天気がよかったので、公園に行ってみた。
子供たちがお年玉をいくらもらっただの、話をしているのを聞いて、昔のことを思い出した。
小さい頃、おじさんがお年玉をくれたのだけれど、いつもそれがちょっとしたゲームになっていた。
最初は確かアミダクジで、100円から10000円までのいくつかの選択肢がある形だったのだけれども、それが段々エスカレートしていって、高校生くらいの時には相当過激なゲームになっていた。
ゲームに負けた従兄弟は、今でも姿を見かけない。40億もの負債を抱えてしまっては仕方ないのかもしれないけれど、どうしているのかな。
元気だったら良いのだけれど。
私自身は妹のようにマンションもらったりもしなかった代わりに、従兄弟のように表に出られなくなることもなかったのだから、まだましなのかもしれない。
そういえば世界が時々おかしくなるようになったのは、あの賭けに負けてからだったっけ。
まあ、大した問題じゃないから良いのだけれど、一つだけ気になるのは、あのおじさん誰だったんだろう。
お年玉殺人事件 (現代ミステリー短編集)/都筑 道夫
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