コンビニ・郵便局・銀行などが
防犯の要にしているのが
「防犯用カラーボール」だ。
特にガキの頃カラーボール野球に親しんだ奴に
これを投げたい者が多いはず。
が、材質が違うのでちょっと戸惑うだろう。
まず材質はゴムで無く、硬い塩化ビニールである。*
だが厚さは0.3ミリで、あまり強く握りすぎると割れてしまう。* *
そして、中に塗料が入っているという点だ。
液体はボールの中で不安定に重量移動を繰り返すため、
「起き上がりこぼし」を投げるような格好になり
重量が均等配分される球技用のボールと比べ投げにくいはず。
だから、あらかじめ
「よけられるもの」
と思って投げる事が肝心だ。
強盗のような外道にはどうしても顔面に
命中させたいのが人情だが、*
まず「塗料を付着させる」事が作戦成功のカギなので
足元を狙ってボールを破裂させる事が先決だ。
そうすりゃ破裂させたボールから
半径10mに塗料が飛び散るので、
「始球式名物・大暴投アイドル」でも命中が可能なのだ。*
(また、30cm上から落としただけで割れる程衝撃に敏感なので、
「キャッチ」や「バットで打ち返す」等の離れ業は不可能。)
その塗料を受けると水性塗料とブラックライト塗料が付着する。*
水性塗料は乾く前に水洗いすると落ちるが、
ブラックライト塗料は洗っても1ヶ月落ちないのだ。*
後者はディズニーランドの再入場にも使われるが、
前科者のムショへの再入場にも使われる、という訳だ。*
なので、ボールは強盗の車に当てても
証拠が残り、逮捕へ結びつける事が可能なのだ。*
種類によっては、
卵の腐敗臭(屁臭)チーズの腐敗臭(マンコ臭)
また、お客さんやその車に当てたら…
という心配は無用。
最大1億円返還の保険がついている。*
だから、思い切って投げよう。
相手のつま先がストライクゾーンと思って、
渾身の直球を投げ込め!
だがキャッチボールだけはやめとけ。
また、中の塗料が固まると寿命になっちまうので、
定期的にシャカシャカ振っておこう。
そうすりゃ5年は持つ。*
あと、このボール、すき屋にもあるゾ。*