先月、徳島で大麻糸のつむぎ方を教わりまして
自宅でもちょこちょこ練習しています。
この一年ほどで
糸つむぎ(羊毛、綿、麻糸)をしている人とたくさん知り合うことが出来ました。
戦後までは多く女性の家内手仕事で行われていた糸つむぎですが
今では特殊なお仕事、又は趣味となってしまっています。
そんな糸つむぎが体験出来るカフェがありまして
羊毛の糸つむぎの外、機織りや
小物づくりのWSも随時企画されています。
先日体験してきたリストウォーマー♪
手首用のマフラーとでも言いますか。
小さいけど手首が暖まります
数名で手仕事をしながらおしゃべり。
その中である方が
「千と千尋の神隠しのなかでね、麻が出てくるのよ!」
と教えてくださったのです。
えー!マジですかー!?
早速、家に帰ってからビデオを観てみました。
このシーン。
糸車の後ろの籠に積まれた繊維の束。
これって、コレ↓でしょ!
精麻(大麻草の茎の皮から繊維をとったもの)
カオナシが紡いでいるもの。
日本の麻糸つむぎのやり方とは違うけど?
「そうそう、うまいじゃないか。本当に助かるよ。」
「魔法で作ったんじゃなんにもならないからね」
「さ、できたよ。髪留めにおつかい。」
「お守り。みんなで紡いだ糸を編み込んであるからね。」
「千と千尋の神隠し」はもう何回も観てますが
確かにこのシーンは気になってたんです。
「みんなで紡いだ糸」だから気持ちが込もって「お守り」になる。
それもあるでしょう。
でもお守りになるための大切な要素が糸の素材。
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日本に古来から伝わり受け継がれ
私たちの生活をささえてきた精麻(大麻)は、
「禊ぎ、祓い、清める」本質といわれ、
水や塩、海水よりも強力といわれています
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カオナシが紡いでいたものが大麻である可能性は
とても高いですよね
無事に湯屋を出た千尋。
ハクから「後ろを振り返らないように」と言われ
振り返りそうになりながらも
髪留めの見えない力に護られるかのように
トンネルを抜けてもとの世界に戻ります。
最後にキラーン
いかがでしょう?
さりげなく盛り込んである辺りが
さすが!宮崎駿監督!と皆で感心したのですが。
皆さんはどう思われますか~?
千と千尋の神隠しには、
もっともっとたくさんのメッセージが込められているようです。
まだまだ何回見ても新発見があるかも~♪