ああ、温泉に行きたい。
ゆっくり浸かった後は部屋食して、飲んでそのままだらしなく寝たい。
温泉といえば硫黄のニオイと湯気が漂うイメージですが、硫黄自体にはニオイが無く、このニオイは硫黄と水素が結びついた硫化水素のものであると知ったのが今週の「へえ」ですが、皆様いかがお過ごしでしょう。
こんにちは、長光津のKです。
ちなみに硫化水素は体内に入ると血液中のヘモグロビンと結びつき、酸欠となり、最悪あの世に行ってしまいます。
さて、国立科学博物館の特別展「毒」開催を受けて、アルコール、つまりお酒が神経毒の一種として展示されていることがSNSで少々バズっておるようです。
毒といえば某有名ブランドの香水と、♪Love love love love love is poisonを思い浮かべてしまうワタクシはさておき、アルコールの場合は、知っていて当然というか「ああ、言われるとそうですよね」という感じですが、世の中にはトリビア的に知られていないものや、知識として知っていいないと生命の危機に脅かされる場合もあるものもあります。
たとえばつつじの蜜。
小学校の帰りに道端に咲いているつつじの花からチューチュー吸ったのを覚えていますが、あれは毒を吸っていたのですね。
誰も教えてくれなかったのか、教えてくれたけど忘れたのか。
つつじの蜜には「グラヤノトキシン」という毒が含まれていて嘔吐、痙攣、下痢、呼吸困難を引き起こします。
1本2本でどうこうは無いですが、ツツジ科のハチミツで中毒症状が出たという例もあるので要注意です。
また、じゃがいもの芽には「ソラニン」や「チャコニン」という毒が含まれていて、それぞれ、ソラニンは吐き気、下痢、腹痛、頭痛、めまい、チャコニンは頻脈、頭痛、吐き気、胃炎、下痢、食欲減退を引き起こします。
加熱しても減る量は少なく、解毒剤や拮抗剤も無いので、調理時にはしっかりと取り除きましょう。
話題となっているアルコールは神経毒の一種ですが百薬の長とも言われたり。
ただ、お医者さんの大半はアレは「毒」と見なしており、人体にとって無用、と言い切っておられるかたもいます。
薬にしたい勢力が強い世の中ですので無くなることはなさそうですが、これから忘年会シーズンにかけて「毒」の要素は十分注意しながら付き合っていきましょう。
自戒を込めて。
良い一日を。