自画自賛のおもてなし・・・英語で言うところのHospitalityと比較して | 海外と仕事の感動の館

自画自賛のおもてなし・・・英語で言うところのHospitalityと比較して

最近、ビジネスクラスを乗ることがあった。
バンコク~香港はタイ航空、香港~東京はANA。
バンコク~香港は香港~東京の半分の距離・時間なのに、
なぜかそちらのほうが充実していた。
以前の記事で外国人上司がJALのビジネスクラスに乗って憤慨したということがあったが、
私はタイ航空とANAの両方に同日に乗ったわけだが、
やっぱり日系航空会社はダメだなということを感じた。
JALもANAもダメ。自画自賛するおもてなしは到底海外では受け入れられるレベルものではない。、
正直日本人にとっても今回のタイ航空のような外資系航空会社のビジネスクラスをなんどか体験したら
日系航空会社のサービス、設備、料金、制度から何かにつけてバカバカしくなってくる。
少なくともビジネスクラスでは二度とANA、JALを選択しようと思わない。
実際に日系のサービスの何が問題かと言うと今回の事例では単純なところでも
・Welcomeドリンクがない
・Welcomeおしぼりがない
・布のテーブルクロスが使われずペラペラの紙クロス
・機内サービス、巡回が悪いというか回数自体も少ない
・1人あたりの客室乗務員のアサインが少ない
・搭乗前に無理に名前を暗記しようとしているのか対応が不自然
・決まりきったことを決まりきったようにもてなすだけ
 (いわゆるお客さん個人を尊重した対応が皆無)
・空港サービスが縦割りで何も整理されていない
・出迎える意欲も気力も無い

タイ航空・バンコク出発なら空港の一番手前・ゲート1番でチェックインでき、
専用の入管は直結しており、その後、10mも歩けばただちにラウンジに直結している。
そしてファーストクラスなら車寄せから荷物運び専任が常時待機しているし、
ファースト・ビジネスクラスなら30分~90分程度のマッサージ・スパサービスが受けられる。
TGではたった2時間のビジネスクラスだったが、Welcomeドリンクは何度も来たし要望も聞いてきたし
出発前と後でおしぼりは2度は出た。きれいなテーブルクロスで食事できたし、
2時間とは思えないほど充実した機内食に、それによりも何よりもとにかく気配りがよかった。
なんといっても空港での無料マッサージもよかった。
とても日本の自画自賛のおもてなしでは体験できないことばかりでした。
JALもANAも利権があるのかモノ志向なのかわからんが「一流シェフによる機内食」とか
「一流ブランドのワイン」みたいなところにこだわりすぎて、
お客さん自身に対する対応はスカスカ。サービスは空っぽで悪いし、
いまやネットでも大分批判が増えてきたが日系はフルフラットのシート使ってない。
TGのビジネスクラスならフルフラットに近かったしなんといってもマッサージ機能が座席についてました。
大型画面は正面に埋め込まれていたのでわざわざ座席の肘掛から出したり収納したりなんていう
手間も無かった。日系ではこういうところに投資をしないし興味関心も無い。
それでもって「おもてなしおもてなし」と自画自賛、マスコミこぞって大騒ぎ。
オリンピック前に本当に何とかしたほうがいい。
日本は国民全体で集団じみているところもあるので裏を返せば
日本、日系企業、日本人全体が信用されなくなってきている。
少なくとも航空会社は手遅れのレベル。時は既に遅し。