「かごしま水族館」元館長のメッセージ ~何もない水槽「沈黙の海~」 | 幸食研究所ブログ

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何も生き物が入っていない、ただ真っ青な海水だけが入っているだけなのに展示されている水槽。

「かごしま水族館」の中を順路に沿って見学していくと、最後の最後に展示されて
いるこの水槽。題して「沈黙の海」。

この「沈黙の海」が今、ネット上で話題になっているそうです。

カツオなど黒潮に乗って回遊する魚の「黒潮大水槽」や、錦江湾の生き物たちを展示した「かごしまの海」の鑑賞を終えて出口に向かうと、壁に埋め込まれた小さな水槽があることに気づきます。


縦130センチ、横110センチ、奥行き12センチの小さな青い水槽。1997年の開館当初から設置されていて、これまで何の生き物も展示されてきませんでした。水槽の隣には「沈黙の海」と書かれたメッセージが添えられています。




青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつのまにか、何も聞こえない
青い海

人間という生きものが
自分たちだけのことしか考えない
そんな毎日が続いているうち
生きものたちの歌がひとつ消え
ふたつ消えてそれが 
いつのまにか なにも聞こえない青い 
沈黙の海

そんな海を子供たちに残さないためにわたしたちは 
何をしたらいいのだろう?



近年「忘れられた水槽」などとも言われていた中、Twitterを中心にこの水槽が「琴線に触れる」「涙がでた」などのコメントが拡散され、広がりを見せました。

同時に和歌山県太地町のイルカ漁について、世界から始まる大きな論争もあり、かごしま水族館がテレビなどでも取り上げられたのです。

現在イルカ漁について揉めに揉めている状況ですが、私たちは一貫してイルカ漁など廃止にすべきと訴えてきました。これからも変わりません。



しかし今騒がれているのは、海外の一方的な押し付けによるものです。

グリーンピースやシーシェパードなどと言う国際テロリスト達が日本を追い落とす為、ある利権産業の為にクジラやイルカ漁をバッシングし、日本人を野蛮な民族だとするモノには断固反対です。

これがあの差別主義な白人たちの姿だからです↓↓↓




このように露骨な反日活動なのです。


そんな政治的意図など関係なく、全く人間の都合(お金の為)の為に、不必要な動物虐殺を行う事はもうやめよう。

イルカを動物園に売る?余すことなくイルカを食べる??

これに関わる人ってどれくらいいますか??

日本人の99%に関係のないイルカの虐殺は、「伝統文化」などとは言いません。

タダの一部の利権産業です。


ですのでイルカ漁も、それを見世物にしてお金を儲けるために運営されている水族館などは一切不要なものです。




しかしこの鹿児島水族館の元館長、吉田啓正さんはその人生全てを水族館に捧げた人です。

イルカについても何度も「飼育するべきなのか」「自由を奪っているのではないか」と苦悩されたと言います。


しかし自分たち人間のエゴを浮き彫りにする為に、環境破壊や他の生命との関わり方を考え直す為にも、そんな存在意義ある水族館として立ち上がるのです。

吉田さんは『生き物を見せるだけじゃなくて、海の環境問題について伝えたり、訴えることをやっていかなきゃいけない』と話してたそうです。


この他にも吉田さんは色々なこだわりがあって


「動物と植物を対等に考えなさい」

これは地球は動物と植物で出来ているのだから対等に扱わなければいけないと常に仰っててディスプレイを魚メインに考えなかったそうです。


「イルカをショー用に擬人化させず、イルカ本来の姿を見て欲しい」

最近の水族館のイルカショーはまるで人間のような行動をするよう擬人化させて本来のイルカを見せていないと考えていてなるべく本来の姿を見せるイベントを模索していたそうです。


イルカショーではなく「イルカの時間」と名付けたそうです。


更に、海と水槽を繋げないかと考えて、かごしま水族館では一般道からイルカが飛んでいる姿が見えます。

こんな想いのある水族館は、エゴに偏った現代の私たちには必要な事なのかも知れません。

動物とのあり方を見直し、あらゆる生命との関わり方を取り戻す事が、今最も大切な事のように思います。







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