タクシー料金の仕組み(東京編) | 腰痛でも頑張ってる、現役タクシードライバーの転職日記(東京発)

腰痛でも頑張ってる、現役タクシードライバーの転職日記(東京発)

5年前にタクシー運転手に転職し、現在に至るまでの奮闘記と日常的に起こっているバトル(笑)をつづっていきます。タクシーへの転職を考えている方にも参考になると思います。

今年平成27年4月より、消費税率が従来の5%から8%に上がり、タクシー運賃も改定になりました。たま~にお客さんに言われるのですが、そうじゃなくてもタクシーは高いのに、まだ上げるのかよ。運転手さん儲かってしょうがないだろう??


はっきり言って、1メーターの料金て従来の710円から730円に上がってますが、我々の営業収入って1メーター670円で計算されるんですよ。もう何年も変わってません



だって、5%にしても8%にしても、その分は会社で一時的に保管してお国に納めるんですから、て事は、お客さんは多く支払ってますが、我々にメリットは全くないんです。


殆どの人は知ってると思いますが、そんな事いうお客さんて結構いるので、ここで断言します。



我々は儲かるどころか被害者です・・・



さて、タクシーの料金の仕組みですが、このようになってます。
(平成27年9月現在の東京の場合)


距離制運賃

初乗り       2キロまで    730円
280m毎に               90円


時間距離併用運賃

時速10km以内(停止含む)で走行した場合

その累計で、1分45秒毎(105秒)に    90円


割増運賃

22時から翌朝5時まで

20%増(メーター料金に20%加算するのではなく、メーターは加算表示しています)


障碍者割引

所定の手帳などを掲示した場合    10%値引き



さて、ここで豆知識です。


時間運賃は105秒毎に90円加算されますが、これは、信号などに何度も停止したり、渋滞しするなどして、累計で105秒に達す毎に90円加算されると言う意味です。

長い信号で1分45秒以上停止していれば、それだけで90円も加算されるのですから、遅く目的地に到着するし、料金は高くなるし腹立ちますよね。


タクシードライバーは、多く運賃をもらえるのでうれしいと思いますか?


もしかすると、わざと信号にひっかかる運転をするなどして運賃をあげる人もいるかもしれません。でも、殆どのドライバーは早くその営業(お客さんを送る)を終わらせて、次のお客さんを探して乗せたいのです。


たった、渋滞で90円がカタカタ上がっても、全くうれしくないのです。それより、高速道路でも乗ってガンガン走りたいです。



さて、その高速道路ですが、いま説明した時間運賃は作動しません。つまり、どんなに渋滞していても時間制運賃は作動しないのです。


距離制運賃だけが作動するんです。もちろん、高速代金はいただきますが、距離だけの計算なので高速道路の下を走ってる一般道より高速代金を支払ったとしても安くつく事はよくあります。

よく、一般道の上を高速道路を走ってるケースがあります。


渋滞してなくても、信号がない分、特に夜中などは、早く付いてしかも一般道より安かったなんて事は珍しくありません。


高速代金がもったいないなんて言わずに、使ってみると意外に安くつくかもしれませんよ。


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