嫁様の妊娠が解って


嬉しくて、


永いようで、


あっというまで、


予定日まで一週間がまた
永くて…


陣痛が始まったとの連絡がまた早くて。


病院に向かってる途中に分娩室に移動されていて、


ようやくオレは到着し、


嫁様の顔を確認して



『頑張れ!』


と、一言、二言、


その瞬間に破水し、


オレは分娩室から出され、







待つこと20分弱。








この時間の永さ。









たった20分という時間が







本当に永くて。







他所の新生児たちの泣き声が聞こえる度に





『産まれたのか!?』




と、はやる気持ちと





嫁様はだいじょうぶか!?





と、不安な気持ちの葛藤の中で、






遠くから聞こえる新生児達の泣き声よりも

さらに大きな、力強い泣き声が

聞こえた瞬間!!









嫁様の全力を尽くした分娩室から
聞こえる声。




産まれたばかりの息子の声。




嫁の安否と




子供の無事。







姿は見えなくとも

確実に解る

その両方。







頑張った。

嫁も息子も。




永きに感じた時間からも

ようやく解放され

分娩室に入ることを許され





初産ながら

完璧なる安産を成し遂げた嫁!!




産まれたばかりなのに



オレの指を力強く握りしめた
息子の手。








世の中からすれば

当たり前かもしれないこの光景が






本当に

特別な

格別な






何物にも代えがたい




特別な瞬間に。











皆様。


本当に感謝します。






重さは2960g

男子

2014.06.17生まれ















ありがとう。