天使:「関西のダービー出走最終便。上位候補には上げられるけど、『これぞッ!』って言うほどのアピールポイントのないメンバー。難しいとこやな。デビューから3走、新馬戦2着、未勝利戦1着、ゆきやなぎ賞2着。デビューから確実な実績を残し、これからも期待されるんがヴェローチェエラやな。ノーザンファーム産、母イプスウィッチはアイルランドからの輸入繁殖牝馬。ヴェローチェエラのセレクトセール価格は6,600万円やから、そこそこの『良血』であるのは間違いないやろう。鞍上を川田将雅に託していることからも期待は大きいはず」

 

悪魔:「ゆきやなぎ賞が、青葉賞2着やったショウナンラプンタのクビ差2着やから、当然、厩舎関係者にしたら力が入るわね。同じようにゆきやなぎ賞の流れから有力と考えられるんが、インザモーメント。ゆきやなぎ賞でクビ・クビ差の3着やったモンブランミノルが、アザレア賞でインザモーメントの2馬身半差の2着。インザモーメントにはきさらぎ賞で4着やけどハナ・ハナ・クビ差、タイム差0という大接戦の実績もあるんよ。ここでは上位の実力と認めてもええんちゃう」

 

 僕:「重賞やリステッド競走で掲示板以内、はたまた1戦1勝でも『素質たっぷり』いう馬もおり、何を選ぶか?難しいところ。 青葉賞でアタマ差2着、ダービー出走を決めたショウナンラプンタから測って、有力と決めたヴェローチェエラ、インザモーメントはいいんじゃないかな。 重賞上位実績は当然、参考にすべきだが、京都2歳S2着のプレリュードシチーは『腸炎明け』の5カ月ぶりなので、ここは様子見か。 東京スポーツ杯2歳S3着ファーヴェント、毎日杯3着のベラジオボンドは狙いか。 ファーヴェントは新馬戦1着のあと東京スポーツ杯2歳S・0.3秒差3着、きさらぎ賞・0.3秒差6着、毎日杯・1.3秒差4着。毎日杯は勝ったメイショウタバルが2着馬を6馬身差(1秒差)と、1頭のぶっちぎり勝ちだった。重賞を僅差勝負で培ってきた『勝負強さ』が生きれば・・・・・・。 ベラジオボンドは新馬戦1着の後、共同通信杯・0.8秒差6着、毎日杯・1.1秒差3着。毎日杯ではファーヴェントに1馬身4分の1差、先着。2着ノーブルロジャーにはクビ差だった。重賞1走目より2走目、成長力は見られた。ここでも、さらに成長を・・・・・・。 リステッド競走・若葉Sの3着キープカルム、4着アドマイヤテラも捨てがたい。5着にもここ出走のジューンテイクがいるが、4着アドマイヤテラとは2馬身差(0.3秒差)は劣勢が明らかか。 キープカルムは6戦、2,1,5,2,3,1着。京都2歳S0.1秒差5着で、勝ったシンエンペラーとは半馬身・ハナ・アタマ・クビ差。ほとんど崩れたことのない走りは、混戦になればなるほど生きるか。 アドマイヤテラは母アドマイヤミヤビ(クイーンカップ1着・オークス3着)、父レイデオロ(ダービー馬・天皇賞秋馬)。新馬戦1着、1勝クラス1着、若葉S4着、本格化が楽しみな馬」

 

天使:「なるほどな。どの馬も期待は持てる。けど、確信までは・・・・・・行かへんか。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑥⑦⑧⑫⑭⑮、30点×100円。

3連複ボックス、⑥⑦⑧⑫⑭⑮、20点×100円。

3連単、ヴェローチェエラ・インザモーメント2頭軸マルチ⑦⑧-⑥⑫⑭⑮、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」