イッキに寒くなってまいりました。♪布団の中から出たくない♪の季節到来の今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょう。
こんにちは、布団の中から出てえらい、長光津のKです。
最近アライという経口の脂肪吸収抑制薬が要指導医薬品として承認することを厚生省が了承しました。
「あらい」といえば広島東洋カープ新監督の新井さん、株式会社アライヘルメットを私は思い浮かべてしまいましたが、このアライは鷲のマークさんが発売する第一類医薬品です。
医療用医薬品として使用実績がないまま一般用医薬品の1種として、いわゆるダイレクトOTCになるわけですが、薬局で商品の空箱持ってレジに行くと、スタッフが奥の人を呼んできて、その人と対面で説明されて買う、というアレです。
購入には腹回りが基準以上でないとダメとか色々制限があるので、少々ハードルが高そうです。
ちなみにインターネットでは買えません。
効果効能としては「腹部が太目な方の内臓脂肪および腹囲の減少」です。
一般名はオルリスタットで、他社製のゼニカルという名称で、自由診療で取り扱いされているものもあり、聞いたことがある方もいるかもしれません。
このお薬はリパーゼ活性を阻害します。
リパーゼはざっくり言うと脂肪分解酵素な訳ですが、これを働かなくすることで体内の脂肪吸収を3割程度抑えます。
これは痩せる。
ただし、脂質吸収に対してなので、炭水化物過多による肥満には効果が期待ができません。
欧米では70か国以上で既に販売されていて、他の薬との併用も作用の増強も無いようです。
注意点としては脂溶性ビタミンの吸収も阻害されるので、臨床的に問題はないとのことですが、気になる方はこれらのビタミン類をサプリメント等での摂取を意識して行いましょう。
もうひとつの注意点として「吸収されない脂肪がそのまま排せつ」されます。
それだけならよいのですが、時には便意をコントロールできないという、販売禁止の魚バラムツを食べた時におきるような現象となるそうです。
いわゆる漏れる。
オムツを履く覚悟はまだできないという方はプーアール茶やセンナ、キトサンにもオリルスタットほどではないものの、リパーゼ活性阻害の効用があるので、まずは試してみてはいかがでしょうか。
お薬に頼るのもひとつの手ですが、やはりバランスの取れた食事、そして適度な運動、そして寝る、リパーゼは活性させるもの、が基本であってほしいものです。
皆様良い一日を。