好きなこと。これからのこと。 | 中国茶のある暮らし茶杯の底から空を見上げる

中国茶のある暮らし茶杯の底から空を見上げる

美味しいが1番!をモットーに、京王線上北沢で中国茶教室を主宰しています。雲華ungeと申します。お茶のこと、大好きな天津市のこと、家のこと、少しベトナムのことなど書いています。

中国茶の入り口は人によって様々だと思いますが、私の場合はぼんやり記憶に残っていた映画で見た美しい風景でした。

 

映画が大好きで、独身時代には映画館にもたくさん通っていました。中国が舞台のものも結構観ていましたが、2007年に中国に住むことになるまで何の予備知識もなかったので、時代背景がぼんやりとしかわからず、中国の美しいイメージだけが残っていたというわけです。好きな感じだなあと思っていました。

好きだけどお近づきになるきっかけがなかった、遠くて近い国。日本とも、日本に情報が溢れていて知った気になるアメリカや私のもう一つの故郷のドイツとも、オリーブ少女が大好きなフランスとも違う、実は当時私にとって一番未知であったかもしれない世界。

 

実際に行ってみていよいよ衝撃的に好きだと感じて、暮らしてみてもう無しではいられなくなった中国の美しい風景。中国茶を通してご紹介してゆきたい。

 

写真はまだ天津の広東路の布市場が存在していたときに、その二階でシルク生地を掘り出し、一階で高級麻布を奮発して、同じく一階に蜂の巣のように並ぶ仕立て屋さんの工房で袋にしてもらったもの。それに日本で探したフランスのビンテージのベルベットリボンとタッセルを加えて仕上げたものです。リボンがビンテージなので数量少なく、布とリボンで数パターン作りました。

いまはまだ行けない中国。それでもできる範囲でそろそろ本気で少しずつ静かに爆発させてゆきたいと思います。

 

お教室も来年10周年を迎えることですし、本格的に爆発させてゆきたいと思います。

せっかく自分で選んだ道。勇気を持って、もっともっとこれまで以上に「好き」をたくさん詰め込んでもいいよね、と思えてきたところです。

 

やすだしげこ

イラスト:やすだしげこ