戦後70年 米軍はなぜずっと日本にいるのか。 | 気になるニュースチェックします。

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立春も過ぎたけどまだまだ春は遠いです。
けれど今年はなんだか名前も知らない花が庭に咲いています。
まだ二月なのにと思うとなんだかいじらしくなります。
主人が巻いたのか、どこからか風に乗って飛んできたのか
可愛いピンクの花と黄色い花です。
春ももうすぐですね。

ここ数年、日本には大きな出来事が次々と起こりました。
民主党政権の誕生と崩壊、普天間基地の移設問題、東日本大震災、オスプレイの強行配備
、TPP問題、憲法改正、、、、

戦後の日本の根幹をなす最も重要な法律は、日本国憲法ではありません。
日米安保条約でもありません。
それは日米地位協定です。

日本には相変わらず米軍がいます。
その米軍は日本でなにをやっているんでしょうか。
何のためにいつまでもい続けるのでしょうか。

★戦後70年、米軍はなぜずっと日本にいるのか。

 あの太平洋戦争で勝利した米軍が、日本国内に獲得した強大な権限が戦後70 年以上も
  経っているのにいまだに続いています。
 沖縄は今も占領下にあると同じだし、日本も占領下にあると同じです。
 日本は敗戦から6年半、占領下にありその間、米軍は日本国内を自由に行動することができた。
その米軍は占領期と全く変わらず今も日本国内で好きなように行動しています。
そしてその取り決めこそが日米地位協定というものです。


そしてそれはアメリカが一方的に日本に押し付けてきたものではありません。
それは様々な経緯のもと、日米合意のもとに取り決められたのです。
日米安保条約におけるアメリカ側の交渉担当者,ジョン・フォスター・ダレスはこう言っています。
「我々が望む数の兵を、望む場所に望む期間だけ駐留させる権利を確保すること」

そして、1951年1月に始まった交渉のなかで、アメリカ側代表は、2月半ばまでにこの条件を
日本側に認めさせました。
そして日本国民に絶対知られたくない基地や米軍についての具体的な取り決めは
「秘密の了解」として合意することも決められました。
それが日米地位協定の前身、日米行政協定です。

日米合意のもととは言いながら、アメリカ側はずいぶん勝手なことを言っています。
望む兵を望む期間だけ駐留させる、、、、、
そして基地や米軍についての取り決めは、秘密の了解として合意、、、
なぜ秘密かというと日本国民に知られないため、、、
日本国民のしらないうちにこういう、占領下と全く変わらない取り決めが日米の間で行われた。
だから今でも米軍は日本にいる、基地もある、、、

この1960年に結ばれた新安保条約第6条に基づき日本にいる在日米軍は日本国内の
基地や海域,空域を使用する権利を認められているのです。
一体誰がこんな権利をアメリカに与えたのかと思いますよね。

普通占領が終われば、占領軍が撤退するのは当たり前です。
敗戦から6年8ヶ月が経った1952年4月、前年9月に調印したサンフランシスコ講和条約が発効し
日本は独立を回復します。
講和条約とは、戦争を正式に終了し、平和が回復されたことを宣言するための条約です。
それなのに相変わらず米軍は日本を去らない。
占領が終わっても、占領軍の基地だったところは、すべてそのまま基地として残されたのです。

GHQは解散しましたが、26万人の米兵もそのまま日本に駐留し続けました。
ただ名前だけが占領軍は在日米軍と変わっただけです。
あれから70年以上も過ぎ、日本は独立したはずなのに、、、
どうしてこんなことになってしまったのか、、、、

それはサンフランシスコ講和条約にその謎が書かれていました。
●サンフランシスコ講和条約 第6条

連合国のすべての占領軍は、この条約の効力発生の後、なるべくすみやかに
かつ、いかなる場合にもその後90日以内に、日本国から撤退しなければならない。
ただし、この規定は一または二以上の連合国を一方とし、日本国を他方として
双方の間に締結されたもしくは締結される二国間、もしくは多数国間の協定に基づく
またはその結果としての外国軍隊の日本国の領域における駐屯
または駐留を妨げるものではない。


日本占領の実態は、米軍による単独占領でした。
けれど公的には連合国軍による占領という形をとって行われました。
なので数は少ないけれど、米軍以外にも、イギリス軍、オーストラリア軍、ニュージーランド軍も
駐留していました。
そうした各国の軍隊は、占領が終わればいかなる場合でも、90日以内に撤退しなければならない。
けれどアメリカだけは別、、、、といっているのです。

なんでアメリカだけが別なのか、、、、
ずいぶんひどい話しです。
さらにもっとひどい話があります、全土基地方式です。
これは日本のどんな場所でも、米軍が必要だと言えば米軍の基地にできるというものです。
一体どこの国の土地なのかと言いたくなります。
日本は完全に隷属化されてしまった。
植民地以下になり下がった、、、

アメリカがここまで見下げるのは日本以外にはありません。
日本国以外と結んだ協定では、アメリカも基地や場所を明記しています。
フィリピン、韓国と結んだ協定にもアメリカはきちっと米軍が使用できる場所を明記しています。
ところが日本だけは明記されていません。
米軍がその場所が必要だと言えば、どこであろうと日本側は拒否できません。
そしてこれも、旧安保条約と日米行政協定に書かれています。

日本の独立の正体とはひどいものです。
独立なんかではありません。
そして実質的に占領状態がそのまま、いまになっても継続しています。

1952年、旧安保条約と日米行政協定が発効してから今日まで、新安保条約が結ばれ
日米行政協定は日米地位協定と名を変えて今も、占領下そのままに何も変わっていません。
東京を始め30の都道府県には米軍が駐留しています。
治外法権という、日本の法律に従わなくてもよい権利を米軍は与えられているのです。

オスプレイ配備、原発、TPP、沖縄問題等々、、、
日本国民がいくら訴えても何も変わらない現実が、日米両国間で結ばれた協定にあります。