歳をとると……
本当にあっという間に時間が過ぎ去ってゆく
一日は慌ただしく過ぎてゆき、
ぼやぼやしているうちに一週間も終わり、何も出来なかった、また来週となる。
ふと気がついたら、月が新たになり、もう○月かと呟いて………
そして、もう12月、一年は早いなあと言ってるうちに、明日は大晦日。
こんなに時の過ぎ去るのが早く感じられるのは、果たして歳のせいだけだろうか?
世の中も仕事も複雑になる一方で、やらなければならないことも増える一方。
しかも、デジタル化が当たり前だから、Excel、Word、上書き保存、プリントアウトと手続きが多い。
とても便利で効率的なんだが、手間が多くて意外と時間を奪っていく。
そういうこともあって、ますますますます時の過ぎ去るが早くなる。
人の寿命が延びるスピードと、複雑化して時が過ぎてゆくのを早く感じるのと、どっちが勝ってるだろう?
昭和初期以前の暮らしや高度経済成長期以前の日本人の暮らしと平成以降の暮らしと、どちらが豊かな一日を過ごしているだろうか?
豊かな一日とはなんだろう?
美味しいものを食べ、お洒落をして、高価なものを買うなんてことではないのはわかっている。
陽が高くなるのを肌で感じたり、その日の風を頬に受けて自然を感じたり、昼食や夕食を作るときに手間暇かけたり、食後には外を散歩したり……
時間が過ぎてゆくのを、ゆっくりと感じながら暮らすことが、ほとんどない毎日を過ごしているから、時の過ぎ去るが早いんだ。
生きてゆくには働かなければならないから、今の世の中のスピードに合わせて一生懸命生きているけれど、本当に命が歓ぶスピードなんだろうか?
時が過ぎてゆくのをゆっくりと肌で感じながら生きていることこそが豊か人生というのだろう。
来年からは、少しずつでいいから、肌で時の過ぎてゆくのを感じる時間を増やしていこう。