一昔前、一人のインド人男性が異国の地日本で一世を風靡しておりました。彼はターバンを巻いたシーク教徒らしい出で立ちで、完璧な日本語を使いこなしながら、北島三郎直伝の演歌を歌いあげ...
ミカンの栽培技術を学ぶため?兄弟たちと16歳で訪日したチャダさんは、演歌に出会い、演歌に惚れ込み、そして、九州で開催されたのど自慢大会でな、な、な、なんと...優勝!...
「演歌歌手になるっきゃない!」
と心に誓いますが、就労ビザの関係で一旦帰国
(帰国後は翻訳家をしていましたが)
たまたま出会った日本人の紹介で、へび使い & 踊り子の女性2人を連れて再び日本にやってきま~す。
(もう一度帰国し翻訳家を続行しますが)
またまた日本にやって来て、真剣に音楽の道を志すようになります。
そしてついに...
日テレのバラエティ番組『金曜10時!うわさのチャンネル!!』に出演したことで一躍人気者となり、1975年、「インド人演歌歌手」として見事デビュー!
その後シングル4枚、LP2枚をリリースするも、就労ビザの都合で芸能界を引退...
その後チャダさんは、インドを拠点とする貿易会社の社長として日本やアジア各国を飛び回り✈️ 年商10億円超!日本人との商談では「あのチャダさん!?」と驚かれつつ、数年に1度は『あの人は今!?』に登場!
時は流れ...
2008年、、、
「黒人演歌歌手」ジェロの登場がキッカケとなり、再びメディアで取り上げられることとなるのです!
ジェロに触発されたチャダさんは、再び「日本で活動する」事を決意✋
会社は日本人妻に譲って...
「踊るマハチャダ」で再デビュー
(この曲は、映画「スラムドッグ$ミリオネア」の“応援CD”に認定されました)
【そして2013年...】
(自然との共生を誇る)日本のアイヌ文化とインドの芸術がコラボして、インドの主要都市であるコルカタ・ムンバイ・デリーの三都市で「アイヌ古式舞踊」が開催されました。その最終日のニューデリー公演で、ニューデリー在中のインド人演歌歌手チャダさんは歌を披露することに。
会場には400名を超えるインド人&日本人で埋め尽くされ、厳かな雰囲気の中アイヌ古式舞踊の演目からスタート!
(伝統に裏打ちされた荘厳な雰囲気の中、観客は息をのみ舞台を見つめます)
縄文時代から代々受け継がれてきた”自然への尊敬と家族愛”の舞踊をその当時の言葉と踊りのみで忠実に再現!
その後、インドに古くから伝わる舞踊が披露された後割れんばかりの拍手の中、我らがチャダさん登場❗️
自らのヒットナンバー「面影の女」に始まり、
「アイヌの皆様との共演を私の故郷インドでできた事は、本当に感謝の一言です。アイヌ古式舞踊には、インドの古い歌、踊り、言い伝えと相通じるものがあります。今日、見に来てくださったインドのお客様も、そう思われたと思いますよ。私の愛する演歌も含めて、日本の懐の深さに、インド人もビックリですよ!アイヌの皆様は、まさにクール・ジャパンです!」☺️
・・・
現在チャダさんはインドと日本を頻繁に往来し、演歌を通じて両国の友好親善を自らの使命として音楽活動を続けているそうです。
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