日本人は何故か一番が好きらしく、みんなが嫌う夏の暑さまで、日本一なら町おこしとなると考えるらしい。熊谷、多治見、四万十、館林等、ちょっとさもしい。

 

 特に舘林はアメダスの設置場所が元々暑いところらしく、「ズル林」と呼ばれていたようで設置場所を移設した。少し前、東京も涼しい北の丸公園にアメダスを移設したが、当然のことだろう。

 

上毛新聞より

どうなる? 「日本一暑いまち」―。気象庁が館林市に設置し、気温などを観測する地域気象観測システム(アメダス)の移設作業が1213の両日行われる。夏場にたびたび全国最高気温を記録する観測地点だが、インターネット上では現在の観測環境に疑問を投げ掛け、“ズル林”と呼ぶ声もあり、移設後の観測値が注目されそうだ。」

 

「現在、アメダスは館林市美園町の館林消防署駐車場にある。近くを国道354号が通り、自動車販売店や集合住宅などが密集する。駐車場も道路もアスファルト舗装で、アメダス自体は芝生上ではなく防草シートの上に設置されている。

 こうした状況に、インターネット上では、「ほかの地点より暑くなりやすい地点にアメダスを置いている」との声もあった。

アメダスを現在地の北西約2キロの富士原町にある県立館林高校グラウンドに移すことになった。複数の候補地から検討し、周辺に人工的な熱源や高い建造物がないことを確認したという。」

 

 「日本一暑いまち」を売り出したい市役所としては、気象庁が余計なことしやがってと怒っているかもしれないが、ズル林の汚名を返上できるほうが館林市民にとってはいいことだろう。

 

 こんなことは別にどうってことないローカルニュースなんだけど、地球温暖化の欺瞞がこれで暴露されたと考えるなら、ローカルといって無視できる中身ではない。

 

その前に地球温暖化を証明する日本の観測地点がいかにデタラメかをあるブログが摘発している。

 

四万十の最高気温“日本一”は抹消すべし、そして多治見も

20130824

気象庁の全国の気象観測所はしっかりとした基準が守られており、正しく気象観測されているやに思われているが、どっこいそうではない。

 真面目な気象学者で東北大学のある名誉教授の方は、目に余る観測所が多くて、いたたまらなくなって自費600万円を投げ打って基準に合うように改善された気象観測所がいくつかあるようだ。

 その基準とは、温度に関しては「人工熱源からは十分に離すこと」「周囲は30平方メートル以上の芝生を敷くこと」となっているとのこと。

 そうした基準が守られていない例として小生が知っているのは岐阜県多治見市である。熊谷市と並んで最高気温日本一の“栄誉”を今まで受けていた。

 その多治見市については、このブログの過去記事の中で紹介したが次のようである。

 

…今は、盆地という地形からそうなると説明されていますが、これは真っ赤な嘘。その昔、ごく普通の気温を記録するだけでしたが、測候所の近くにバイパスができ、アスファルトの照り返しと車の排気ガスが百葉箱に入るようになって、高い気温が記録されるようになったのです。困ったことになったので、測候所の移転話が出たのですが、そんな予算はなく、今日に至っています。これは、単なるヒートアイランド現象なのですが、今では、これぞ地球温暖化だと、うまいこと利用されています。…

 

 さて、四万十はどうか。四万十市土佐にある江川崎地域気象観測所で8月12日に41.0度を観測し、“日本一”の座について一躍有名になったのだが…。

 これについて、物理学者、武田邦彦氏が聞かれた話によると、次のようだ。

 …どうやら(百葉箱の)下に黒いビニールシートを張っていたらしい。また、隣家のクーラーの屋外機が温度計の方向を向いていた。…

 また、ネット情報では次のようだ。

 …(四万十の観測所は)芝生が剥がれているし、直ぐ隣は広大なアスファルトの駐車場である。…これに対して、熊谷市の方たちは「うちはちゃんと芝生が張られている。四万十は基準が守られていないからデータは無効だ。」と怒りの声を上げている。…

 四万十そして多治見も、ともに基準に合わない観測データであるから、これらは公式記録から抹消すべきものだ。そうした例は過去にある。20109月に京都府京田辺市の39.9度。ここは、温度計にツタが絡まっていて風が妨げられ、熱がこもって温度が上がった可能性があるとして、気象庁はこの記録を認めなかったのだ。

