「クマのプーさん」約80年ぶりに続編
2009年1月15日
【ロンドン=土佐茂生】森で暮らす、はちみつが大好きなクマと少年の触れ合いを描き、世界中で親しまれる絵本「クマのプーさん」の正式な続編が今年10月、約80年ぶりに出版されることになった。発売する英米の出版社が発表した。
ロイター通信などによると、続編の題名は「リターン・トゥ・ハンドレッド・エーカー・ウッド」。物語は、プーさんの音声CD版などの制作にかかわったデービッド・ベネディクトゥス氏、挿絵はマーク・バージェス氏が担当するという。トラのティガーやロバのイーヨーも登場し、計10話に150の挿絵が盛り込まれる予定だ。
原作者側の代表者は「長年、いつか原作の輝きをそのまま引き継いだ続編を世に出したいと思っていた。ベネディクトゥス、バージェス両氏の続編は、原作の精神と質を保ったものになると信じている」と話している。
プーさんは、ディズニーのキャラクターとして有名だが、本来は英国の作家A・A・ミルン(1882~1956)が息子のために書いた童話に、E・H・シェパード(1879~1976)の挿絵をのせた『クマのプーさん』(1926年)と『プー横丁にたった家』(28年)の2冊だけが原作。日本では故・石井桃子さんの訳で出版されている。
何が驚きって、原作が今まで二冊しか出ていなかったとは。
ちなみに「下半身常に露出してる上に、常に蜜壷に手を突っ込んで抜けなくなってる頭の弱い熊さん」なんて言って、からかって遊んでいたら最近似ていると言われてしまいました。
天罰でしょうか。
うーむ。
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