「我が家の好物」“家族の変食”シリーズを載せてきましたが、今回のは、家族からみた私の変食ですね。それが「砂糖を入れて食べるパッチュク(小豆粥)」です!!!!♪ヽ(´▽`)/
韓国では、昔から冬至の日に悪い鬼神を家から追い出すために食べるのが、この「小豆粥」だったわけですが、理由は悪鬼が赤い色を嫌うからなのだそうです。それで、以前は実際に、作った後で各部屋に「小豆粥」を入れた器をしばらく置いて悪鬼を追い出したりもしたみたいですが、今は食べるだけですよね。
「小豆粥」は文字どおり、小豆が大量に入ったお粥であり、ご飯粒も入っています。でもそこに白玉を入れたりもするし、その見かけだけなら、我が愛する日本のお汁粉にそっくりなわけです。ところが、韓国では基本的に「小豆粥」には塩を入れて食べます。「韓国郷土文化電子大全」によれば、全羅南道の和順郡でだけ砂糖を入れて食べる小豆粥があったのだそうで、現在も基本、全羅道以外では塩を入れるのが韓国の「小豆粥」だということになります。
当然、慶尚道生まれの我が妻の家庭も、「小豆粥」には若干の塩だけを入れて食べるのが普通。それで、結婚当初、妻のお母さんが「小豆粥」を作ってくれると、「お義母さん、お待ちください」といって塩を入れるのを制止し、私だけが砂糖をたっぷり入れていたのです。もちろん奇異な目で見られましたが、「日本人は小豆粥に砂糖を入れるんだね」ということで落ち着きました。
さらに我が妻は、私がこの「砂糖を入れた小豆粥」がとても好きなんだということを認識するに至って、このようにときどき、お土産として私だけに買ってきてくれるのでした。私以外には誰も食べないからですけどね。ヾ(≧∇≦)〃♪
この瞬間だけは、日本人であることの幸せと感謝を感じるひとときというやつでしょうか。どうしてこんなに美味しいものに塩なんかを入れて駄目にしちゃうんだろう!もちろん、韓国人が「甘いだけのもの」を好まないのは、砂糖が実際に貴重で、甘いものなどふだんは食べられなかったからではないかとも思うのですけどね。(*´▽`)/
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