 これはずさんな管理からであるが、気象データの公式記録からは、観測装置の設置基準を満たしていないものを削除すべきである。」

(引用終り)

 

 地球が温暖化しているか否かのデータは世界各地の観測ポイントから得ているから、その設置場所はとても重要なはずだ。上記のいい加減観測所は日本だけのことではない。というより意図的に暑くなるように細工している。

 地球は温暖化しているとどうしても嘘をつきたい気象学者たちはこの大事な観測地点の多くを「ズル林」状態において測定し、「ズル林」のデタラメさを指摘されても知らんぷりしている。地球が温暖化していないなんてデータが出ては困るのだ。データを偽造しても地球温暖化に無理やりしたいのだ。

 

あるアメリカ在住の科学者が「科学史上最大のスキャンダル」と題して摘発しています。

「…米国の海洋大気局NOAAは全米各地に気象観測ステーションを設置していますが、市民が調査を行ったところ、大平原や荒野に設置されるはずのステーションがいつの間にか、アスファルトの駐車場やエアコンの排熱口の近くに移動されており、全米ステーションのなんと89%が不適切な場所に置かれていたそうです。」

 

別の摘発の文を見てみよう。

 

「まだ続く地球温暖化の歪曲」 田中宇2015年2月16日より

「地表気温の世界的な変動を研究している世界の3つの公的機関は、米国の海洋大気局NOAAとNASA傘下のゴダード研究所、英国のイーストアングリア大学という米英勢で、いずれも地球温暖化人為説を強く主張している。3機関はいずれも、NOAA傘下のGHCN(Global Historical Climate Network)という気温データベースを、唯一の世界の地表気温の元データとして使っている。

 

 GHCNが収録する気温の測定地点は以前、1万2千地点ほどあったが、温暖化問題が騒がれ出した1990年ごろを境に、6千地点以下に半減した。残った地点の多くは都市の周辺にあり、ヒートアイランド現象など温室効果ガス以外の要因で気温が上昇傾向にある地点が多い。

 

温室効果ガスによる人為説を検証するには、都市化していない田舎の観測地点が多いほど良いが、GHCNのデータベースからは、まさに温室効果ガスが問題にされ出した時に、田舎の観測地点がたくさん削除された。

田舎の観測地点の喪失を埋めるため、気温が田舎より最大で2度C高い都市周辺の観測データを田舎にも適用する手法がとられた。この操作(歪曲)を考慮するだけで、温室効果ガスの影響を全く考えなくても、1990年以来の世界の平均気温の測定値の上昇を説明できてしまう。

 

 さらに、都市周辺の観測点が増えたことによるデータの偏向を修正するためと称して、生データに調整を加えることが行われた。気温が高めに測定される都市周辺のデータばかりが残ったのだから、調整は本来、最近の温度を低めにする方向で行われるべきだが、実際の調整は正反対で、昔の気温データを低めにして、最近の気温を高めにする方向、つまり気温が右肩上がりで上昇するグラフを描くのに好都合な方向で行われた。気温が高めに測定される都市周辺の測定地ばかり残し、それを修正すると称して、やるべき方向と逆の、最近の温暖化を捏造する方向の調整を行った。気温のグラフが右肩上がりになり、05年、10年、14年と、何度も平均気温の最高値が更新されるのは当然だった。」

 

 地球温暖化証明の大元のデータがこんないい加減なものなのである。

 

先に引用したアメリカ在住の科学者が続けて言う。

「NOAAもNASAも源データの公開を一切拒否しています。もはや個人レベルの捏造ではなく、研究機関・業界がグルになって不正を働いているとしか思えません。」

 

 日本の気象庁は真面目だから、東京や館林、多治見など不適切な観測地点が今後別のところでも見つかれば移設するなりして修正していくだろう。

 

 しかし、IPCCは絶対修正などしないだろう。地球温暖化詐欺がばれてしまうからである。嘘の上に成り立つ地球温暖化。それにより世界は全く無駄な行為と金を費消させられている。これは犯罪ではないのか。

 

まず一番の犯人は気象学者だ。彼らは金に目がくらんで、真実を追求しようとしない。トンデモナイ奴らなのである。

 

 そういう点でトランプ大統領がパリ協定を離脱したのは素晴らしい決定だというのである。