「トクホ」問題より怖い? 「機能性表示食品」という爆弾 | 幸食研究所ブログ

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食から社会全体の問題を考える「幸食の道」へ

スーパーやコンビニなどが増えて、便利になった世の中。


よく見かけるのが、「特定保健用食品」いわゆるトクホ

健康に良さそうな煽り文句に乗せられ、多くの方がその効能を信じ、購入していると思います。

トクホの問題として、効能の成分以外は考慮されずに許可が下りてしまうことがあげられています。

例えば、「コレステロール値を下げる」食用油と表示して宣伝し販売するには、その油に「コレステロール値を下げる」成分がふくまれていて、実際の科学的根拠を厚労省に提出して審査をうけます。

ここで審査されるのは、「コレステロール値を下げる」科学的根拠とその特定の成分の安全性

その食用油に有害なトランス脂肪酸が含まれていても。
その食用油を使いつづけたら局所ホルモンづくりができなくなり、体内のホルモンバランスを保てなくなる可能性あっても。
その食用油に細胞膜を弱くする可能性があっても。


そんなことは関係ありません。
「コレステロール値を下げる」ということに対してのみ、認可するかどうかが決められます。


そんな「トクホ」よりも安易に健康への効用を表示できる「機能性表示食品」は、国の審査がなくても、過去の論文等の書類を提出すれば表示できてしまいます。

※マークはなく、届け出を出してある旨の文章が表示されている。

「トクホ」問題より怖い? 「機能性表示食品」という爆弾

■「トクホ」問題より怖い「機能性表示食品」2015年から、論文などの科学的根拠を示せば、国の審査なしに健康への効用を表示できる「機能性表示食品」が発売されています。
機能性表示食品は60日前までに科学的根拠を示す論文などを添えて消費者庁に届け出れば、国の審査なしに健康効果を表示できるため、「トクホ」よりかなり低いハードルで機能性の表示ができるのです。
「科学的根拠を示す論文があるから一応安心」と考えてはいませんか? 論文といえどピンからキリまであり、後に間違ったことだよねと証明された論文も数多く存在するのです。

■論文がすべて正しいとは限らない正しいとは限らないどころか、怪しいものが数多く存在してます。「アガリクス」や「プロポリス」などが“がん”に効くという論文も一部ありましたが、後の研究の結果、人に効果があるという科学的根拠は乏しいとされています。しかし、当時の論文を用いて、「がんに効く」と販売している例が数多く存在します。

原文はこちら
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20160315-17919393-allabout


このような仕組みで、「トクホ」「機能性表示食品」というだけで、安全な食品でしょうか?

悪質な業者は、都合の良いデータを揃えたりする可能性もあります。

体に入るものは、身体をつくります。

宣伝や煽り文句ではなく、本当に良いものを自身の目で選ばなければならない時代です。