某広告「レ?」に思いのほか胸を圧迫される今日この頃いかがお過ごしでしょう。
思い立って断酒(2週間(笑))を決行中の長光津Kです。
私はアルコールはビールにはじまって、焼酎ウイスキー日本酒と何でもござれなんですが、ヒトが絶対に飲んではいけないのがメチルアルコールです。
大切なので繰り返します。
メチルアルコールは飲んでは「ダメチルアルコール」と覚えましょう。
メタノールは同じものなので、飲んでは「ダメタノール」です。
メチルアルコールはプラスチックや接着剤の原料であったり、機械の洗浄や燃料として使用されます。
また、溶媒としても使用されるのですが、化粧品に使用されるものは「エチルアルコール(エタノール)」です。溶媒以外にも収れんや洗浄作用、殺菌・防腐効果等で使用されている場合があります。
こちらはいわゆるお酒の主成分として名高い?ですね。
さて、このメチルアルコール(メタノール)は僅か10ミリリットルで失明に至る危険性があり、30ミリリットルで致死量と言われています。
メチルアルコールは体の中でホルムアルデヒドという物質となり、その後速やかに「蟻酸(ギ酸)」に変換されます。
ホルムアルデヒドもたいがいな毒物ですが、この蟻酸はヒトにとってすこぶる毒性が強く、先述の通り少量であの世行きなので、三度目ですが「ダメチルアルコール」。
このメチルアルコールは安価であるため、残念ながら世界中で密造酒が作られるときに使用されることがあり、粗悪品によって起こった中毒事件がちょくちょく報道されます。
過去は本邦でも密造酒に使用され、事件が発生したことがあります。
現在日本でそういった品は作られることはないのでしょうが、新たな危険があります。
それはメチルアルコールを消毒用として使用すること。
アルコールとあれどもメチルアルコールは人にとって「劇物」です。
しかしこの劇物は薬局で買えたりします。
安価だからといって、身の回りの消毒の為に使用してはいけません、ダメ絶対。
消毒用には必ず「エチルアルコール(エタノール)」や、専用のものを使用しましょう。
そしてくれぐれも薄めて飲んだりしないように。
制限や条件なしで海外旅行に行ける日が近づいていますが、どうか海外に行く際には密造酒の話を頭の片隅に入れておいていただければ幸いです。
海外で2度ほど前後不覚になるほど飲んでしまったことがあるのですが、私は運が良かっただけなのかもしれません。
皆様良い一日を。