2016年のノーベル文学賞にボブ・ディラン
このニュースを聞いた時は、もうビックリしました
ただ、自分は知りませんでしたが、
昨年あたりからディランがノーベル賞を受賞するのでは
という噂はあったようです。
一般紙の読売新聞でも一面記事に
もちろんミュージシャンでは初ですし、受賞理由が
「偉大なる米国の歌謡の伝統の上に立って、新しい詩的な表現を創造してきた」
世間ではディランの受賞について賛否両論があるみたいですが、
音楽がノーベル賞の分野にも進出したことは、
音楽大好き人間にとっては喜ばしい限りですね
1990年以降、ディランは度々来日公演も行ってますし、
2010年と2014年の全公演は、各地のZeppホール(ライブハウス)のみという、
なかなか憎い事もやってくれてまーす
今年も春に来日して、ラストのパシフィコ横浜で来日100回公演を迎えました
また来日大物アーティストとしてのキャパ会場としてはチョッと考えられない
浦和市文化センター・倉敷市民会館・秋田県民会館などなど、、、
このように全国各地でコンサートを開いてくれると嬉しいですよね
確かにディランの音楽は、ドームやアリーナ向きではないかも知れません。
(あくまでも個人的な感想です)
って、ディランを称賛し、連連と述べてきましたが、
実はディランのライブには一度も行った事がありませ~ん
ディランの初期の代表曲は知っていますが、あまり深入りしなかったでんすよね~
ディランについては無知な自分でも、
1965年に発表したアルバム「追憶のハイウェイ61」は名盤だと思います
アルバムのトップを飾る「ライク・ア・ローリング・ストーン」は好きですね!
ディランの代表曲のひとつですが、歌詞の内容と言えば、
裕福な生活を送っていた女性が落ちぶれてしまい、
その荒んだ気分はどうだい?転がる石みたいだろ?
こんな内容の歌なのですが、
読解力に乏しい私には、ディランの真意がよくわかりませ~ん
メロディーもシンプルなコード進行の繰り返しで、
逆にそのシンプルさが何故か耳に残るんですよね~
AKB48の楽曲に、この歌のタイトルを直訳したような
「転がる石になれ」という曲があるのですが、この歌もなかなかの佳曲でして・・・
(あっ。。。今回の記事にはお呼びでないですね)
ディランのバックバンドを務めていたザ・バンドとの演奏シーンがありました~
ザ・バンドと言えば彼らのラストコンサート「ラスト・ワルツ」をよく観たなぁ~
持っている映像がレーザーディスク(古いなぁ~)なので、
最近はとんとご無沙汰してますが。。。
勿論ディランも参加しており、
「Forever Young」と「Baby Let Me Follow You Down」を歌ってます
おっと、、、どうも話が脱線していくなぁー
今回、ディランがノーベル賞を受賞したと聞いて真っ先に思い浮かんだのが、
ジョン・レノンでした。。。
もしこの世にまだジョンが生きていたらと考えると・・・
色々なシチュエーションを想像してしまいます。
ビートルズもディランとは様々なことで関わり合いを持ちましたし、
特にジョンはディランを崇拝しており、
「ディランは偉大なミュージシャン!」と発言してましたね。
先に挙げた「追憶のハイウェイ61」の中に、「Ballad of a Thin Man」という曲があります。
「Thin Man」とは「やせ細った貧弱な男」みたいな意味だと思うのですが、
この歌の中の主人公は、ミスター・ジョーンズなる名前で登場します。
この歌の詞の内容も難解だなぁ~
そしてビートルズの通称「ホワイトアルバム」に収録されているジョンの作品で、
「Yer Blues」という曲があります。
この曲はオリジナルも良いのですが、ローリング・ストーンズが制作した映像作品
「ロックンロール・サーカス」でも演奏シーンが見れます
これはDVDを買いましたよ~
ザ・ダーティー・マックというグループ名で演奏しているのですが、
メンバーはと言いますと、
ギターがジョンとエリック・クラプトン。ベースにキース・リチャーズ。
ドラムにミッチ・ミッチェルという、まぁ~もの凄い組合わせのメンツで・・・
ギタリストであるキースが、「ベースでもいいから、このバンドに入れてくれ~」
と懇願したという逸話もあります。
おっと、、、またもや話が脱線してくぅ~
この「Yer Blues」の歌詞の中に、
I feel so suicidal Just like Dylan's Mr.Jones
(自殺したい気分だ まるでディランのミスター・ジョーンスだ)
という一節があるんですよね。
ジョンが自分の作品の中に、ディランの歌の中の主人公を登場させるなんて、
如何にジョンがディランを崇拝していたか垣間見れますよね。
またジョンのソロアルバム「ジョンの魂」の中に、「GOD(神)」という曲が収録されてますが、
最初この曲の歌詞を見た時は衝撃的でした
世の中すべての人(神)を否定し、信じるのは自分だけ。
ヨーコと僕だけが現実なんだ!と吐き出すように唄っています。
ディランもZimmermanという本名で登場し否定されます。
そのディランに続いて、ビートルズだって信じない!と否定してしまうのです。
この時代のジョンには、図り知れない深みの苦悩があったんでしょうね。。。
あれれ
誰のことについて書いているのか分からなくなってきたぞー
話を強引に締めま~す
ボブ・ディラン ノーベル平和賞おめでとう
では最後に「Ballad of a Thin Man」をどうぞ