえ、給料表の平均0.2パーセント引き上げ、勤勉

手当の支給月数0.1箇月分の引き上げ等の改正を行うものであります。給料表の改正は平成28年4月1日からの遡及適用とし、勤勉手当は平成28年12月分からの適用と致します。

 

議案第127号の南砺市税条例の一部改正につきましては、地方税法及び所得税法の一部改正により、

延滞金の計算にかかる控除期間を設ける規定、並びに特例適用利子等及び特例適用配当等に係る課税の特例

規定を設けるものであります。

 

議案第128号の南砺市公民館条例の一部改正につきましては、南砺市五箇山山村開発センターの廃止

及び新上平公民館の設置に伴い、上平公民館の位置を

改正し、併せて新しい使用料の規定を設けるものであります。

 

議案第129号の南砺市立図書館条例の一部改正につきましては、南砺市五箇山山村開発センターの廃止に伴い、同センター内にある「上平図書サービスコーナー」を上平行政センター内に移設するため改正するものであります。

 

議案第130号の南砺市平若者センター条例の一部改正につきましては、五箇山農業公社に貸し付けるため「スポーツ指導員室」を削り、また、既存の2つの会議室を一般の利用に供するため、使用料の規定を設けるものであります。

 

議案第131号の南砺市こども医療費助成に関する条例の一部改正につきましては、とやま呉西圏域連携事業の実施に伴い、幼児、児童及び中学生の医療に係る現物対応を実施する医療機関の範囲を、連携6市の

区域内に拡大するため、所要の改正を行うものであります。

 

議案第132号の南砺市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、所得税法の一部改正により、

特例適用利子及び特例適用配当等に係る国民健康保険税の課税の特例規定を設けるものであります。

 

議案第133号の南砺市駐車場条例の一部改正につきましては、道路法の一部改正により、自動車の種類に「準中型自動車」が追加されたため、同車種を市営駐車場に駐車できる車種として追加すべく、所要の改正を行うものであります。

 

議案第134号の南砺市五箇山山村開発センター

条例の廃止につきましては、当施設は耐震基準を満たしておらず、老朽化も著しいため廃止するものであります。なお、当施設の機能は、議案第128号により新上平公民館に移設いたします。

 

議案第135号の南砺市親水公園条例の廃止につきましては、近年の利用者数の減少、及びほかに類似

施設が存在することから、第2次公共施設再編計画に基づき廃止するものであります。

 

議案第136号の財産の取得につきましては、予定価格が2,000万円以上かつ面積5,000㎡以上の土地の取得について議会の議決を求めるものであります。

下吉江工業用地として、2名の地権者から3,000万1,000円で購入しようとするものです。

 

議案第137号の南砺市城端勤労青少年ホームの

指定管理者の指定についてから、議案第141号の南砺市上平自然環境活用センター「ささら館」の指定管理者の指定についてまでの5件につきましては、平成29年3月31日に指定期間が終了する、10施設の指定管理者の指定について、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。

 

 報告第10号は、9月定例会以降に行われた1件につき100万円以内の損害賠償に係る損害賠償額の決定及び和解について1件の専決を行いましたので、地方自治法第180条の規定により、これを報告するものであります。

 

 同意第5号は、監査委員の選任について同意を求めるものであります。山﨑昭夫代表監査委員、及び議会選出の山田勉委員の任期満了に伴い、引き続き経理業務や行政について豊かな経験と優れた見識をお持ちの

山﨑昭夫氏の代表監査委員選任、及び議会選出の

榊祐人氏の監査委員選任について、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。

 

以上、本定例会に提出いたしました議案について提案理由を説明いたしましたが、慎重ご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。